【再訪】明るいおばちゃんが切り盛りする日本酒居酒屋 : Kirinoki

半年ぶりの呉。
呉に来てこちらは外しずらい(^-^;

というわけでこの日3軒目は、まさかのYKさまと
二人で伺うという幸運。

おばちゃんが覚えてくれてなかったのと、もう一人の
おばちゃんが居られなかったのが、ちょっと寂しかった
ですがｗ、今回も楽しくお酒いただきました。

(2015.03)　－－－－－－－－－－－－－－－－－
土曜日の19時過ぎに一人でうかがいました。

前回伺ってからもう3年も経ってしまったとは思えない、
なんだか家に帰ったようなアットホームな感じです。

広島酒飲みレビューアの雄、YKさんのレビューに誘われ
この日のお目当てはおでん。大根、タマゴ、厚揚げを
いただきましたが、鰹出汁がよくしみていて、作り手の
おばちゃんのような優しい味。
その後は隣のお客さんが頼んで美味しそうだった牡蠣。
シーズンの終わりを惜しみつつ、丸々太ったぷりぷりの
牡蠣を堪能しました。

お酒と料理とおばちゃんやお客さんとのおしゃべり、
すべてが魅力的で愛おしくなってしまう店です。

おばちゃんに恋しそう(^-^;

(2012.10)　ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日曜日に市内に出る用事があったので、ちょっと足を伸ばして呉に行ってみました。

あっ、小春橋田野さん、暖簾がでてる・・・
でも、今日は早めにアンカーさんにも寄りたいので、我慢してスルー。新規開拓でこちらのお店です。

18時過ぎ、ちょっと中を覗くと、カウンタのおばちゃんが、満面の笑みでお出迎えです。
どうやら自分が口切。あっという間におばちゃんペースでカウンターへ。
でも、決して強引というのではなく、こちらも楽に身を任せられるような、安心な感じです。

壁には一面日本酒の写真。全国のお酒がありますね。有名、無名取り混ぜてかなりの数ですが
いずれも1合、700円。
お得なのと、そうでもないのがあるけど、面倒だからそうしている、とあっけらかんとしたものです（＾＾）

早速でてきたお通しは、卯の花と明太子。好みです。
折角なので、お酒は県外の静岡からお気に入りの磯自慢。
純米が無かったので、ちょっと迷ったものの「でも美味しいよ」というおばちゃんに従ってみました。
本醸造らしいちょっとオイリーで滑らかな舌触り。確かに悪くないと思いますが、やっぱり純米のほうが
性に合うことを改めて確認。

アテにはじゃこ天と鮎の塩焼きをいただきました。鮎は県内の江の川の落ち鮎です。
「蓼酢要る？」とあえて聞かれたので、何かと思ったら「外に蓼がいっぱいあるんよ」ということで
蓼の葉を取りにいかれました。寡聞にして蓼の葉を見るのは初めてです。一枚いただいた生の葉を
食べてみると、辛子のようなピリッとしたクリアな辛さ。
まったく青臭さ、草っぽさがなく、口当たりもゴワゴワした感じがない。かなり美味しい香草です。
鮎は白子がたっぷり詰まった雄でした。ほぼ同時に頼まれた隣りのお客様の鮎は卵が詰まった
雌だったので、お互いちょっとづつ交換して両方いただくことができました。
酢がよく効いた出来立ての蓼酢でいただく天然鮎は、一味違いますね（＾＾）

その後、初めていただく新潟の鶴の友　純米、締めにもう一度静岡の臥龍梅をいただき満足。

地元のお客様たちと他愛もない会話して、地モノのアテでゆったりいただくお酒は、街場の酒場ならではの愉しみ。
おばちゃんと、ご主人の人柄故か、客筋も良さそうなので、特に独呑み派の貴兄にオススメです。