野菜の1日摂取目標350g以上が摂れる「さと鍋」 : Washoku Sato

＜料理＞
■さと鍋（牛もつ・チゲだし・ラーメン・倍盛）…1280円+税
“野菜の1日摂取目標350g以上が摂れる”が売りの「さと鍋」。
メイン具材は
・お肉（豚バラ肉、鶏もも肉、鶏つくね団子）
・牛もつ
・海鮮（帆立2個、ヤリイカ、あさり）
から選べ、牛もつを選択。
だしは、
・コク旨醤油だし
・鶏塩だし
・チゲだし（生玉子付）
から選べ、チゲだしを選択。
〆の一品（炭水化物）は、
・ラーメン
・うどん
・ごはん（漬物付）
から選べ、ラーメンを選択。
卓上コンロが届くので、そちらで鉄鍋に入った具材に火を通しながらいただきます。
今回は+300円でメイン具材を倍盛にしたので、牛もつが2倍。
牛もつは残念ながら生もつではありませんが、ファミレスですし、このお値段なので致し方ありません。
そのかわり、下茹で済なので軽く温めるだけですぐにいただけるのはメリット。
推定200g程…2倍盛り万歳な幸せなボリューム。
野菜は、白菜やもやし、長ネギ、ニラ、ぶなしめじで、全て国産。
350g以上とのことで、量も十分。
チゲだしは魚介だしに唐辛子の辛味が加わったファミレスならではの食べやすい辛さで、他のだしと違い生玉子付きなのが嬉しい。
〆のラーメンは、艶やかな細ストレートの生麺。
80g程と思われ、汁ありラーメンの量としては半玉分くらいでしたが、野菜と牛もつの量が多く、野菜ともつの旨味が溶け出ただし汁も飲み干すと麺量はこれくらいでも十分。
ボリュームも十分で、予想以上に満足できるもつ鍋でした。


■ローストビーフ丼（倍盛・ご飯大盛り）…898+400=1298円+税
898円の「ローストビーフ丼」を+400円でローストビーフ2倍盛りに。
さらに、ご飯の大盛りが無料でしたので大盛りで。
ご飯の上に薄切りのローストビーフと温泉玉子、長ネギ、わさび。
メニュー写真と比べるとローストビーフの量がだいぶ少ないように見えましたが、きっと気のせいでしょう。
セントラルキッチン製の冷凍ローストビーフと思われますが、下手な料理人が作るウェルダンなローストビーフより断然美味しい。
ファミレスで気軽にいただけるローストビーフとしては十分だと思います。


■よくばり夫婦丼セット…998円+税
ミニざるそばとミニローストビーフ丼、ミニ牛しぐれ丼、小鉢、漬物のセット。
丼ものをおかずに丼ものを食べながらそばを啜るというよくわからない献立にも思えましたが、少しずつ色々食べたい方には良いのかもしれません。


■にぎやか海老天丼セット（ご飯大盛り）…1048円+税
海老天3本、魚天、鶏天、野菜天3点（カボチャ、オクラ、レンコン）、たこ天、焼き海苔がのった天丼。
それに、ミニサイズの温そばと漬物が付くセット。
天丼のご飯は大盛り無料でしたので大盛りで。
こちらの天ぷらは米粉を使用しているため、低カロリー。
天丼単品だと798円なので、ご飯の大盛り無料な天丼自体は悪くないと思います。
ただ、+250円で付くミニそばはこの天丼と並ぶと少々貧相。
+100円で普通サイズの麺類に変更することも可能なので、ボリュームを求めて注文するのであれば、普通サイズの麺類にした方がお得感が得られるように感じました。


■ちく玉海老天丼（ご飯大盛り）…948円+税
海老天2本、ちくわ天、半熟玉子天、魚天、野菜天2点（オクラ、レンコン）、焼き海苔がのった天丼。
それに、ミニサイズの温うどんと漬物が付くセット。
「にぎやか海老天丼セット」より100円安いものの、ちくわ天が大きいこともありボリューミー。
実際、100kcal以上こちらの方がハイカロリー。
安くてハイカロリーな方がお得と考えてしまう貧乏性の私個人的には、こちらの天丼の方がおすすめです。


■シャカシャカポテト（のり塩）…298円+税
メニュー表では348円でしたが、タブレットから注文しようとしたところ“夏得”というマークが付いていて、50円引の298円になっていました。
紙袋に入って出てくるフライドポテトに、別添えののり塩フレイバーを入れてシャカシャカ振れば完成。
マクドナルドのLサイズのポテトと同じくらいの量で、味はもちろん、のり塩味のフライドポテト。
子どもが喜んだので良しとしようと思います。

＜お店について＞
1951年創業大阪に本社のあるサトレストランシステムズが展開する郊外型和食レストラン。
和食ファミレスとして店舗数日本一なのだそうで2015年9月現在199店舗ありますが、
茨城ではこちらが唯一の店舗。

・駐車場
店舗脇に35台分(裏通りから入庫。西大通りからは直接入れないので注意)

