何故? そこにCafe L’eau があるから。
3月末の水曜日、友人に予約してもらい夜の部開始の16時に訪店。ランチではなく夜のアラカルトを楽しむのは半年ぶりです。
平日のこんな時間ですから先客なし。
オーナーシェフのノブさんとも久しぶりに色々と話が出来て実に楽しかった。この時間帯は狙い目ですね。
我々二人は食べ物アラカルトメニューからどれを食べるか選べず、ノブさんにお任せすることに。
ワインも最初にハウスワインをもらった後はノブさんにお任せ。
このお店ではワインはもちろん料理も常に変化し続けているので、訪店の度に知らない味ばかり。ならば最も熟知している人に任せるのが最良の選択ですよね。
この日頂いたものは以下のとおり。
※価格は税込み。
■飲みもの
●Milky Way(宇宙ブルーイング)、1,250円/350mlだったかな?
八ヶ岳(山梨県北杜市)でビールを醸している宇宙ブルーイングという醸造メーカーは初めて知りました。結構頑張って作っている国産ヘイジーIPAですね。DDHの割にはアルコール度数は7%と控えめ。
どこか OTHER HALF(ニューヨーク) の More Citra Than All Citra に通じる味わいではありますが、OTHER HALF に肩を並べるにはまだしばらくの年月が必要な様です。
●Alchymiste(ハウスワイン)。
晴れてカフェ水のハウスワインとなった SCLAVUS の Alchiste、ギリシャのワインだそうです。白を500mlのカラフェで頂きましたが、スッキリしていて飲みやすく、この日の我々の気分にピッタリ。クセもなくさっぱり楽しめるハウスワインです。
ノブさん曰く、魚はもちろん肉にも合う万能選手だとか。次回は赤も頂いてみましょう。
その他、以下のワインを頂きました。
●Emilia Bianco 2021(Il Vei)。
●Vin de Table de France 2021(Louis & Chantal JULIAN)。
どちらも、肩を怒らせて味を語るのってダサいと思う私の様な人間にピッタリのデイリーワインです ^^;。2種とも酸味と苦味のバランスも良く、美味しいものをつまみつつ友人、そしてノブさんとの会話を楽しむという我々の目的に見事にハマっていました。
■食べもの
この日頂いたものどれもがいつも通り美味しく、そしてもしかするともう二度と食すことのない料理かもしれません。そんな意味で、これまたいつも通り個々の料理の味の詳細には踏み込むことなく、一部についての概説に留めます。ぶっちゃけ頂くものすべてが未知の味なので、説明が難しいんです(笑。
先ずは猟師町に住んでいる超特権、しらすです。
今年もまたしらす漁解禁以降、誰もが松道丸のしらす獲得に必死になっていますが、ノブさんもその一人。生しらすが揚がった日にのみ供される料理が2種提供されました。
●生しらすのブルスケッタ。
カリッカリに焼かれたブルスケッタの上にしらすのアヒージョが乗せられており、味もさることながら、カリッカリととろっとろのコントラストが楽しい一皿でした。
●ラム肉とじゃがいもの千切り炒め。
●トリュフの香るマッシュルーム春巻き。
●しらすの乗った全粒粉古代パスタ。
生しらすのアヒージョが主役のパスタ。
この全粒粉パスタには外から中まで均一の硬さ、つまりコシがなく、均一の強さで歯を押し返して来る食感が印象的でした。小麦の風味もしっかりしており、こういうパスタは良いですね。
●豚タンちりめんキャベツ乗せ。
アンチョビやパセリなどと共に刻まれたバジルパテを付けて頂きます。柔らかさの極致にある豚タンはもちろんですが、上に乗せられたキャベツがちょっと驚く素晴らしい仕事をしていました。
●デザート:自家製プリン&カヌエ。
我々二人ともまさか〆にスイーツが供されるとは想像もしておらず、おそらく私は50年以上ぶりに甘いデザートを頂きました(笑。
もちろんカヌエは初食でしたが、卵の主張にビックリ、ただしプリンともども美味しいかどうかの判断は、スイーツを食べた経験がほとんどない私には出来ません。ノブさんごめんなさい。
食後に友人と、次回は〆はスイーツではなく他のものにして欲しい旨ちゃんと申告しなきゃダメだということで意見が一致しました。
ノブさん的に、開店から7ヶ月で、テーブルや椅子、内装などがようやく思い描いていた形に整ってきたとのこと。雰囲気もあり落ち着く良い空間です。
2時間弱の滞店で15,380円/二人。
本当にごちそうさまでした!
