大食いの店ではなく、客への「愛情盛り」をしている蕎麦処 : Ootsukaya Shokudou

この日はいつもの杉戸でのお仕事。
４号バイパスを北上して利根川を渡った最初の立体交差になる塚崎を東進。

グーグルマップでたまたま見つけた大塚屋というお蕎麦屋さんへ。
けっこう有名店のようです。

店舗正面から見て右手の路地を入ると母屋沿いに駐車スペースがあり、その奥右手にも駐車場があります。
母屋の玄関を入って右手がトイレだとか。
古民家ではあるあるですね。

引戸を開けると、女将さんに店内満席なので外で待つようご指示が。
私は勝手に広いお店だと思っていましたが、テーブル３卓に座敷１卓と、かなりコンパクトなんですね。

相席はしないハウスルールのようです。
先客と入れ替わる形で店内へ。

メニューは外にも中にも至るところに貼ってあって選り取り見取り・・・というか、一見客なら相当迷う豊富なラインナップです。
今回は端から冒険しないと決めていたので、竹輪の磯辺天もりそば(550円)を注文。

一見客ということもあって、メニューを見ているだけで時間を潰せます。
おに天というのは、チャーシュー入りおにぎりがつくのだとか。

そして注文したものが到着。
事前調べでデカ盛りも想定していたんですが、初見で圧倒されるほどではない印象。

もりそばと称しつつも、薬味のねぎの他にワカメやナルトも併せて盛ってあります。
まずはそばのみをつゆにつけて。

そばは平打ちで幅は不揃い。
硬めでザラッとした口当たりです。
この値段でもそばの香りしっかり。

つゆも鰹出汁がしっかりしていて、旨味も十分。
見た目ほどかえしの味は濃くありません。

天ぷら用の天つゆはつかないので、磯辺揚げは卓上のアジシオでいただくことに。
衣はやや厚めでフワフワ食感。
油切れはいい方だと思います。

ドリンクはデフォルトでつきます。
アイスコーヒーの他、カフェラテ(ホット)などを選べるとか。

最初はさほど多く見えなかったそばですが、食べ進むと意外に量があるなという印象。
しかもお腹にたまるタイプという感じで、ご飯物のセットメニューが多いですが、私はこれで十分でした。


コストパフォーマンスは驚異的の一言に尽きますが、そばの硬さがあまり好みではありませんでした。
しかし、うどんもあればチャーハンやオムライスなども取り揃えているので、そちらを攻める手もありますね。

「大食いの店ではありません。ちょこっとお客様への愛情盛りをしているだけのお店です。店主より」
という貼り紙に、店側の矜持を感じます。