・席構成
4名がけテーブル席10卓以上（個室あり）

・注文方法
注文は全てタッチパネルで。

・喫煙／禁煙
分煙…だったようですが、特に聞かれず。


＜料理＞
■さとしゃぶコース
・65歳以上…1590円
・中学生以上65歳未満…1990円
・小学生…1290円
・4歳以上～小学生未満…490円
・3歳以下…無料
（全て税別）
2009年6月に発売開始となったしゃぶしゃぶ食べ放題のコース。
鍋具材30品が2時間（ラストオーダーは終了30分前）食べ放題となります。
我が家が案内された席はごく普通のフラットなテーブル席で、
テーブルの上にカセットコンロを設置してその上にお鍋をおいてしゃぶしゃぶでしたが、
埋め込み式コンロのある席もありました。
小さなお子様がいる場合は、断然そちら方が良いと思います。
だしは、
　・昆布だし
　・コク旨かつおだし
　・コク旨醤油だし
　・鶏塩だし
　・月見すき焼きだし
　・豆乳だし
から選べ、コク旨醤油だしと豆乳だしを選択。
コク旨醤油だしはタレを使用する必要がない塩分濃度。
また、脂入りでしたので、さっぱり食べたい場合には不向き。
豆乳だしにはラー油が合うということでラー油も付いてきますが、一度も使わず。
個人的には、豆乳だしの方がさっぱりといただけて良かったです。
ちなみに、＋500円で途中でだしの交換も可能とのこと。
たれはポン酢とゴマダレの2種類。
酸味の効いたポン酢の方がさっぱりとしていて沢山いただけますが、
こってり濃厚なゴマダレの方が美味しいのは美味しい。
薬味は、
　・ねぎ（刻み長ネギ）
　・大根おろし
　・生姜
　・おろしにんにく
　・唐辛子
　・ブラックペッパー
　・すりごま
　・ラー油
とメニュー表に書いてありますが、最初に自動的に出てきたのは、ねぎともみじおろしのみで、
薬味は基本的にはこちらからお願いしない限り出てきません。
当然、薬味も食べ（使い）放題なわけですが、
薬味はタッチパネルでは注文できずスタッフを呼んで口頭で注文となります。
そしてメインのしゃぶしゃぶに関しては、
まずは「基本セット」と呼ばれるものが出てきて、それを食べ終えると好きなものが食べ放題。
「基本セット」の内容は、
　・牛肩ロース
　・豚ロース
　・豚バラ
　・豆腐
　・野菜盛り合わせ（白菜、もやし、水菜、にんじん、えのきだけ、わかめ）
となっており、公式HPによれば人数分（お肉は1人各1皿ずつ計3皿分）の提供となっていますが、
実際にはお肉は家族全員で各1皿ずつでしたので、
この手のノルマ付き食べ放題店としては良心的。
お肉は店内でスライスしているわけではなく、セントラルキッチンでスライスしたもの。
和食さとでは誰が調理しても同じ品質になるよう包丁を使わないキッチンを目指しているそうで、
肉に限らず野菜類も基本的にセントラルキッチンでカットしたカット野菜を使用しているようです。
お肉は1皿分ずつ分けられた状態になったものが1袋に1kg入ったものを使用。
なので、店舗のスタッフはお肉の厚さが何mmなのかも、1皿何gなのかも把握していません。
…が、厚みにブレもなければ1皿の重量にブレもないのも確かなので、
"誰が調理しても同じ品質になる"ことを目指している会社の狙いは達成できているのではないかと。
牛肩ロースはオーストラリア産やアメリカ産。
その時々で脂（筋間脂肪）の入り方は異なりましたが、
基本的には淡白な赤身肉ならではミネラル豊富な味わい。
特に筋張っているようなこともなく、ファミレス系しゃぶしゃぶのお肉としては十分なレベル。
基本的にはこちらの牛肩ロースをメインで追加注文し続けました。
豚ロースと豚バラは甘味があるでもなくコクがあるでもないごく普通の豚肉で、
豚しゃぶ専門の元気家元とんの豚肉にかなうわけもなく、
あえて食べなくても…と「基本セット」分で終了。
豆腐もごく普通の絹豆腐で、こんなものでお腹を満たしている場合ではないので追加はなし。
野菜盛り合わせも栄養価考えると追加すべきなのでしょうが、追加することもなく。
「基本セット」を完食した後、ようやく好きなものが好きなだけ注文できるようになります。
注文可能なお肉類は、上記3種類の他、鶏モモ肉や鶏つくね団子、水ぎょうざもありました。
野菜類は盛り合わせではなく個別オーダーも可能で、全17種類程。
〆の炭水化物は、
　・ご飯＋香の物
　・雑炊
　・餅
　・うどん
　・ラーメン（中華麺）
とあり、生たまごも無料なので、ご飯との同時注文でTKGも可能。
うどんは乾麺かと思うような細さとやわらかさでしたし、
ラーメンはコシも小麦の風味もない業務用中華麺チックなもの。
通常メニューにも麺料理があるのでそこそこまともな麺を使用しているのだと思っていたのですが、
期待は大きく外れました。
なお、麺類ではありませんが、くずきりは美味しかったです。
味ではなく子連れでも行きやすいお店という点を重要視するのであれば、悪くないお店だと思います。