공식 정보
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- 예산：
-
- 가격대：
- 화요일
레스토랑 정보
세부
| 점포명 |
Boru kano Himeji Miyuki Tori Ten
|
|---|---|
| 종류 | 이탈리안 |
| 예약・문의하기 |
079-288-2849 |
| 예약 가능 여부 |
예약 가능 |
| 주소 |
兵庫県姫路市亀井町40 えむはうす 2F |
| 교통수단 |
JR姫路駅東口から北へ。徒歩3分 산요히메지 역에서 303 미터 |
| 영업시간 |
|
| 가격대 |
￥2,000～￥2,999 ￥1,000～￥1,999 |
| 가격대（리뷰 집계） |
￥1,000～￥1,999￥1,000～￥1,999
|
| 지불 방법 |
카드 가능 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） 전자 화폐 불가 |
좌석 / 설비
| 좌석 수 |
50 Seats |
|---|---|
| 개별룸 |
불가 (없음) |
| 카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 (있음) |
| 금연・흡연 |
완전 금연 |
| 주차장 |
불가 (없음) |
메뉴
| 음료 |
외인이 있음 |
|---|
특징 - 관련 정보
| 이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
|---|---|
| 서비스 |
테이크아웃 가능 |
| 아이동반 |
어린이 가능 |
| 비고 |
宴会や貸切は2日前までに要予約 |
【 平成28年4月/再訪録追記 】
前回、独りでも入り易いお店だったとの記憶から再利用させていただくことに。
BGMはあちら風のアコーディオン・インストゥルメンタル。近所で働いているのだろうか、「三名で予約してたんですけど、五名になってしまって !」の掛け声とともに女の子チームが来店。まずは一番向こうに着いたはっきり眉毛の女の子に恋をすることにした。
早速注文を済ませると、畳み掛けるように女の子チームからも「決まった(関西弁で、きぃ～まった)」と。
やはり彼女が一番可愛い
“懐かしのナポリタン温玉のせ/Aセット” @1,280也
サラダ・スープ・パン・シャーベット・ドリンク付き
まずサラダ、次にスープが供された。続いてガーリックライスとスパゲッティの皿が。その視覚情報に基づき、私のロボットアームが自動的にテーブル備え付けのオリーヴオイルのボトルをピックアップし、パンにまわした。
モンテローザの頂点には、やや冷えた温泉たまご。
屋号の“ボルケーノ”に、明らかに矛盾していた。目新しい具としては、ほうれん草としめじであろうか。ソテー感はないが、特別奇を衒ったものでもなく、極く極くオーソドックスでふつうに美味しい。前回スパゲッティの質がもうちょっと良ければと記してしまったが、私の知るスパゲッティ屋さんでも、価格を守りつつ利益率改善を図る為に麺のコストダウンに踏み切ったことなどを鑑みると、相対的に自然と評価は上がる。
気掛かりなことは、果たしてこちらの人たちにとってナポリタンという料理は、“懐かしの味”というのになり得るものなのであろうか、ということである。アーケードの中に不二家も不二泉もないのに ……
※ 後日いきつけの飲み屋の山口出身のママにこのことを問うたら、向こうの喫茶店にだってナポリタンとミートソースは昔っからあったとのこと。馬鹿にするなとやられてしまった
気付けばおばちゃんが一人、お店の入り口に。
ドレッシングだけ買いにきたらしい。なんでも旦那さんが、ここのドレッシングだとサラダをぺろりとたいらげてくれるのだという。私も手作りドレッシングと市販ドレッシングとの、そのあまりのフレッシュさの違いは何なのかと常日頃から不思議に思っている派なので、そういうことはよく理解出来る。
但し同時に、美味しい日本蕎麦屋で感動してお土産用に用意された蕎麦や麺つゆを買って帰ってきても、それはお店で食べたものとは残念ながらまったくの別物、ということを知っている派でもあるのだが。
おばちゃんは常連のようで、話はマスターの子供の話に及んでいる。子供可愛いでしょとのおばちゃんの問いかけに、もちろん可愛いけど、「でも泣くとね ……」と返すマスター。しかしその後のおばちゃんの言葉には、心底心を打たれた。
「しかたないでなぁ、生きとるで ……」
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<6.13 木曜日>
名古屋駅をちょうど滑り出したところ、東京よりも明るくなってきたと思われた空が一天にわかに掻き曇り、スコールのような激しい雨粒に叩かれた。
しかしそんなにわか嵐などまるで意に介すことなく、力強く加速し続ける純白の高速竜。今、私はその懐中にいた