上記飲食以外に、正式販売を開始したオリジナルスパイス「どこでも四川」を私も友人も購入しました。マスター超こだわりの封蝋がバえるオリジナル缶に入って1,300円。
中身は山椒、カイエンヌペッパー、シナモン、八角。それをノブさんが薬研で挽いています。
このマジに凄い風味は、例えばスーパーで買ってきた様な麻婆豆腐に振りかけるだけで目の前に大陸の景色が広がります。
OISO CONNECT でも売られている様です。
なお、今回は日が暮れていく様も一つの魅力だったので、通常と異なり時系列どおりに写真を掲載します。
この日の白眉はカリフラワーポタージュ!
予約をした上で2月後半の火曜日12:06、友人と妻の三人で訪店。特に友人は8食/日限定の「カフェ水のパンケーキ」希望だったので予約は必須です。
いつもの様にカウンター席に陣取り、私と妻はこの日初めて頂く「ロイヤルポーク(ポルケッタ)」を注文。
車で長野へ戻る友人を横目に、妻と私はランチワインをお願いします。
先ずは前菜が、しばらくして主菜が運ばれてきます。
■食べもの
●カフェ水のパンケーキ(税込み1,500円)。
・前菜:サラダヴェール。
・主菜:パンケーキ。
食事としてのパンケーキであり、サワークリーム、目玉焼き、バジルソーセージ、バター、ハム、ソース(メープル or アガペ)がかけられ、あるいは乗せられてサーブされます。
最初にサーブされたものが生焼けだったため、焼き直しではなく新たに焼いて頂きました。パンケーキ好きでこれまで多数食べてきた友人ですが、この味は初めてだと驚いていました。
食事の後に、生焼けだったお詫びにケーキを出して頂き、もう腹パンでヤバいと言ってました(笑。
●ロイヤルポーク(税込み1500円)。
・前菜:カリフラワーポタージュ。
とてつもなく美味なカリフラワーポタージュにショックを受けました。野菜はトマトとセロリがあれば十分という私にとりカリフラワーは単なる添え物、これまで美味しいと思ったことはありませんでした。でもこのカリフラワーの味が濃厚なポタージュは大ボウルで10杯イケますね (^^)。
・主菜:ポルケッタ。
豚肉を堪能出来る逸品。
もちろん脂身もたっぷりなので誰にでも合う料理ではありませんが、肉の旨さは脂身の旨さに負うところも大きいということを考えれば、まさに肉をしゃぶり尽くせる出来上がり。
●パン
食後に赤ワインを楽しんでいると、つまみにどうぞ、とパンを出して頂きました。カリッと焼かれてオリーブオイルがかけられ、その上にはおそらくは3月から販売されるオリジナルスパイス「どこでも四川」が塗されています。美味いなぁ。
■飲みもの
●ランチワイン(500円/杯)。
最初は白を、以降は赤を何杯か。
白の美味しさが印象的でしたが銘柄などは聞きませんでした。
ハウスワイン候補もほぼ固まりつつある様なので、ワインに対する愛と造詣が深いオーナーシェフノブさんに、今度はその辺りのことも聞いてみようかと。
1時間40分ほどのんびりして、今回も超満足。ご馳走様でした (^^)。
帰り際に、3月発売のオリジナルスパイス第一弾「どこでも四川」を缶に入れて分けて頂きました。中身は山椒、カイエンヌペッパー、シナモン、そして八角を、ノブさんが薬研で挽いたもの。
まだ正式な缶が出来ていないので仮デザインの缶で、これはこれで貴重かも(笑。
正式ラベルデザインは波頭がドラゴンと化した浮世絵風の大波を表したもので、缶は封蝋されます。
なお、今回は友人のパンケーキが生焼けだったので、心を鬼にして評点を4.0>3.8に下げました。またすぐに上がるでしょうけれど(笑。
「彼は天才だな」。
11月終盤の雨の水曜日、祝日の11時過ぎに沖縄/北海道在住の友人を伴って妻と訪店。
三人とも3種のランチの中から、ラム肉のスパイシーマーボーとうふをフィーチャーしたAランチ(1,500円)を選択。
