複雑な味わいのするホルモン焼きそば？ : Tekka

同店『鉄華』さんのホルモン焼きそばで広島市となると、以前レビューした『ホルモン焼きうどん 一力』さんの『うどん』はありましたが、焼きそばとなるとお好み焼き屋さんのメニューに無い方が珍しく、後はホルモンだけですからね。

昔とは違い、ホルモンとはいえ色んな保存方法があるんだろうけど、やはりメニューに載せてる以上、下手な物は出せないはずだから、それだけ売れて回転率がいいんでしょうし、質のいいブツを入れてくれる業者さんとの付き合いもあるんでしょうね？

しかも、なんたって広島には福島町という一大ホルモン産地がありますから（この辺りのことは、いずれレビューしようと思ってます）

そんな同店『鉄華』さん、場所は本川町、電停がある相生通りと平行に走る一本北側にあり、そんな街中ですから専用Ｐはありません。

ワタシが着いたのは、11時半オープンの４〜５分前、もしそうなったら予め近くの『寿楽亭』さんで中華そば食べようと思ってたものの、向かうと10時開店で１時間半しか経ってないはずなのに、すでに売り切れの貼り紙が！？

そんなに人気のお店なんでしょうか？

それとも、ただのコロナ云々の関係か定かではありませんが、仕方なく踵を返すと、すでに11時半になってるのに『準備中』の看板が。

〝まだかなあ？〟

生来イラチなワタシだし、それ以上にコインＰの時間が気になるセコビッチなんですよね。

で、やっと35分頃、女性従業員さんが玄関口に出てきたものの、『準備中』の看板を『営業中』に裏返すわけでもなく、ただ換気のために開けただけ？

〝まだかなまだかなあ、学研の、おばちゃんまだかなあ？〟

じゃないけど、仕方ないんで、そうして子供っぽく店内を覗きこんでると、

「ああっ、はい、どうぞ」

と、そんなワタシが目に入らないわけはないんで、女性従業員さんもしょうがなく招き入れてくれました。

急かして申し訳ないけど、ただ、先のコインＰだけでなく、皆さん諸事情はあるんで、ちゃんと営業時間は守ってほしいもんです。

とはいえ、それも仕方ないのかもしれません、おそらく昼時のメインの来客は近所のサラリーマンでしょうから、正午を過ぎないと伽藍堂でしょうからね？

実際、後客は来られませんでしたが、かつて前の一方通行の道を通ったときは正午過ぎで結構入ってましたしね。

要は、11時半〜正午はアイドリング・タイムなんでしょう。

『ホルモン焼そば 800円』

といっても、鉄板も温まってなかったのか、ジュージュー焼ける音が聞こえてくるまで３〜４分は掛かりました。

さりながら10分以内にはなんとか提供され、食べる時間など鑑みると前述の懸念材料、コインＰは間に合いそう。

〝うむ、味は焼きそばらしいけどな〟

卓上にカープソースがあったんで味は特有のサッパリ感と僅かばかりの辛味があって美味いんだけど、ちょっぴり油っぽいのが玉に瑕かな？

って言うか、ホルモンからも油が出るだろうから、それもプラスされたのは否めません。

とはいえ、ホルモンに焼き過ぎた感はなく、逆に大丈夫かと疑っちゃうほどレアなのが、プロたる所以でしょう。

紫蘇も入ってて爽やかさも演出してるものの、ネギが削ぎ切りで、歳のせいか歯の隙間に挟まりに挟まり、食後は往生しました。

あと、少しだけ味噌っぽい甘ったるさがありながらも、辛味もソース以外の唐辛子っぽい痛みもあるのが気になるようでならないようで？

って、複雑な味がするのは、それだけ手が込んでる証拠なのかもしれませんしね。

それにしても量も少なめだし、値段やその他諸々を考慮すると、上から目線ながら、以下の評価が妥当でしょう。

しかしまあ、本来のお好み焼きだと、他のレビュアーさんの評価が高いですから、未食ながら今回よりは良かったかもしれませんけど。


● 個人的 食べログ 評価点・・・3.1