점포명 |
Kintou
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장르 | 일본 요리、해물、아귀 |
예약・문의하기 |
029-267-3273 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町1017 |
교통수단 |
大洗駅から徒歩10分 오아라이 역에서 613 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥6,000~¥7,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB) 전자 화폐 불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
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주차장 |
가능 店の隣に駐車場あり |
공간 및 설비 |
좌식 있음 |
요리 |
생선 음식을 고집함 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
홈페이지 | |
비고 |
・あんこう料理はシーズン(冬期)のみ |
가게 홍보 |
商店街にある
大洗町内でも有名なあんこう料理店。シーズン外でも地場産の刺身定食などが頂けます。 |
大洗といえば あんこう鍋で有名な土地ですが、看板にあんこう料理専門と掲げて営業しているのはおそらく ここだけではないでしょうか。
(とはいっても刺身定食がありましたし、あんこうシーズン以外は、その時期の旬の魚を扱った定食をメインに営業していますが)
町内でも有名ですし、噂を聞きつけた観光客も多く来るというこちらのお店。いずれ行かねばと思っていましたが、先日ついに訪問することができました。
ひとりだったので あんこう鍋は食べられなくてもいいやと思っていたのですが、ひとりでも注文できるとのことだったので、あんこう鍋セットを注文。あんこう鍋に、煮こごり、唐揚げ、雑炊用のご飯と卵がついたセットです。
先ずは あんこう煮こごりが登場。量は少ないですが あん肝(茹で)もついていました。
茹でた海老や酢蓮根に、飾り切りされた笹の葉まであしらってあり、見た目からして美しい。
添えられた肝味噌をつけて頂きますが、これ一品でも あんこう独特の淡泊な味わいと肝の濃厚さの対比。コラーゲン質のねっとりした食感など、あんこうの味をかなり堪能できる一皿でした。
続いて鍋のセットと唐揚げが到着。
鍋を火にかけつつ、唐揚げをいただきます。
唐揚げは特に下味をつけずに片栗粉をまぶして揚げただけのシンプルなもののようで、ポン酢が添えられていました。
身のホロホロ崩れる、いわゆる白身魚的な味わいの部分と、皮のぐにゃぐにゃしたコラーゲン質の部分が味わえます。皮の部分は噛み切るのが困難ですこし食べにくい。
鍋は あんこう鍋としてはベーシックな味噌味ですが、あん肝は溶かれていないのかな?
味付け自体はしっかりめですが、肝が練り込んである どぶ汁タイプのような濃厚さは感じませんでした。ただちゃんとダシをとっているのか、物足りなさはなく、しっかりと旨味のあるつゆ。
シンプルですが、今まで食べたどの あんこう鍋とも違う味わいでした。
もうひとつ。この日はメニューにあん肝(生)があったので注文してみました。
あん肝自体は色んな店で食べてきましたが、生というのは初めての体験…… ポン酢と紅葉おろしが添えられていて、刺身のようにして頂くようです。
頂いてみた感じ、食感は牛の生レバーにそっくり。味もやはり近い部分を感じますが、甘味も苦味も控えめで、肉の肝臓とはやはり違った味わいですね。
半分は生で、半分は鍋でしゃぶしゃぶにして頂いてみましたが、やはりあん肝は火を通した方がおいしいかなと思いました。
〆の雑炊は、ご飯と卵をもってきてくれて、自分で調理するタイプです。
ご飯を固めに炊いてくれているらしく、鍋で煮てもきちんと米の食感が残っているのが嬉しい。
もともとがちゃんと旨味のあるスープなので、雑炊にするとそのおいしさがさらに際立ちます。
こちらの あんこう鍋は、いわゆるどぶ汁風のものよりこってりしてないし、それでいながらスープがちゃんとおいしく〆の雑炊までしっかり楽しめるので、あんこう鍋を食べるのが初めて、なんていう方には特にオススメしやすいのではないかなと思います。
(ここで1度食べてみて、もっと濃厚な方が好き、という方は、次はどぶ汁タイプの店に行ってみる、とか)
……などと色々書いてみましたが、実はこちらの金藤、さすが あんこう料理の店というだけあり あんこうどぶ汁鍋の用意もあります。
というわけで後日そちらも頂いてみました。
ベースは通常のあんこう鍋とあまり変わらないようですが、煎られたアンキモが鍋表面に浮いています。
また、どぶ汁では野菜に白菜が使われておらず、大根が沢山入っていました。
(*本当の漁師風のどぶ汁鍋では、白菜でなく大根を用いるらしいです)
アンキモが加わった分こってりになっていますが、それでもベースのかつおだしの味が生きていて、他店に比べるとこれでもさっぱりめになるでしょう。
こってりした、いかにもアンキモ味! というものが好みの方には物足りないかと思います。
こちらのお店はあんこう鍋 / どぶ汁ともに、他店ではよく用いられているゆず、セリ、三つ葉、春菊、ゴボウといった、香りの強い(臭み消しになる)素材が用いられていません。
素材をかつおだしで煮込んだだけの、極めてシンプルな、ごまかしのない鍋です。
“あんこう料理専門”の看板を掲げている矜持でしょうか。とにかく素材で勝負されているお店です。
こうなると、あんこう唐揚げに味付けがなく、ポン酢で食べるようになっているのも、素材そのものの味を味わってもらうための趣向なのでしょう。
最初はあんこう初心者に向いたお店かなという印象を持っていたのですが、実は、あちこちで食べ歩いてきた通にこそ真価がわかる店なのかもしれません。