※以下、価格はすべて税込み。
■前菜
●生春巻。
小皿に入った漬けダレ(ヌクチャム?)に漬けて頂きますが、このタレも生春巻自体も、これまで食べてきた物とはまったく別物の味。タレもスイートチリソース的な甘味など皆無で、生春巻自体にも甘みゼロ。
それ以外はどう別物なのかは私には説明出来ず、またどんどん忙しくなってきているランチタイム故にオーナーシェフのノブさんと話す時間もなかなか見つけられず、謎は謎のまま ^^;。
■主菜
●ラム肉のスパイシーマーボーどうふ。
シビ!辛! そして私の知る麻婆豆腐とはまるで似つかない旨み。提供直前にフライパン仕上げの焼きを入れるラム肉も実に良い味を出しています。
使用スパイスはもちろんノブさんが薬研で挽いたオリジナルーー店内に飾られている薬研は飾りではなく、道具なのです。青山椒ベースに赤山椒、クミン、コリアンダーなどなどを加えて挽いたスパイスをラー油に加えさらに仕上げのスパイスを投入、そこにパクチーなどが加わります。
手加減なしのノブさん渾身の自信作。あぁ、食べられて良かった!
■単品
●まかない餃子(700円/8個)。
メニューには無かったのですが、以前メニューに載せられていた餃子と同じ味ながらグッと小ぶりにしたーーその餃子を食べたことのある友人曰く、二つでお腹いっぱいになるボリュームだったそうですーー、本当のまかない食だそうで、三人でシェアして食べました。
これもこれまで知る餃子とは異なる味ですね。謎です、ナゾ(笑。
いずれにしても、どの料理も甘味がないですね。それが美味しさに大きく貢献していることだけは、味音痴の私にも分かります。
●ベイクドチーズケーキ(600円)。
この日は酒を飲まなかった妻が注文。感想を聞いたところ、ふわふわ軽かったけど味は普通だった、とのこと。
■飲み物
●ランチワイン(500円/杯)×6。
妻は酒を飲まなかったので、友人と赤を2杯、白を1杯ずつ楽しみました。
正直な話、ノブさんのお店では食事だけで終わらせず、昼でも必ずお酒も頂くのがマナーだと思っているんです、私 (^^)。実際にこの日も私たちの斜め前に座ったお客さんは、当然の様にボトルワインを開けていました。
8,800円/三人。幸せなひと時をご馳走様でした。
店外に出て友人がポツリと言った一言が今回のタイトルです。「彼は天才だな」。
イタリアンとタイ料理、そしてワインの充実ブランチに唸る。
イカスミソースのパスタを提供している旨を Instagram で知った無類のイカ墨スパ好きの私、予約の上10月末の土曜日、12:05に妻と訪店。「イカスミスパ二人前取っといて下さい!」
開店から2ヶ月、訪店するごとにお客さんの数が確実に増えており、この日に知ったのですが、ランチの前菜は用意数が底を突く毎に提供内容が変わっていきます。従って具体的に頂きたいメニューがある場合は早めの訪店を心がけましょう。
前回に続きL字カウンターの奥隅の席へ。ここに座ると落ち着く様になってきました(笑。
この日のランチはゲストシェフーー茅ヶ崎にあったタイ料理屋「アロムディー」のオーナーシェフでもあった伝説の料理人、宮下雅史氏ーーも合わせての四人態勢で、目の前のオープン厨房がフル回転していました。
さて、私も妻もとにかくイカスミパスタが食べたい!と事前に伝えてあったのですが、先ほど挨拶だけはしていたノブさんがやって来て、イカスミももちろんお薦めなんだがこの日の特別メニュー「タレーポッパンカレー」がとにかく凄いので、イカスミとの1+1にしてシェアして食べたらどう?とのこと。
イカスミが1週間ほどの超限定メニューであることを既に事前にノブさんから聞いていたので、タレーポッパンカレーはレギュラーにならないの?と聞くと、こっちは今日限定かも、との返事(@o@)‼️
と言うことで、我々が頼んだのはこちら。
