점포명 |
Kashi Kou Bou An
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장르 | 케이크 |
예약・문의하기 |
011-763-2300 |
예약 가능 여부 | |
주소 |
北海道札幌市北区新琴似11条9丁目3-2 |
교통수단 |
신코토니 역에서 1,216 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
QR코드 결제 불가 |
개별룸 |
불가 |
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금연・흡연 |
− |
주차장 |
가능 |
이럴 때 추천 |
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홈페이지 |
私とこのお店の出会いには、まるで奇跡のようなエピソードがあります。
以来、このお店は私と母にとって大恩人とも言える存在なのですが、
それについて書くと小論文レベルの字数になってしまいそうなのでここでは割愛するとして、
純粋に味についてレビューさせていただくと、星10個あっても足りません。
仕方ないので星5個で妥協させていただきますが、とにかく私の中で至高のお店です。
営業日が少ないのには理由があり、それは女性のオーナーシェフがアシスタントも雇わず
たった一人で全てを仕込まれているため、一週間のうち半分を定休日にあて、
通販用のお菓子を日々オーブンで焼いているそうです。
自分も含め、北海道外の遠方のファンが非常に多いようですね。
シェフが過労死してしまわないかと、時々心配になります。。
こちらのシェフの素晴らしいところは、かなりの腕前をお持ちにもかかわらず
あくまで街の洋菓子屋さんとしてのスタンスで、お客さんの喜ぶ顔のためだけに
一切妥協せずにお菓子を作り続けているところにあるかと思います。
その気概がお菓子たちにもしっかりと表れており、特にダマンド系タルトなどは
職人的な仕上がりで、一口食べるごとに「いい仕事をされているなぁ」としみじみ感心してしまうほどです。
そうした製菓技術の土台がしっかりされた上で、
さらに素材を活かすのが本当に巧みなシェフなので、あんの焼菓子系は香り高いのが特長です。
季節ごとの果物を使ったスイーツが特に絶品で、通販では発送できないものもかなりあるので
札幌在住の方が心底羨ましいです。。
こちらのお店の看板商品は、道産素材にこだわって作られた「くまさんフィナンシェ」。
全日空の国際線ビジネスクラスのデザートとして提供されたこともあるそうで、
包装紙を開けると、道産はちみつの香ばしさがフワリと漂いウットリします。
焦げるギリギリまで焼くことで香りを引き出しているとのことで、一般のお店のフィナンシェとは
一線を画した別次元の味わいです。全日空が高く評価したのも頷けます。
今回札幌旅では、通販では食べられないものをメインにテイクアウトしていただきました。
「おめかしエスカルゴ」
あんの定番ロールケーキ「エスカルゴ」をカットしたものにイチゴと生クリームでデコレートしてあります。
あんのロールケーキはスポンジ生地が独特で、まさにここでしか食べられない味。
しっとりとしつつもモチモチした弾力があって、中に巻いてある生クリームは甘さ控えめ。
余分な香料が入っていないため、純粋に生クリームの質の良さを味わうことができます。
ケーキの表面には旬のイチゴとホワイトチョコの飾りがトッピングされていて、全体の味のアクセントになっています。
「春色マカロン」
個人的にここのマカロンは世界一美味しいと思います。
一般的なマカロンは麩菓子を薄くしたような繊細な生地でクリームをサンドしていますが、
あんのマカロンは厚みがあり、ローマジパンを多めに使っているのか、不思議な弾力性があります。
この春色マカロンは、ストロベリー生クリームがサンドされたマカロンにストロベリーチョコがかかっており、一口かじると、モチモチとしたメレンゲの食感と、香り高いストロベリー生クリームと、ストロベリーチョコレートのまろやかな味わいが三位一体で口の中に広がり、とても幸せな気持ちになれます。
「コンベルサシオン」
春限定の焼き菓子で、私はあんのスイーツではこれが一番のお気に入り。
あんシェフお得意のパイ生地の中には洋ナシがゴロゴロと入っており、さらに
ダマンド生地と表面のグラスロワイヤルのサクサクした食感の組み合わせが素晴らしい逸品です。
「プチキッシュ」
私がこのお店を知るきっかけになったのは、このキッシュのネット画像でした。
キッシュというのは写真ではあまりその美味しさが伝わりにくいと思うのですが、
こちらのキッシュは、パソコン画面越しになぜだか無性に美味しそうに見えて、
昨年の札幌旅行時に初めてお店に行って食べた時の感動は忘れられません。
今回は、札幌出発前に電話で予約をしておいたのですが、
「少し季節が早いのですが、わざわざ東京からいらっしゃるのでアスパラを使いました」とシェフ。
もう、、、、、こういうお心遣いに痺れます。惚れます。。
職人的な腕前と、きめ細かなサービス精神の両方を併せ持つシェフというのはなかなかお目にかかれません。
基本的にフランス菓子をメインとしたお店なので、
かなり甘さがキツイのではないかと思いきや、材料にこだわっているせいか品の良い甘さなので
全くクドクなくすっと口の中に入っていきます。
女性パティシエのスイーツは優しい味のものが多い印象ですが、あんのシェフも女性ならではの
心遣い、気遣いが端々に感じられ、本当にお客さんのことを考えたお菓子作りをされているのが分かります。
お菓子を購入すると一緒に入っている、シェフのお母様による手書きの「あんNews」に心がほっこり。
親子二人三脚で頑張っていらっしゃるのが本当に微笑ましく、応援したくなりますね。
札幌に来ると、必ず寄るお店…というよりも、
このお店に行きたいがために札幌に行く、というくらいのお気に入りです。
今回も、絶品スイーツとキッシュを本当にごちそうさまでした!