コストパフォーマンス抜群の『3貫盛り』と独創的な『匠の一皿』
国道15号線沿いにあるスシローです。
お店は、川崎区内におけるスシローの最南端です。川崎駅東口にもスシロー 川崎ゼロゲート店がありますが、川崎第一京浜店はロードサイド店で駐車場完備なので車で訪れる人も多く、混雑していますね。
ちょうどいい事業用地が無いのが実態なのかと思いますが、回転寿司業界の方は川崎区に出店すると確実に収益性の高いお店になるかと思います。おすすめです。
スマホで予約し、店員さんと接することなく、チェックイン、テーブルの案内を受けられますが、待合スペースも店内も大混雑で、密ですね。滞在は短時間にするのが望ましいでしょう。
訪問した日のキャンペーンは「春だ!祭りだ! スシロー名物三貫盛り祭」です。人気メニュー、定番メニューを3貫盛りでお得に提供することで、コロナ禍における飲食不況でもお客さんを集めていますね。
いただいたのは、
■天然本鮪3貫盛り(330円+税)
大とろ・中とろ・赤身の3貫です。
本マグロを使っていて1貫100円ですから、他社にとっては脅威でしかありませんね。
特にマグロ推しの『すしざんまい』あたりの存在感をかき消してしまうインパクトです。
味のほうは、シャリが完全に負けていて、美味しい本マグロの刺身と共にちょっとご飯を食べている感じです。
でも、回転寿司なので、これが正しい方向性ですね。
■大えび3貫盛り(150円+税)
活〆大えび・特大ジャンボ赤えび・大型生えびの3貫です。
通常は活〆大えび・特大ジャンボ赤えびあたりは、1貫100円+税で流れているものかと思います。
赤えびは、飲食店が多く利用するアルゼンチン赤海老でわかりやすく濃厚に美味しいものです。
大型生えびはバナメイエビ系のもので柔らかく、ちょっと繊細さがありますね。こういう海老を探してくる仕入担当の努力に脱帽です。
■サーモン3貫盛り(150円+税)
とろサーモン・焼とろサーモン・サーモンの3貫です。
定番のサーモン握りですね。通常メニューがお得という感じです。
■軍艦3貫盛り(100円+税)
ねぎまぐろ・いくら・甘えびの3貫です。
こちらも定番、かつ、人気の軍艦3貫です。
子どもはこれと天然本鮪3貫盛りがあれば十分でしょう。
■いか3貫盛り(100円+税)
やりいか姿・漬けいか・いかの3貫です。
漬けいかは、見た目の色合いの割に漬かりが浅いので、醤油をつけるほうがいいですね。
やりいか姿は食感がよく、いかはねっとりと美味しく、コストパフォーマンス抜群です。
■富山鮨し人流 鱒の介寿司(300円+税)
有名店に依頼して考案してもらう『匠の一皿』シリーズです。
これは富山県の寿司部門で食べログ点数No.1のお店『鮨し人』のもの。
富山らしく、『ますのすし』っぽい仕上がりになっていて、塩と酢で締めてありますね。それを3生、炙り、押し寿司にしています。
サーモンとは異なる旨み、締めたことで全体に塩気が行き渡っており、全体の一体感がありますね。
ただ、押し寿司はシャリにガリが入っており、これの存在感が出過ぎてしまい、ちょっとアンバランスな印象です。
とは言え、スシローで素材の良さだけでなく、調理で魅せる寿司が食べられるのは嬉しいですね。
■始まりの皿 インパクト甘海老(300円+税)
こちらも『匠の一皿』で石川県の『respiración』のもの。
シャリ2貫に青じそを敷き、そこに甘えびを盛った上にジュレと何かを揚げたフレークのようなものが散らしてあります。
ジュレは甘海老の味噌の味ですね。頭から取ったダシで作っているのかと思います。
フレークは、海老の殻を使っているようで海老の殻を焼いたり揚げたりしたときのような香ばしさを含むものです。
独創的で美味しいのですが、こちらは青じそが邪魔しますね。
スシローの商品開発部も、クセが出てしまうことを恐れずに独創的なものはそのままの味で提供して欲しいです。
■う巻にぎり(100円+税)
ありそうで無かった新メニューですね。
玉子焼きの握りとは異なり、甘さの無い玉子焼きを使っています。
鰻は、泥臭さも感じなくもないですが、それがあるからこそ、少量でも鰻を感じますね。
■赤貝ひもきゅう軍艦(100円+税)
こちらもありそうで無かった新メニューです。