※ランチ(税込み1,500円)二人分+パスタ大盛り150円の内容です。
■前菜
●ポルケッタ。
脂身の風味が素晴らしいローストポーク。かなり薄くスライスされており、ワインに合いますねぇ。
●トムヤムクンスープ。
これ、ヤバかった。小ポーションながら香りも味も素晴らしく、妻曰くこの日頂いたものの中でコレが一番だったそうです。天使の海老が使われていましたが、それはかく言う妻の胃袋に収まりました(笑。
宮下雅史氏の手になる逸品でした。
■主菜
●イカスミソースのパスタ。
シェアすることもあり、大盛りでお願いしました(+150円)。
運ばれてきた瞬間にえっ?と思うのは、イカスミを纏ったカッペリーニほどは細くない細めのスパゲティの光沢。口に入れた瞬間におっ?と思うのはその滑らかさ。ツルンツルンです。そして味わってこれは?と驚くのが、そのイカスミのやや抑えられた味。オイリーさもありません。
イカスミスパゲティって濃厚なほど美味しい様な気がしていました。その分舌触りはややざらつきますし、何よりも最初が一番美味しくて徐々にその濃厚な味に飽きが来始めてしまうーーイカスミ番長の私はいくらでも食べちゃいますが(笑。
ところがこれは全然違う。もちろん先ずはその食感に驚かされるのですが、食べ進める内に旨みが増していきます。これは初めての体験でした。美味かったなぁ。
●タレーポッパンカレー。
これもこの日のゲストシェフ宮下氏の手になる、魚介具沢山の卵とじカレー炒め。カレーよりも卵が前面に出てきてるので、「カレー」のつもりで食すとちょっと驚くかも知れませんが、(同じ様な言葉ばかりを使って恐縮ですが)その優しい食感と風味が素晴らしかったです。
■飲み物(4,000円、2,000円/ワイン4種類×2)
ワイン選択をノブさんに聞くと、ランチだし2,000円/人で適当にお出ししましょうかとのことで、お任せでお願い。四杯/人頂きましたが、どれも他のワインとまったく被らぬ美味しさ。
●il Vei の Malvasia
一杯目はこちら。微発泡の白。
●Le Clos des Grillons の Une ile
●Julien Peyras の SyrahNostra
ゴッドファーザーのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の描かれたエチケットが凄いです。ワイン名もシラーとコーザ・ノストラを組み合わせたものだそうで(笑。
●Domaine Julien Labet の macvin du juira
最後はやや濃い目のデザート的なもの。香りや味はやや異なりますが、どこかリキュールを彷彿とさせるワインでした。(ワインに詳しい方が読んだら呆れること間違いなしの馬鹿コメントですね(笑))
(ランチ1,500円+ワイン2,000円) ×2 + スパゲッティ大盛り150円、締めて7,150円のお支払い。
大満足ランチ、ありがとうございました。
それにしてもオーナーシェフ、ノブさんの自由さは素晴らしいです。それは、一つ所に留まらない勇気と言い換えることも出来ます。
孤高を持するのではなく、どんどんゲストシェフやゲストパティシエを呼んでは彼らをフィーチャーし、一方でスタッフを育てることに力を注ぐ。
本人曰く慣れると意外に小さかったと言うオープンキッチンですが、彼がこのキッチンを手に入れたことにはとても大きな意味があります。このキッチンを舞台に仲間たちと日々新しいことに挑戦し、私たち客もその余録に預かれるというわけですから(笑。
彼の自由さは料理にも表れています。同じレシピを作り続けるのなんて楽しくない、とばかりに1週間に一つは新作を登場させる。
だから彼の料理は一期一会、一つひとつの料理の内容を詳細にレビューする意味がないと私が言う理由もそこにあります。
