城崎温泉の老舗旅禍(その2):朝食
城崎温泉にある安政年間(1855~1850年)創業の老舗旅館です。
約160年の歴史があり、多くの文化人や著名人が訪れてきた由緒ある宿。
温泉と登録有形文化財を有する施設で、上質で居心地良い滞在を提供しています。
(その1)に続き、朝食について書きます。
朝食は8:15~。
和食又は洋食が用意され、和食を選択。
会場は「泉霊の間(※)」。
窓際の眺めの良い席へ案内されました。
(※「泉霊」の間
北但大震災(1925(大正14)年)の復興の証として建築された、国の登録有形文化財。
会場に掲げられた「泉霊」の書は犬養毅首相の直筆。)
◇朝食
但馬産の食材を使った品がいろいろ。
●飲む野菜
・西村屋特製 健康野菜ドリンク
雪ノ下人参・無添加のトマト 無添加ブレンド林檎果汁
・久美浜ヒラヤミルク牛乳
木箱に入ったおかず。
●勧め肴
〈上段〉
・鰰の南蛮漬け・煮凝り 明太子・アスパラ ミニトマト
・枝豆汲み湯葉 亀甲餡掛け
〈下段〉
・神馬藻と人参の白和え
・烏賊素麺の沖漬け
・小松菜と占地の浸し
●台物
但馬産若布と城崎豆腐の溶き立て味噌汁
自分で味噌を溶き、味噌汁を作ります。
出来立ての味噌汁の香りがいい感じ。
●焼肴
・日本海底曳きの鰈一夜干し 遠赤外線グリル焼き
・津居山産漁港の練り天2種
・自家製らっきょ
●煮物
高野豆腐 南京 人参 青葉添え
●卵料理
・出汁巻き玉子
こだわりの出汁「鰹節・あご節・干し貝柱・干し椎茸」で作ったもの。
・キャラ蕗
●ご飯
奥但馬の棚田米 土鍋釜飯
西村屋特製カニ山椒添え
お米がおいしい。
●香の物
梅干し 他2種
●果物
オレンジ、キーウイ、フルーツ寒天。
細やかな手間をかけ、品数の多い朝食は大満足。
和食を選んで正解でした。
食事後は中庭を散策してから部屋に戻り、ネスプレッソで一服。
チェックアウトまでゆっくり過ごしました。
まとめ。
部屋の居心地は良く、温泉も快適。
香箱蟹は出てこなかったけれど夕食の「かに」は満足、朝食もおいしい。
城崎温泉で、高い評価を得ている訳がわかりました。
難を言えば、選んだ部屋(平田館)玄関から遠かったこと。
この距離が事前にわかっていたら、別の部屋も検討したと思います。
接客については、仲居さんは丁寧で親切したが、受付の対応は事務的。
格式ある宿のもてなしとしては、対応が気になるところでした。
とはいえ、滞在は総じて満足。
城崎温泉へ再訪することがあれば、ここを選ぶ確率は高いです。
점포명 |
Nishimuraya Honkan
|
---|---|
장르 | 료칸 |
예약・문의하기 |
0796-32-2211 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
兵庫県豊岡市城崎町湯島469 |
교통수단 |
城崎温泉駅から徒歩15分 기노사키온센 역에서 727 미터 |
영업시간 | |
예산(리뷰 집계) |
¥100,000~
|
지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX) 전자 화폐 가능 |
좌석 수 |
( 35室) |
---|---|
개별룸 |
가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
흡연/금연석 분리 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,소파자리 있음,좌식 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
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요리 |
채소 요리를 고집함,생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
경치가 아름답다,독채 레스토랑 |
아이동반 |
어린이 가능 |
홈페이지 |
城崎温泉にある安政年間(1855~1850年)創業の老舗旅館です。
約160年の歴史があり、多くの文化人や著名人が訪れてきた由緒ある宿。
温泉と登録有形文化財を有する施設で、上質で居心地良い滞在を楽しめます。
食事も評判で、人気は冬に提供する地元「津居山港」で揚がる「津居山かに」。
冬は「かに」を楽しみに、遠方からもお客さんが訪れています。
ここが本館で、近くにモダンな姉妹館「招月庭」があり。
場所は城崎温泉駅から車で約5分。
