料理よりおばちゃんに味がある。 : Isari

鎌倉、紫陽花の季節。長谷寺は大混雑。
喧騒を避けて裏道へ。
漁。地魚定食の文字を発見。
この手の店構えはうまい気がする。
カウンターに、先客2名。
メニューを訪ねる二人に、「ウチは地魚しかないよ！外に書いてあるじゃん！」と強烈なカウンターをかますおばちゃん。まるで泉ピン子のようだ。
おばちゃん曰く、一人でやってるので、できるもんは決まってるらしい。それに、材料はもらいもんがほとんどだから、ぼろ儲けだそうだ。笑
とにかく、威勢のいいおばちゃん。
昔は夜営業もしていて、酒も強く、夜の蝶といわれたそうだが今は夜の蛾！だとおっしゃっておられました。
だから、現在は昼営業のみの売り切れ御免だそうです。

さてさて、肝心の定食は、これいかに。
まず、ごはんは出雲から送られてくるブランド米、結び米だそう。これがうまい！炊き方もいいっすね。べちゃっとせず、米が立ってます。
刺身は白身の地魚中心。相模湾名物の生シラスが添えられます。
それにおばちゃんお手製の煮物が少々。
家庭的な味だなあ。
これで、1500円。安くはないけど高くもないかな。

とにかく、強烈なおばちゃんの個性に参りました！
普通の接客が希望の方には、おススメできません。笑

今年で開店45年だそう。
そういや、カウンターには浅田美代子のサインがありました。

いつまでも、頑張ってもらいたいもんです。

今日もご馳走様でした！