いつも変わらぬ味を求めて通う店の対局に位置する、新たな出会いと驚きを楽しみに再訪を繰り返すお店なのです。
美味しさとは即ち神秘なり。
10月初旬水曜日13:31着店。ランチタイムが14時までなので、念のために訪店する旨を事前に伝えての訪店です。
ちょうどランチ客も捌けた後の様で、お客さんは私と妻のみ。どこでも良いよと言われたので、カウンター席に陣取りました。
最初にお断りを。
Cafe L’eau 即ちカフェ水。オーナーシェフNさん曰く、その名は方丈記から来ています。「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」。水の様に柔軟な変化を楽しんで欲しいという彼の思いがその名称に込められています。
それは店の運営形態のみならず、彼の産み出す味も一つ所に留まることなく絶えず変化していくことを意味します。従ってこのレビューもアップされた段階で古びたものとなっています。
さて、この日注文したのは以下のとおり。
飲み物
●ランチワイン(500円/グラス×4)。
Nさんに聞くと今日の料理には赤白どちらも合うとのことで、料理が運ばれてくる前に妻が赤ワイン私が白ワインを、食中に今度は妻が白で私が赤を頂きました。
赤は ALLA COSTIERA のロッソ、白もALLA COSTIERA でビアンコでした。この日のグラスワインリストには600円/グラスとして載っていたので、600円>500円がランチワイン価格。実に飲みやすい、食事中にうってつけのワインですね。
食べ物
妻:●Aランチ(税込み1,500円)。
・前菜:じゃがいもと万願寺とうがらしのサブジ。
サブジとは香辛料を塗した野菜などを蒸し煮たり炒めたインド料理の名称。そしてこの日前菜として供されたサブジは、まだ皿が到着する前から胃袋を鷲掴みにするNさんこだわりのカルダモンのとんでもなく強烈にして素晴らしい香りが漂ってきました。
マッシュされた芋ーーオーナーシェフN氏のことですから、こだわりたっぷりの芋であることは想像に難くありません。これはすべての食材に共通することなので、以下略(笑)ーー、万願寺とうがらし、大小タマネギなどなどの上に散らされたガラムマサラの粉が最後の1アクセントになっていました。
・主菜:ポークビンダルー。
前菜同様、妻の皿から一口味見しましたが、酸味のあるソースがべらぼうに美味しかったです。
インドの人々は豚肉もあまり食べないといいますが、ポルトガルからインドに渡って華咲いたという、ポークがゴロッと入ったこうした料理もあるのですから、世の中面白いです。
私:●Bランチ(税込み1,500円)。
・前菜:レバームースのタルティーヌ。
蓮根が主のものとレバームースが主のもの、2種のタルティーヌが供されました。
レンコンのタルティーヌはなんとも爽やかな酸味が美味。は誰もが知るオーナーシェフNさんの絶品レバームース/ペーストのタルティーヌ。信じられないくらい柔らかく味わい深いのに全くしつこくないレバーペースト、マジヤバです (^^)。
・主菜:ポルチーニのマカロニグラタン。
訪店前から今日はこれにしようと決めていました。
それ自体珍しくもなんともありませんが、この料理もグツグツで運ばれてきました。しかし運ばれてきた段階で際立つのは、やはりポルチーニ茸の濃厚な香り。そして食べて驚かされたのもポルチーニ茸のその濃厚な味、そしてグラタン表面と縁の焦げた香りと味。何か一つが突出しているのではない渾然一体となった旨味の塊を、200g近くのマカロニが使われているボリュームと共に堪能したのでした。
また、よろしければとパンも出していただきました。
内容も知らずに1,500円のランチと言われるとちょっと高め?と思ったりもしますが、食べてビックリそんなに安くて良いの!?となること請け合いの満足感。
いやぁホント、美味しさとは即ち神秘ですね。
今日もご馳走様でした!