行きは旅館組合運営の無料送迎バス、帰りは宿でシャトルバスが利用可です。
徒歩で約15分、駐車場もあり。
今回、「津居山かに」目当てに1泊しました。
約4ヶ月前にネットにて「「地物タグ付き活松葉かに」本生かにづくしのプラン」を予約。
・・・奮発しました。
当日。
予約した部屋は敷地の一番奥にある数寄屋建築の平田館(昭和時代中期建)。
館内の奥に位置する登録有形文化財に指定される建物です。
部屋はロビーから想定外の長い廊下を進み、迷路のような階段を上り下りした先。
(連れはお風呂に入りに行ったとき、迷子になりました。)
館内を数分移動後、やっと部屋へ到着。
庭に面した部屋は広く、半露天風呂付。
設備は行き届き、庭の眺めも素敵です。
籠もるには最適な空間でした。
(滞在の総評は(その2)に書きます。)
◇ウエルカムティー
・だんじり太鼓(石束製菓製)
・手焼き一番(丹波黒大豆おかき)(西田製菓製)。
・抹茶
◇部屋に用意された飲み物(無料)
お茶、ネスプレッソ、冷蔵庫の飲み物(ビール、水、お茶、ジュース)
部屋付きの半露天風呂は温泉ではありませんが、湯量は多くて快適。
一方、城崎温泉に来たのに温泉へ入らないのは勿体ない。
食事前に長い廊下を通過して内湯へ出向くのは面倒だったので、翌朝に利用しました。
また、ラウンジでは飲み物(コーヒー、お茶、ジュース)を用意。
居心地良い椅子に座り、手入れの行き届いた庭を眺めながら飲み物を楽しめます。
以下、夕食について書きます。
夕食は部屋食で、時間は18:00から。
席はテーブルと椅子を用意してもらいました。
料理は仲居さんがサービス。
気さくで明るい接客、感じが良いです。
テーブルに前菜と立派な「茹でかに(800g位)」が置かれ、夕食の開始です。
お飲み物は日本酒「此の供 西村屋(770円)」をお願い。
◇本生かにづくし
●食前酒
かに酒
●前菜
・旬の口取り
柿型の器:蟹と帆立の和えもの
・盛り合わせ色々
古民家型の器:太刀魚押し寿司、穴子の八幡巻、海老、黒豆の枝豆、干柿とチーズ、サーモン菊花巻、生麩饅頭(柚子餡)
・かにの握り寿司、菊花蕪
テーブルで出番を待っていた「茹でかに」に手を付ける前に仲居さんより提案。
夕食で出される「かに」は2杯/人(4杯/2人)。
料理の量は多いので、2杯ある「茹でかに」中、1杯は持ち帰る人が多いとのこと。
迷った末、「茹でかに」1杯は冷凍にして送ってもらう(要箱代・送料)ことにして、1杯を2人でシェアしました。
●お勧め酢肴
松葉かに茹 蟹酢
「津居山港」の青いタグがついた面構えの良い「かに」。
では、いただきます!
身は繊維が長く、歯ごたえと甘みがあり、期待通りのおいしさです。
しかし、「かに」を食べきる前に次の料理が運ばれてきました。
急がねば・・・。
温かいお椀を視界に入れながら、殻から身を取り出す作業に追われ、ゆっくり味わった気がしませんでした。
量的には1人1杯でもいけそうですが、料理が出される速度にはついていけません。
家へ送った「かに」は後日楽しめたので、1杯を2名でシェアして速度的には正解でした。
●椀物
かに擂り流し 蕪饅頭 うぐいす菜
ほっとする温かさ。
●御向附
活松葉かに刺身 生かに味噌添え
食感はとろけるようですが、殻からの身離れがいま一つ。
食べづらいです。
●料理長からのサービス
・アカモク
・鰈の子
・烏賊の塩辛
本来は「焼きかに」を待っている間の酒の肴なのでしょう。
その「焼きかに」が出されたのは刺身と格闘している最中。
「かに」を焼く火鉢の都合とはいえ、「焼きかに」は焼き立てを食べたいですね。
●焼物
かに炭火焼き 生かに味噌甲羅焼
大好きな「焼きかに」なのだけれど・・・。
刺身を食べ終わる前に出され、「かに」に追われている気分。
味より忙しさが記憶に残りました。
料理はここで折り返し。
後半はゆっくり食事が出来ました。
●箸休
柚子のシャーベット
●台物
松葉かにすき鍋 彩り野菜
野菜をたっぷり!摂れました。
最後は薄いお餅をしゃぶしゃぶ。
●お食事
かに雑炊
お鍋の出汁で作った雑炊。
満腹でしたが、玉子とじに弱い私はお替り。
●止碗
赤出汁
●香物]
三種盛り
●水菓子
季節の果物
小豆の葛寄せ、フルーツ
食事が終了したのは21時。
急かされた感があったにもかかわらず、3時間も食事をしていたのでした。
量は適量~(雑炊を食べすぎたので)やや多め。
様々な食べ方で「かに」を堪能できたので、満足です。
後で気が付いたのだけれど、12月なのに「香箱蟹」は出てこなかった・・・残念。
(その2)朝食に続きます。