寂しげな場所に佇む一軒家レストランで、美味しい料理と雰囲気に温まり和む　　-イタリアン- : La Cucina Italiana Rustica

少し寂しげな場所の旧道沿いに佇む一軒家。ご夫婦で営んでいる家庭的なそして美味しいイタリアンのお店です。周囲が寂しいくらい静かなせいか余計に温まる雰囲気があるんですね。

7年程前から年に1〜2回訪問していましたが、訪問頻度が増えつつあります。というのも、ここのところ美味しさを増しているからなんです。因みに12月、1月と続けて伺っています。
通常は1人での外食(ラーメン、カレーが多い)が多いのですが、こちらには今のところ複数人でしか来たことがありません。ビジュアル的にも楽しめる料理を、(コロナ以前は)ワインなど飲みながらボソボソっと語りながら嗜む雰囲気が合うお店なんですね。
親しみやすい料金も嬉しい。

因みに味は勿論ですが、ビジュアルって本当に大切と感じます。奇をてらったり超大盛りにするのではなく、それぞれの料理の本質に合ったビジュアル。
料理どころか、お米の検定にさえも「外観」という項目がある位ですから。

各地素材にこだわった料理を選ぶのも楽しみで、アラカルトで注文することが多いのですが、直近ではアラカルトではなく『特選コース』というのを頼んでみました。5000円以上で注文できます。今回は奮発して6000円/人(2名)で予約をしました。予約時から貸切になるのではと予想していましたが、当日に伺うとやはり他の客はおらず貸切状態になりました。平日の17時です。接客の感じがいいお店の奥様を合わせても3人だけで、最後まで静かに和やかに時間を過ごすことになりました。
(店主さんも最後に顔を見せてくれました。)
18:30には退出しましたが料理も気持ちも堪能しました。

<直近レビュー>(特選コース6000円)

-飲み物は、ノンアルコールのスパークリングワインをボトルで。ノンアルコールながら中々いけるスパークリングで食事とも合うので、最近これを頼みます。何故か酔ったような気分にもなります。フランスの『ピエール ゼロ ブラン ド ブラン』(2500円)です。

-前菜
今回は、白い大き目の丸いお皿にお花を散りばめられた、といったビジュアル。ちゃんと赤系、緑系、黄色系が入っていますね^ ^
色彩も華やかですが、サラダの他にホタテや鮮魚系、キッシュ、チーズ、ハム、野菜等々がどれも新鮮で美味しく、いいスタートとなりました。

-パスタ
『手長エビとトマトソースのリングイネ』。
リングイネを両側から覆うように手長エビが盛られています。リングイネはモチモチ感をしっかり出した茹で加減が良く、ソースの絡み方がよくて美味でした。手長エビも然り。

-メイン(魚料理)
真鯛のソテーとレンズ豆とイカです。
皿の上にまずレンズ豆が敷かれ、その上に真鯛のソテーが載せられています。脇にはイカがポツンと置かれているのがアクセントになっています。
こちらの真鯛の料理は素材の良さを殺さぶ、柔らかみを残した焼き加減が美味しくて、お気に入りです。少しパリッとした皮も美味しく食べられます。
レンズ豆やイカも美味しかったです。

-メイン(肉料理)
フランス産の鴨のロースト。
いい色にローストされています。鴨の旨味たっぷりで、食べたーという気がします。たまに料理を囲んでいるバルサミコソースにチョンとつけて食べるとサッパリして食欲増進です。

-デザート
6種から選べますが、選んだのは『自家製イチジクジャムとリコッタチーズのタルト』。イチジクはお店の庭で採れたそうです。大好きなイチジクでそれも自家製ということで美味しさ倍増のタルトでした。

<前々回のアラカルト料理>は、長くなり過ぎるので写真メインでご覧いただければと。
前菜の後の一見何かわからない料理は、『おぼれダコ(明石ダコのトマト煮)』です。メニュー名だけ見た時はどうなのかなあと思ったのですが、ソースもタコも絶品。
その後の料理は見た目通りですが、カキ(広島)のリゾットです。チーズとのバランス良く文句無しです。
魚料理はクロメバル(気仙沼)です。美味しいですが骨には注意要てす。
デザートは、焼きリンゴとバニラアイス。スライスしていないのでたっぷり食感を堪能。濃厚なソースも美味しくバニラアイスでスッキリと。

それ以前の写真は、スマホ交換時にバックアップできず失いましたが、思い出は残っています。

ご馳走様でした。