일반 이용이 아닌 리뷰
이 리뷰는 시식회, 프리오픈, 리셉션 이용 등 평소와 다른 서비스 이용에 따른 리뷰입니다.
L'eau=水。大磯に美味水が戻って来た!
「ル・ビストロ ノーブル」、「ルフラン/アペロ」を大磯で運営されてきたオーナーシェフN氏が、3年半の時を経て大磯に帰ってきました (^^)。
今回のお店は大磯海岸のすぐ前の建物2階で、カウンター席とテーブル席、ソファ席が用意されたかなり広いスペースです。
オープン厨房の中では(Nさん曰くこだわりの)スライサーが威容を誇っています。
二つの顔を持つ店舗で、昼間はこの「L'eau」、17時以降は予約客のために開店する「かわ津」です。
営業に係る詳細は各々の店舗情報をご覧頂くとして、概要はこんな感じです。
●L'eau(ロー)
ランチやスイーツもあるカフェですが、Nさんならではのこだわりのアルコールも用意されます。
●かわ津
完全予約制のシェフおまかせコースのみのワインビストロです。
8月中旬の火曜日12:50、友人と誘い合わせて三人でプレオープンにお邪魔し、アラカルトではなく料理3,000円のおまかせでお願いしました。
※通常営業とは営業形態が内容が異なります。このスタイルは、夜の「かわ津」的ですね。
あぁこの感じだ (^^)。
こだわりの料理を一品ずつと、それに合うワインを一杯ずつ注いでくれます。Nさんの料理への愛がプレートに乗せられ、酒への愛がボトルからグラスへと注がれるというわけです。
一皿、一杯が我々の会話を広げ、顔を綻ばせてくれます。
プレオープンでもあり頂いたものの内容などは写真に留めますが、この日は七皿の料理と、それ以上の杯数のワイン、そして京都で醸されているジンを頂きました。
〆に提供されたフォーが実にNさんらしく、以前のお店でも〆にラーメンが出てきて驚かされたことがあります。
ワインは2タイプのワイングラスで交互に頂きましたが、イタリアンで造られているGRAVNERというグラスは凄かった(笑。作家さんが旅の中での出会いとそこから得たインスピレーションを基に造られているものです。
この日のBGMは終始一貫Khruangbin。私も愛する彼らの揺蕩う音がこのお店の雰囲気に見事にマッチしてました。
ちなみにこのバンド名、実際には日本で一般的に用いられているカタカナ名とはかなりかけ離れた発音で、実際には「クラングビン」が近いです。ただし最初のクとラが一音節なことと、ビンの前のグは口の中で微かに発音した感じに留めるのがキモです(笑。
3時間弱、いつもと異なる時間の流れを堪能させて頂きました。
お代はフード3,000円とドリンク3,000円、〆て6,000円/人、ご馳走様でした。もちろん、また伺います (^^)。
本営業前だったので、評点は3.8と低く抑えておきます。お楽しみはこれからだ (^^)。
점포명 |
Cafe L'eau(Cafe L'eau)
|
---|---|
장르 | 카페、스위츠、다이닝 바 |
예약・문의하기 |
070-2377-0303 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
ご予約はinstagramページトップから、 |
주소 |
神奈川県中郡大磯町大磯1713-90 ロイヤルテラス大磯 2F |
교통수단 |
東海道線 大磯駅を降りて海岸へ 오이소 역에서 502 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥2,000~¥2,999
|
지불 방법 |
카드 가능 전자 화폐 가능 QR코드 결제 가능 |
좌석 수 |
30 Seats |
---|---|
개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 近隣に有料パーキングがあります。 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,카운터석 있음,소파자리 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,외인이 있음,엄선된 와인 |