姫路、午後七時着。
空は完全に晴れきっていたが、太陽は一歩先に、西の山の中に堕ちたようだ。駅から一直線、ホテルに荷物を下ろし、初めての街、初めての夜を徘徊した
「カンパリオレンジって、どうやって作ればいいんですか?」
――どんな配合でも飲めるさ、きみのつくってくれたものなら……
姫路駅前は再開発の直中のようである。
私の中で地方都市とは、メイジャーどころを除き、規模、佇まいにおいて概ね“赤羽”のようなものだと思っているが、駅前を中心に東西に縦横無尽に疾るアーケードの規模は、ここ姫路に関し、その赤羽を軽く上回る規模であった。
しかし何か漂う微妙な違和感は、この規模にあって人がいないということか。まったくいないということではないが、非常に閑散としており、飲食店をのぞき込んでも、賑わっている気配、まったく無し。
日頃、渋谷は人酔いして苦手だ、などと曰っている私だが、寂しい土地に身を置いて直ぐ様人恋しくなるということは、これは東京下町育ちの拭い切れぬ性か……
野郎独りきり。
見知らぬ土地での酒のやり方には、長けているといえば長けているほうだが、明日の、見知らぬ土地での“仕事のやり方”、というものに対して、私は長けていなかった。拠って今夜は酒は控えることにした。
適度に歩き回った頃、“スパゲッチ”の文字を見つけて自動的に吸い寄せられてみれば、そこはブティック。スパゲッティ屋さんは二階のようである
「ボルカノ」
“そを聴きにいく……”
可愛い娘の関西弁、そを聴きたかった。
東十条のスナックにも和歌山出身の関西弁を話すティーンエイジャーはいるが、地元で地元の娘が話す関西弁が聞きたかったのだ。それはきっと、東武動物公園でぐったりしているシマウマと、サバンナを生き生きと疾駆するシマウマほどの決定的、且つ根源的な違いがあるであろう。少なくとも私はそう信じている
“選べるお好みディナーA”
・本日のアンティパスト
・本日のクリームスープ
・お好みのスパゲッチ (桜エビと水菜の和風スパゲッチ)
・新鮮サラダ&パン
・デザート&1ドリンク
\950? 妬けに安いなと思ったら、\950に好みのスパゲッティの値段を加算するらしい。依って、締めて\2,100くらいだったか
酒は飲みたくなかったので、カンパリオレンジを注文した。
1ドリンク@500あたりということを考慮すれば、トータルとしてはそれほど高いものでもないのかなと、その時点では思った。ほどなくして、火を通した鶏を板わさみたく切ってソースをかけたもの(だからちゃんと言え!!)と、ドリンクがやってきた。
遅ればせながら、店内は女子パーティ1組(声が聞こえるのみで、どこに陣取っているかは見えず)の他に、私ひとり。お店の方はマスターらしき人と、目元のきりりとした、しかし可愛らしいインブリード特有の気持ちエキゾティックな顔立ちの女の子、以上二名。女の子が私の注文を持ち返るなり、マスターに向かってぽつりと呟いた。
「カンパリオレンジって、どうやってつくるんですか?」
田舎のバスがおんぼろ車でも、車掌が美人であれば誰からも文句がでないように、私もその娘がつくってくれたものなら、何がでてきても別に文句はないと思った。
よっぽど、スッポンの活き血だとか、そんなもの以外であれば……
スパゲッティの銘柄をもっと吟味したほうがいいと思ったことと、料理を供す順序に少々疑問を感じたこと以外は、可愛い娘が運んできてくれたことを差し引いたとしても、どれも満足だった。どの料理も手作り感に溢れ、なにより味付けが適切だった。トータルすれば、いや、スパゲッティだけでも、十分なボリウムを持ち、これを女の子が消化できるのかな、と余計な疑問を感じたが、姫路も中華人民共和国のように、食べ切れぬ量をだすことがもてなしだと考えている地域かも知れないので、深く考えないことにした。
すべての料理をやり終えて、暫し満足感に浸っていた。
カウンターの向こうではまたしても、そのキュートな女の子が真剣な顔をしてカフィにとり掛かり、仕上げにカップをきれいに拭いている。私は、可愛い子が真剣に仕事している姿を遠巻きに眺めることが好きである。
もしもその嗜好が“変態”と呼ばれるなら、それならそれでいい。私はただ、自分に素直に生きてゆきたい。昨今流行の人間味を失った“正常”な奴よりも、物事に誠実な変態の方が、遙かに良心的な気がする。などと馬鹿馬鹿しいことを考えていたら、頼んでもいないそのカフィカップを大切そうに持って、その微笑みが私の元へ歩み寄ってくるではないか!!
私は狼狽えた。
何らかの告白かと思ったが、それは無情にも違った。それは、ディザートのプリンであった。
――もう喰えねぇよ……
でも喰った。その娘がつくってくれたから、ということもあるが、そうじゃなくても喰っただろう、たぶん。
最初、トータルではそれほど高くないかな、と思った程度だったが、ここまでこれでもかとなると、終わってみればそれ以上の割安感を感じた。
結局、最後まで“そ”を聴くことが出来なかったとしても……