広島らしいホルモン焼きの店は強烈な個性
かって市内昭和町に赤ちょうちんというホルモン専門店があった。
ホルモン焼きと言っても七輪で煙を上げながら焼くタイプではなく、全部まとめて鉄板で焼くスタイル。
(調べてみると赤ちょうちんを掲げる店は5,6軒ある様子)
タンとか一部を除いては塩焼き無しで、注文したもの全部を鉄板でまとめて炒め、仕上げに長ネギを投入
して自家製のニンニク味噌ダレを軽く絡めてお好み焼のように目の前の鉄板で引き続き焼きながら食べる
というもの。
20歳代の頃は毎週末通うほどだったが、広島を離れた間に店主の高齢化とかで随分前に閉じたようである。
あのスタイル、あの味付けの店はもう無いと思っていたが偶然に当店の情報を見つけて飛び込んでみた。
かっての広島証券取引所があった裏手になるのだが、広島在住時代の後半は近所に住んでいながら
全く見落としていた。
弥生町通りから京橋川寄りのエリアはかっての赤線の名残があるところで、現在も個室宿泊所や個室浴場
などご多分にもれず点在しているし、映画仁義なく戦いの実話の一部もこの辺りで起こっていたはずで
圧倒的に焼肉、ホルモン系の店が多い、何とも妖しく濃い~エリアなのである。
入口からして「Theホルモン」というような迫力ある外観で、こういうのれんと赤提灯は間違いないはず。
(何とceciloさんがアップしているとは!)
使い込まれた鉄板は経年か熱のせいか、真ん中が馬の背のように大きく反り返り、隣りのエイリアンの
産卵管のような大きな排煙管も強烈なインパクトを与えている。
豪快な大将に聞いてみると件の赤ちょうちんとは無関係で53年の歴史があるそう。
品書きは広島らしい表現が多い。
アブラ(小腸)、ホルモン、センマイ、ハチノス、ビチカブ(ギアラ)、ヤサキ(ハツ)、白肉(ミノ)、
キモ(レバ)、牛ロース、豚ロース、カルビ、骨付カルビ、コウネ(首から肩の部位)、豚足、耳など。
食事にしたければこれにホルモン汁(400)、コウネ丼(600)を加える。
好みでホルモンを炒めるときに追加の野菜・ニンニク・キムチ(各200)を入れるのだが、圧倒的に野菜と
ニンニクを頼む客が多い。ここのニンニクは小粒なものなのだが、ラーメン二郎もびっくりのほとんど
丸のままのものを大将が一掴みして放り込んでいる。
奥には6名用くらいの小上がりがあり、そこの客用には直径50cmはありそうな鉄鍋餃子用鍋にこちらで
まとめて炒めてから運ぶようだが、この大鍋は何人分を想定して作ったものだろう。
ビチカブ(ギアラ)とホルモンを頼みながらキムチをビールでいただく。
かっての赤ちょうちん同様、広島のこの手の店は調理時間が短く、ものの1分程度で出来上がるのだが
目の前の鉄板に広げられるホルモンを見ていると鮮度や質は申し分ない。
現時点ではレバ刺もセンマイ刺も止めたようだが、長い歴史でしっかりした仕入れルートを持っているに
違いない刺身類はさぞウマかったに違いない。
焼きの仕上げに醤油ダレみたいなものを少量垂らすようだが、かって知る赤ちょうちんのように辛味噌で
全て味付けするのではなく、手元の辛味噌に少し付けて食すようだ。
この自家製の辛味噌に微妙な酸味加減があり、つい箸が、いや酒がススム味である。
目の前ではコウネ単品炒めやコウネ丼の注文が集中していて、隣りの常連氏が頼むコウネ丼(特注の
大盛)のビジュアルに惹かれて、こちらもコウネ丼をライス半分程度で注文。
コウネとは広島で広く食べられているのだが、胸よりの首の周りの肉(人でいうと喉仏の下から半周)を
指し、割と希少部位扱いされており小量しか出回らないようだ。
脂分が控えめで少しカタメの歯ごたえのある薄切り肉を3枚広げ、長ネギを加え例の醤油ダレのような
もので仕上げて丼へ。そこに半熟目玉焼きをのせてから更に醤油ダレを回し掛ける。
すき焼き丼を鉄板バージョンで作ったような印象で、目玉焼きとの味のバランスが良い。
他県には無い珍しいホルモン焼き文化の名残を味わえる店なので興味があればトライもよいかと。
お好み焼同様に油煙で服が燻されるので、次回はもう少しラフな服装で。
점포명 |
Toneya
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장르 | 호르몬(내장)、야키니쿠 |
예약・문의하기 |
082-245-1924 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
4名以上 |
주소 |
広島県広島市中区銀山町15-1 |
교통수단 |
銀山町電停から徒歩5分 가나야마초 역에서 287 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥3,000~¥3,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
31 Seats ( カウンター13席、座敷18席) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음,좌식 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
2023年末から2024年初旬あたりにオヤジさんが亡くなり店を閉じていたそうだが再開しているとの情報。
行かねば!
(2023.2.12)
コウネ可愛いよコウネ。#コウネは俺の嫁。コウネ大好きだ!©️さとし
鉄板焼き文化の広島でお好み焼きもいいけれど、ホルモン焼きも食(くら)うならここ利根屋は外せない。
かつて昭和町にあった赤ちょうちんの流れを引く博高もあるが、ココは独自路線で親父さんがここまで引っ張ってきた。
広島でしか味わえないと言っても過言ではないコウネは塩でサッと焼くのが基本。
コウネは広島での呼び名で肩バラ肉にあたるそう。サシのない赤身とクドくない脂身のバランスが良いので塩胡椒が合う。
他のホルモンと一緒に炒めるのもいいが、単品でネギと焼いてもらおう。
少し醤油ダレを絡めて丼に仕上げたコウネ丼も〆に良し。
いつものように各種ホルモンをミックスしてサッと焼いてもらいビールで流す。
変わらない質と味を満喫。
親父さんも腰が痛そうだが客席への目配りは怠りなくテキパキと指示する様は変わらず。