薩摩地鶏と日本酒と ＃２８２８ : Tsukune

鹿児島出張の１日目。

クライアントと夕食をご一緒することに。連れて来ていただいたのは「つく根」さん。場所は、JR日豊本線国分駅の南側、日当山敷根線から路地を入った所、飲食店が集まった地域の一画です。

お店は階段を登った２階です。入店すると、真ん中に厨房とカウンター、手前と奥に座敷があります。人気店らしくお客様でほぼ満席でしたが、クライアントが予約してくれており、私達は奥の座敷に案内されました。

まずは生ビールで乾杯。簡単なコースらしく、前菜が二品出て来ました。「蒸し鶏」がよく出来ていますね。お酒が進みます。

ここからは串物と焼物です。
♦︎ねぎま
♦︎手羽先
♦︎つく根
♦︎レタス巻き
♦︎トマト巻き
♦︎やみつきせせり

まずは、お店の名物でもある「つく根」。かなり大ぶりで、卵黄を付けていただきます。柔らかな中にも弾力があり、脂身は少なめ。聞くところによると、薩摩地鶏の厳選した部位の挽肉だけを使い、つなぎは入っていないのだとか。ジューシーに仕上がっており、そこに濃厚な卵黄が絡まるのですから、美味しくない筈がありません。

途中からは日本酒にしました。鹿児島の居酒屋は例外無く「芋焼酎」推しで、此方もそうではあるのですが、意外にも日本酒の品揃えが豊富。個人的には、ここまで日本酒があるお店は初めて見ました。中から「日高見 超辛口純米酒」「雪の茅舎 純米吟醸」「田酒 特別純米」といただきます。鹿児島で青森の「田酒」が飲めるとは、本当に驚きです。

大好物の手羽先は、やはり肉質の良さが端的にわかります。「やみつきせせり」はお酒が進みますし、「レタス巻き」や「トマト巻き」も非常に丁寧に作られていて美味しいですね。

〆の前に、なぜか「温そば」。そして最後は「つく根雑炊」です。鶏と椎茸の出汁がいい味を出していて、正に今夜の鶏肉の味を思い出させてくれる逸品でした。

改めて、鹿児島の鶏肉と鶏料理のレベルの高さを認識させてくれるいいお店でした。今後も霧島に来る機会がありそうなので、次は鍋にも挑戦したいと思います。

お勘定は２人で11,000円程度です。

ご馳走様でした！