공식 정보
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점포명 |
Sobadokoro Maruminami
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장르 | 소바、덮밥 |
예약・문의하기 |
0138-22-0287 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
北海道函館市若松町19-5 |
교통수단 |
JR函館駅より徒歩3分 하코다테 역앞 역에서 123 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥1,000~¥1,999 ~¥999 |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999~¥999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 가능 (교통계 전자 화폐 (Suica 등)、iD、QUICPay) QR코드 결제 가능 (PayPay、d바라이、라쿠텐 페이、au PAY) |
영수증 |
적격 청구서(인보이스) 대응 영수증 발행이 가능합니다. 등록번호T9440002004624 *최신 등록 현황은 국세청 인보이스 제도 적격 청구서 발행 사업자 공시 사이트를 확인하거나 음식점에 문의해 주시기 바랍니다. |
좌석 수 |
25 Seats ( カウンター7席、テーブル14席、小上がり4名程度対応) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인 이하 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 店に向かって右手、道路側の2台分です。満車の場合は店内にお声がけください。 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,좌식 있음,일식 난방(코타츠; 마루청을 뜯어 그 위에 설치한 열원을 갖춘 밥상)있음.,무료 Wi-Fi있음,휠체어 입점 가능 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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요리 |
영어 메뉴 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
숨겨진 레스토랑 |
서비스 |
테이크아웃 가능 |
아이동반 |
어린이 가능(유아 이상 가능,미취학 아동 이상 가능,초등학생 이상 가능),어린이 메뉴 있음,유모차 입점 가능
お子さまランチ 700円(昼も夜も注文可) |
가게 홍보 |
【函館駅前】創業1890年の老舗蕎麦屋。酒肴セット1800円。日替わりランチセットもお得。
創業明治23(1890)年。江戸文化の流れを汲む老舗蕎麦屋。函館駅前キラリス裏手。店の隣に専用駐車場2台あり。 |
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普段は、ラーメンの感想しか書いてませんが、
たまに【北海道百年食堂シリーズ】を食レポします♬
道内で百年以上続くお店の訪問録です。
百年食堂の第9弾は函館にある「そば処 まるみなみ」。
創業は、明治24年(1891年)※。
今年でちょうど創業130年となります。
※明治23年(1890年)説もあります。
道内の蕎麦店としては、釧路の「東家」、札幌の「まるき」に次ぐ三番目、函館の飲食店では「五島軒」に次ぐ歴史を誇ります。
道内で最も古い蕎麦店「東家」の二代目店主、伊藤竹次郎氏が修業を積んだお店としても有名ですね。
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◎歴史の街・函館で食べる普段使いの町そば
2021年秋、新型コロナに伴う緊急事態宣言がようやく解除され、待ちに待った一年ぶりの函館出張。
歴史の街・函館は、魅力的なお店がいっぱいで、行きたい店がたくさんあります。
更に、ひょんなことから、母方の先祖が道南出身だということが判明し、益々、函館という街に興味が湧いてきます。
さて、そんな函館に現存する蕎麦店の中で、最も古い歴史を誇るのが「そば処 まるみなみ(丸南本店)」さん。
本日の昼食を食べに、老舗に立ち寄ります。
お店は
函館駅前の大門商店街にあります。
駐車場は
お店の並びにある「パラカ」が提携駐車場。
60分200円。お店からは割引券が100円分もらえます。
13時半過ぎ、「生蕎麦」と書かれた木製の看板を見上げながら入店。
14時のラストオーダーに間に合いました。
改めてメニューを拝見すると、
昔ながらの定番から創作料理まで、老舗店ながら、幅広い品揃え。
注目は「酒肴セット」。
お酒につまみが付いた「そば前」専用のセットメニューです。
車で来ている上、この後仕事なので、これは次回の夜にでも。
