점포명 |
Nakagawarou(Nakagawarou)
|
---|---|
장르 | 장어 |
예약・문의하기 |
029-231-3318 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
茨城県水戸市泉町3-5-6 |
교통수단 |
JR水戸駅からタクシーで12分 미토 역에서 1,817 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥10,000~¥14,999¥4,000~¥4,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX、Diners、VISA) 전자 화폐 불가 |
서비스료 / 차치 |
サービス料なし、お通し代なし |
좌석 수 |
160 Seats |
---|---|
개별룸 |
가능 2인 가능、4인 가능、6인 가능、8인 가능、10~20인 가능、20~30인 가능 全席個室 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 15~、お店の北側にあります |
공간 및 설비 |
차분한 공간,자리가 넓은,좌식 있음,일식 난방(코타츠; 마루청을 뜯어 그 위에 설치한 열원을 갖춘 밥상)있음. |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,외인이 있음 |
---|---|
요리 |
생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
위치 |
경치가 아름답다,독채 레스토랑 |
서비스 |
2시간 반 이상의 연회 가능,테이크아웃 가능 |
홈페이지 |
創業文政五年(1822年)、水戸の「中川楼」さんに伺いました。今年、2022年で創業200周年を迎える老舗の鰻屋さんです。ちなみに、水戸藩九代藩主の徳川斉昭公が家督を継いだのが文政12年(1829年)、浦賀にペリーの黒船が来航したのが嘉永6年(1853年)ですから、お店の創業は、江戸中期という事でしょう。もう、お店の存在が水戸の歴史そのものです。
17:00に予約をしてバスで伺いました。場所は水戸の繁華街、大工町です。狭い路地に入ると「中川楼」さんに到着します。外観は如何にも高級料亭然としていて、ちょっとドキドキしながら店の入り口を入ります。
入り口を入ると、玄関がめっちゃ広い(パンフレット2写真)。「中川楼」と書かれた書が掛けられ、白い蘭の花が飾ってあります。お店の方に名前を告げ、体温測定、手指消毒の上で靴を脱いで上がりました。
中川楼さんは全室が個室。私のようにお一人様であっても個室です。まるで高級旅館のような廊下を通り、2階に上がって純和室の「鶴の間」に案内して頂きました。立派な床の間や掛け軸、菊の花が飾ってあって、何とも一人で飲食するには勿体ない様な雰囲気。
鶴の間で一人座っていると、すぐに「失礼いたします」と、綺麗に着物た仲居さんが入ってきました。200とプリントされたお店のマスクを付けています。
仲居さんに「お飲み物は何にいたしましょうか?」と訊かれます。ビールは、全ブランドがある様なので、
「サッポロ黒ラベル(中瓶)」@1089をお願いしました。
因みに料理の注文ですが、夜はコース料理のみらしく、税別で12500円~6500円の5コース何れかとなります(詳細は「夜メニュー1」写真掲載)。私は予約時に『梅コース』@6500円をお願いしました。
すぐに仲居さんがビールを持ってきてくれ、勿論手酌ではなく、丁寧にコップに注いでくれました。とりあえずお一人様乾杯!いやいや、何か、「一人接待」されてる気分です(自腹ですが)。でもなんかこういうおもてなしも嬉しいですね~。
初めに『梅コース① 前菜』をすぐに運んでくれます。まずは木箱に入った前菜の写真をご覧頂きたいのですが、その美しさにびっくり!なんというか、高級料亭に来た気分です。また、水引の付いた綺麗な扇の飾りを取ってみると、その後ろ側にもいろいろな前菜があります。
正直、なんという料理なのか、わかりませんが、例えば柔らかいトコブシの上に味噌味のタレがのったものとか、カニ味噌の濃厚な味がする豆腐のようなものとかがありました。どれもとても美味しく、ビールを大変美味しく頂きました。
前菜が食べ終わる頃に『梅コース② お造り』が提供されました。これもまた、めっちゃ綺麗ですね~。鮪の赤、平目の白、大葉・山葵・カボスの緑、と何の花でしょうか、綺麗な黄色の花もとても映えます。
お造りの味の方ですが、鮪は、実に見事な美味しさ。この濃い赤色、この舌触り、この味、ほぼ間違いなく「本まぐろ」だと思います。平目もねっとりとうまみのある刺身で、両方ともとても上質なお刺身です。
お造りを食べている途中で、『霧島酒造 赤霧島』の水割りを追加注文しました。紫芋を使った赤霧島、芋の風味がちょっと強めな美味しい芋焼酎です。
次は『梅コース③』煮物です。感心したのは、やはり「出汁」の美味しさ。薄味ながら、しっかり上品な風味があって、かつ煮物の具によくしみ込んでします。すごいな~和食職人の技、お見事です!
そして次がいよいよコースのメイン料理、『梅コース③』うな重です。勿論、肝吸いと香の物が付きます。お重ですから、蓋付きで出されますが、このお重がキラキラしていてとても綺麗です!
仲居さんにお訊きしてみると、貝殻の真珠層を原料に用いる伝統技法で仕上げられた「螺鈿(らでん)」と言うもので、輪島塗のお重だとの事。なんでも、お重が傷んでくると、輪島まで送って、職人さんに修復してもらっているのだそうです。中川楼さん、妥協せずに最高のものを使ったおもてなしをされるんですね!
さて、うな重のキラキラ蓋を開けると、実に芳ばしいかば焼きの香りが立ち上ります。軽く焦げ目の付いた蒲焼きが、実に美味そうです!改めて頂きます!
食べてみると、やはり蒲焼き表面のカリっと芳ばしく、焼きが素晴らしいです。いわゆる外側はカリっと、内側はフワッとした食感。やはり香りが素晴らしいです。そして、このタレ!甘さが控えめで、あっさりしたコクのタレが誠に絶妙。200年間、継ぎ足しで継承されてきた秘伝のタレだそうです。
因みに、太平洋戦争中の1945年、水戸空襲によって中川楼さんの建物は焼けてしまったそうですが、その時に店主が持ち出してでも守ったのがこのタレなんだそうです。正に命懸けで守った、中川楼の伝統の味と言えます。
さて、およそ半分ほど食べた所で小瓶にあけられた「山椒」を掛けてみました。この山椒もとても香りの立つ上質なもので、やはりうな重ととても良く合います。なお、この日のうなぎは「鹿児島産」との事でした。
最後は、『梅コース④』デザート。杏仁豆腐と、粒の揃ったいい色の苺が付いています。最初から最後まで丁寧に作られた料理の数々、見事としか言いようのないものでした。
今は会食は自粛している会社が多いと思いますが、大切なお客様の接待には最適です。また、お祝い事や法事など、改まった席の会食にも適したお店です。
因みに、昼食メニューも写真をアップしましたが、昼はコースではありません。蒲焼き・白焼きなどの定食を、リーズナブルに頂くことが出来ます。
帰りがけ、玄関近くでお会計をしようとしていると、女将と思われる上品で風格のある着物姿の女性が「本日はありがとうございました」と声を掛けて下さいました。
創業200周年のお祝いなどを述べながら暫しお話しさせて頂きました。お店を出る時は女将が玄関で正座して深々とお礼をされ、店の外までは店員さんが送って下さいました。
まったく、最初から最後まで素晴らしいい料理と心のこもったおもてなしを徹底的にして下さいます。掛かった料金は税・サービス料を含めて1万円弱。美味しいうなぎのコースを食べ、お酒も飲んで、これだけのおもてなしがあれば、全く高くは感じませんね。水戸の200年の伝統の味を楽しむ事が出来ました。
また必ず伺います、ご馳走様でした~!