昭和レトロの焼き鳥居酒屋 : Okeya

＜2020年　5月31日　日曜日　曇り＞
今日は数年来の念願かなっての訪問だ。
ここ数年、この店が気になってしょうがなかった。
なぜなら外観が昭和40年代の雰囲気を醸し出しているからだ。
昼間、自転車で店の前を通るといつも閉まっている。
夜は来ることができないのでとても残念だった。

今日の昼前に通ったら奇跡的に開店していた。
暖簾をくぐると先客が一人で酒を飲んでいた。
ママも先客も暖かく愛想よく迎え入れてくれた。

この居酒屋はカウンター席しかない。
しかも椅子が５つしかない。
五人で満員になる。

椅子に座り冷やし中華と餃子を注文する。
どうもこの時期は週末だけランチ営業するようだ。

カウンターの向こうでママさんが一所懸命に作っている。

お待たせ～

冷やし中華が出てきた。
不思議な外観だ。
食べてみた。
味も不思議な味だ。
こってりした焼肉がたくさんのっている。
これがまた甘めのジューシー肉で旨い！
つゆは自家製らしい。
酸っぱさが感じられない不思議なつゆだ。
冷やし中華とうより冷やしラーメンのようだ。

餃子が出てきた。
シソが入っているらしい。
手作り感100パーセントの餃子だ。
家庭の味がする。

話し上手なママさんは明るくて笑顔が素敵だ。
その人柄できっと常連客がたくさんいることだろう。
僕もまた来たくなった。
きっと来るだろう。

昔はこの通りに銭湯が五、六軒あったらしい。
その桶を作っていたので屋号が「おけや」になったらしい。

先代はここでカキ氷とおでんを売っていたようだ。
白黒の写真を見せてもらった。
ママさんがまだ子供でお父さんと店の前で写っている。

定休日は月曜日だと言っていた。

椅子に座っていると昭和にトリップしたように感じてくる。
店内は昭和40年代そのものだ。
昭和ノスタルジーに浸るには最高の店だ。