本日は、「二枚せいろ」920円をいただきます。こちらのお店に代々伝わる「かしわぬき」が付いてきます。
「二枚せいろ」は、「もり」と「ざる」、
「かしわぬき」は、かしわそばから蕎麦を抜いた、鶏肉とネギを楽しむ汁物です。
実は「かしわぬき」が釧路の名物だったとは最近知った話です。
注文から7〜8分で、せいろ2枚とぬきがやって来ます。
では、薬味のネギを少しだけそば汁に入れて
改めて、いただきます♪
まずは「ざる」。
わさびを蕎麦につけ、チョンとそば汁につけ、海苔と一緒に一気に啜ります。
ズルズルズル。
うん。
ちょっと噛んで飲み込むと、そばの甘味を感じますね。
こちらの蕎麦粉は、空知の北竜町産。
石臼で挽いた新蕎麦とのこと。
二八の並そばだと思います。
そば汁は、濃いめながらも柔らかい口あたり。
鰹の風味を感じる穏やかな味わいです。
続いて「かしわぬき」をいただきます。
おぉ、旨いなあw
汁だけの「ぬき」を食べるのは初めてですが、出汁の旨さがスーっと胃に染み渡っていくよう。
鶏肉のかしわには脂がのっていて、箸が進みます♪
あっという間に「ざる」完食。
続いて下の段の「もり」を啜ります。
「ざる」と「もり」、違いは海苔の有無ですが、これは明治40年くらいに、海苔をかけて高級感を出そうとした「もりそば」が「ざるそば」となったと聞いたことがあります。
それにしても、そば二枚となると、なかなか量もボリュームがありますね。
^^;
そばを食べ終わると、
食後はそば湯を楽しみます。
二枚のそばで膨らんだお腹を、
少しサラっとしたそば湯で整えます。
最後は香ばしいそば茶でフィニッシュです。
函館市内で二番目に古いお店ながら、老舗感はあまり感じない、味も雰囲気も、日常に溶け込んだ印象のお店です。
気軽に立ち寄って、パッと喰ってパッと帰る、そうした町のそば屋の風景が、130年もの間、続いているのかもしれませんね。
ごちそうさまでした。
(2021年11月10日訪問)
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<追記>
北海道の「そば(そば切り)」の歴史は、
江戸時代後期、松前藩のあった松前、鰊漁で栄えた江差、海産物交易の集積地として栄えた函館、
この3つの町を中心とした道南に始まるようです。
函館(箱館)における蕎麦屋の元祖は、江戸時代後期の石川清吉であったと言われています。
初代清吉が亡くなったのが、安政3年(1856年)。
その後、その店の暖簾は、二代目、三代目へと引き継がれたという逸話が残っています。
歴史の浅い北海道でも、本州同様、江戸時代から、ちゃんと蕎麦屋があった訳です。
この安政3年の前年の安政2年(1855年)、
日米和親条約によって、箱館が開港します。
この年、蝦夷地が幕府の直轄地となり、多くの役人や商人が箱館にやって来ました。
人が増えると、もちろん食べ物屋も増えたと思われ、蕎麦の食文化もしっかり函館に根付いていったのではないでしょうか。
明治10年の函館新聞によると、当時の函館には、蕎麦屋と称する店がなんと59軒もあったとされています。
さて、今回訪問した「まるみなみ」丸南本店。
前述の通り、現存する蕎麦店としては、函館で最も古いお店となります。
初代の大山マキさんは、武家の娘として明治元年に東京・麹町で生まれたそうですが、明治維新の激動で生家は次第に没落。両親を早くに亡くし、その後、蕎麦職人の柘植春吉氏と結婚します。
2人は神田錦町で蕎麦屋を営むもののうまくいかず、知人であった函館の侠客・柳川熊吉氏を頼って函館にやって来ます。
その熊吉親分の世話で、明治24年(1891年)、
マル南の屋号紋を付けた蕎麦屋を開店。
これが丸南の始まりとなります。
明治34年(1901年)に夫・春吉氏を病気で失ったマキさんですが、蕎麦屋を続け、店は繁盛していきます。
「東家」の創業者、伊藤文平氏と息子の竹次郎氏が、
小樽から函館にやって来たのが、この翌年の明治35年(1902年)。
竹次郎氏は、この「マル南そば店」に奉公しています。
ここで、函館の「丸南」と釧路に拠点を構える「東家」の歴史が交りました。
北海道を代表する二つの老舗蕎麦店の意外な関係が分かりました。
なお、竹次郎氏は、同じくこの「マル南」に奉公していた新潟県出身の佐藤リツさんと結婚。
このリツさんの弟、佐藤孫次郎氏が、札幌の「東家本店」の系譜に繋がっていきます。
※釧路の「竹老園 東家総本店」、札幌の「東家本店」については、過去ログに記載しています。
竹老園 ▼
https://tabelog.com/rvwr/011304879/rvwdtl/B434331373/
東家本店 ▼
https://tabelog.com/rvwr/011304879/rvwdtl/B441715811/
北海道の蕎麦の歴史を手繰っていくと、意外な発見がありますね。
なかなか興味深い話が溢れています。面白い♬
本やネットで見つけた文字の情報ですが、
実際に体験し、味わうことで、より深く理解する事ができるものだと、つくづく思います。
さて、2021年の投稿はこれにて終了。
2022年も少しずつですが、北海道で百年以上続くお店の歴史を手繰っていきたいと思います
m(_ _)m
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