---|
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
위치 |
바다가 보인다 |
아이동반 |
어린이 가능 |
오픈일 |
2022.8.20 |
비고 |
ランチは一律12時オープンです。 |
11月第1金曜日12:42、急遽思い立って犬散歩を兼ねて訪店。
店のある2階に上がって入り口手前脇に小さな丸テーブルとオーナー店主ノブさんお手製のベンチシートがあり、そこならば小型犬可なのです。と言ってもスペース的に同時利用は一組限定かな。
ホワイトボードに書かれたその日のランチから以下を選択。
もちろんワインも頂きます。
私も妻もハウスワインをグラスで、私は赤で妻は白。その後各々一杯ずつ追加です(計500円×4)。
●妻:自家製ハムとルッコラ+パスタ(湘南しらす&トマト&ンドゥイヤ、カラブレーゼソース和え)(1,550円)。
私もちょいと味見 。
自家製ハムは鳥の低温調理ハムで、バジルソースと薄くスライスされたパンが添えられています。これはもう美味至極ーー実は我が家もノブさんから作り方を教わり、もちろん店の味には敵いませんがときどき作っています。
パスタは一見アマトリチャーナですが、さらにソースが濃厚でスパイシー、あぁこりゃ美味いや。
アルデンテ上限の茹で上がりスパゲティもいつもどおり素晴らしい。
ンドゥイヤ?香辛料を効かせた豚肉のサラミソーセージだそうで、その燻製臭が全体を大きく盛り上げています。
●私:チキンのサルサヴェルデ掛け+米沢牛肉団子入りマカロニグラタン(1,700円)
薄くスライスされた鶏生ハムとルッコラ、その上にサルサヴェルデが乗せられています。
美味!なれど、私的には妻の自家製ハムの方がより好み。羨ましぃなぁ(笑。
グラタングツグツで運ばれてきました。
最初にちょっと縁の部分をスプーンで掬って口に運ぶと、あれ?少し味が薄いか?と思ったのですが、グラタン皿中央部分と混ぜて食すと本来の味になりました ^^;。
牛肉団子は、米沢牛と言われると高級感がありますが実際には野趣溢れるテクスチャーで、それが2個?ーー妻も私のオーダーをつまみ喰いしていたので、2個以上?ーー、これも美味でした。
こちらのお店のメニュー(レシピ)は変化し続けているので過去レシピ比較にしかなりませんが、この日は妻の選択の方に軍配が上がったかな。
今回初めて犬連れでお邪魔しましたが、やはり店の内外で隔てられるのでちょっと寂しい。ンドゥイヤとは何か?にしても、ググるのではなく目の前のノブさんにソレって何?と聞けるのが飲食店の楽しさですから。
犬連れの選択肢をありがたがりつつも、次回は人間のみでの訪店になりそうです。
今回もご馳走様でした!
次はどんな料理に出逢えるのか、楽しみですねぇ (^^)。
おまけ情報:オリジナルスパイス(各税込み1,300円)。
カフェ・ローは別タイトル(かわ津)で酒類販売も始めています。そしてノブさんこだわりのIPAとワイン以外の超目玉として、オリジナルスパイス販売があります。
今年3月に発売した「どこでも四川」を皮切りに、なんと半年間で5種類に増えました!スゴイコトデスヨコレハ。
この訪店日翌日がその第5弾「Dashi Shop(出汁店)」の発売日だったのですが、無理を言ってフライング購入させて頂きました。既存の七味唐辛子のブースト版、つまりスーパーサイヤ人的七味唐辛子。
辛さそのものより香りのブースト感が強く、海苔と鰹出汁、そしてポルチーニ茸の香りがあらゆる料理を引き立ててくれること請け合い。辛いものがダメな方でも使用量さえ間違えなければこの素晴らしい香りを存分に楽しめます。
これらオリジナルスパイスは取り扱い店舗も徐々に増え、さらに通販も始まっているので、興味おありの方は是非お店サイトでチェックしてみて下さい 。