新子安に諸星あり(ハムカツ部活動併記)
【2011.8】
市民酒場という名称が付く店はいくつかあるが、まさに庶民の酒場を地で行く雰囲気。
キリリと礼儀正しい店主の応対にひそかなる矜持を見る気がしてつい通っている自分がいる。
良店は顧客がつくり上げるものだとつくづく思う。
つまみがすべて絶品ということでもないのだが。
しゃこ爪など瀬戸内にいた身からすれば懐かしい限りなのだが、残念ながら冷凍冷蔵もので戻しが
あまいから水っぽさばかりが口に残る。
少々厳しい言い方になるが、しかしそれを補って余りある店内の雰囲気。
(前回いただいた〆鯖・しゃこ爪からするに刺身系はややここの弱点なのかもしれぬ)
明太おろしには表面よく見ると魔法の粉の結晶を発見。
過剰に騒がしいこともなく、かすかにTVの音声も聞こえたりする。
自分にはやはりこの適度な喧騒が一番居心地が良いのだと再認識できる。
独り客が多いのも自分と同じような理由で来ているのではないだろうか。
煤けたカウンターにかっての酔客の年輪を感じながら独り呑むのもオツなものである。
【2010.11】
ここは元々酒屋なのだろうか。
かって虎ノ門にあった鈴傳(今は四ツ谷だけだが)を思い起こさせ雰囲気がある。
入ると左手の使い込まれた長いカウンターの背面には酒の木箱がずらり。
ここで出される酒が一升瓶で積み上げられている。
剣菱(350)、高清水(400)、純米吟醸洌(600)、純米上総堀り(500)、福祝(330)、東鏡(300)、
水芭蕉純米ひやおろし(600)、にごり五郎八(400)などの日本酒の品揃えに、サワー類(370)、
ビール大瓶(530)。
定番のつまみが、ハムカツ(450)、ポテサラ(350)、,シメサバ(500)、くじらカツ(650)、くじらベーコン(840)、
しゃこつめ盛り合わせ(600)、ちくわ磯辺揚げ(400)、とりから(400)、うな肝(350)、シウマイ(400)、
大根煮(350)など。
テーブル5卓カウンター22席。
夕方早い時間帯は常連の初老組が多い気がする。
時間の経過と共に客の年齢層が代わっていくのが面白い。
常連客を見ていると都内下町の店よりやや閉鎖的というか排他的というか、若干のアウェー感は感じないと
言えば嘘になるが、気のせいかもしれない。
バイトの中国人の子の教育も行き届いているだけでなく、店主がアゴで使うやり方をしていないところにも
好感が持てる。客に対するサービス業に付く者として対等な立場であると態度でも示している。
それが客からすればほんのわずかな場面でもひと目見ればすぐわかる。
お通し、しめ鯖、ポテサラ、ハムカツ、大根煮。酒は大瓶、東鏡×2で \2780也。
内税でお通しはサービスのようだ。
ハムカツは厚めのボローニア風。衣も厚めで一人では食べ応えがあり値段相応な付け合せと盛付け。
ポテサラは自家製らしく具が時折変化するのも面白い。控えめな味付けがソースを誘う(かけるか否かは
議論を呼ぶとこだと思うが)
大根煮のきっちりしたしょっぱさはいかにも関東風。
店主の折り目正しい所作、清算時の現金の手渡し方から何から、ここは歴史や立地だけでやってきたの
では無いとわかる。
どうしてもまた訪問したい。
점포명 |
Shimin shuzou morohoshi
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장르 | 이자카야 |
045-441-0840 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
神奈川県横浜市神奈川区子安通3-289 |
교통수단 |
京浜急行新子安駅より徒歩30秒 게이큐 신코야스 역에서 61 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥2,000~¥2,999¥2,000~¥2,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 가능 (PayPay) |
서비스료 / 차치 |
お通し108円(なしも可) |
좌석 수 |
45 Seats ( カウンター25席、テーブル席20席) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,자리가 넓은,카운터석 있음,스포츠 경기 관람 가능. |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,칵테일 있음,일본 청주(사케)에 고집 |
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요리 |
채소 요리를 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
비고 |
昭和初期に酒販店として創業。1964年に現店舗を新築。 |
10年ぶり?かな、横浜の取引先に寄ると一人でふらり、近所の飲み仲間に声かけて集合したり重宝したのだけど
すっかりご無沙汰の挨拶回り。
若かった大将もいい年齢重ねた表情。お嬢さんなのか奥さんなのか、酔客をテキパキと捌く女性が実に小気味いい。
小一時間の滞在でシャコ刺し(お目当てのシャコ爪はもう出していないとのこと。手間がかかるしね)、〆さば
タコ唐揚げ、おから、ポテサラを冷や、ぬる燗で合わせた。
市民酒場の看板に相応しい店内の雰囲気は昔感じたまんま。
酒も料理も良心的な価格をキープしてくれていて実家に戻ったような安心感がある。
いつまでも続いてほしい庶民の為の酒場だ。