一般的な寿司店では、細巻きで提供する定番の組み合わせなので、これが美味しくないわけがないです。
赤貝の身も好きですが、ひもも同じぐらい好きなので、これが100円+税なら、こっちで満足できます。
■漬けうに包み(100円+税)
色合いが悪いのですが、漬けだからですね。
ウニの風味は弱まっていますが、季節でないときに食べられるのはありがたい限りです。
■えびと本ずわい蟹のサラダ(280円+税)
寿司ばかり食べているとハイカロリーなので、こういうメニューはありがたいです。
蟹の身も多く、ドレッシングは上部がサウザン、下が醤油ベースのオニオンとなっており、なかなか手が込んでいます。
甲殻類好きの女子におすすめのメニューでしょう。
キャンペーンメニューは気合が入っていますし、定番メニューもアップデートされており、スシローの人気は続く印象ですね。
今回のキャンペーンですが、3貫盛りを全部頼むと800円+税で15貫、これの持ち帰りが一番お得な利用法だと思います。
やっぱりマグロを食べるならスシロー
国道15号線沿いにあるスシローです。
川崎のスシローの中は、どこも混んでおり、休日は、開店直後から満席になります。平日も混雑しているので、軽々と利用できないお店になってしまいました。
いただいたのは、
■特ネタ本鮪大とろ(280円+税)
さすがスシローと思わせてくれる立派な本鮪の大トロです。この価格で食べさせてくれるお店は、他には無いでしょう。
やはり、マグロならスシローです。
■のどぐろ炙り(180円+税)
こちらも高級魚です。
食べてみると、やや水っぽく、あっさりとした印象です。
炙り加減は軽いですが、味わいが軽い原因は、そこではなさそう。
改めて写真をみると、皮目が白いですね。別名『アカムツ』というだけあって、鱗を処理してもここまで白いのは怪しいです。『アカムツ』では無いのかもしれませんね。
■濃厚うに包み(100円+税)
南米にウニの加工技術の指導に行ってまで、質を高めて、100円+税で提供してくれている品です。
文句無しのコストパフォーマンスでしょう。
■赤貝(100円+税)
私が100円均一回転寿司で、今、密かに戦いがあると考えるのが、貝類です。
国産で調達するのが難しく、加工の手間もあるので、均一価格とするには難しいジャンルです。
はま寿司といい、スシローといい、最近、急に赤貝を扱うようになりました。しかも、質が高いですね。安いものは、サルボウ貝という近縁種を使っていて、色合いも黄色いのですが、写真のとおりのいい色をしています。サイズが小さいので、歯応えは弱いですが味は悪くないです。
■桜肉のロースト(100円+税)
100円均一回転寿司の魅力のひとつは、創作寿司ですが、肉寿司の最高位がこれでしょう。
動物性脂肪は、常温では固体なので、寿司にすると脂の食感が悪く、また、溶けないと旨みがありません。その点、馬肉は脂の少ない赤身肉であるため、寿司にはぴったりですね。
ライバルのはま寿司は、すき家を経営するゼンショーグループであるため、良質な牛肉を低価格で調達できます。そのため、ローストビーフ握りを出しています。
桜肉のローストは、その対抗馬と言えますが、牛ではなく、より、脂の少ない馬で勝負したスシローは偉いですね。負けていないと思います。
■ずわい蟹軍艦(100円+税)
こちらも今回、優れていた印象だったものです。
蟹の身とかにみその盛り合わせの軍艦ですが、蟹の身の質がいいですね。ひとつの塊が大きい印象です。かにみそのほうもかにみその味がちゃんとしています。
はま寿司のかにみそは何かを混ぜていますし、くら寿司も同じく混ぜ過ぎて水分が多くなっています。それと比べると身も味噌もしっかりとしているスシローは優秀です。
100円回転寿司の王者のスシローは、近年、急成長を遂げたはま寿司を意識している感じがありますね。
各社競い合い、より良いものを食べさせてくれると消費者としてはありがたい限りです。
189円皿で高価格高品質にシフト中
国道15号線の上りにある均一系回転寿司店です。大手の有名店なため、いつでも混雑しており、休日は2時間待ちとなることも。
105円均一の回転寿司でしたが、最近は、高品質の189円皿を提供するようになりました。
■特ネタ本鮪赤身(189円)
さすがまぐろに強いスシローの1皿です。スジも少なく厚みもそこそこあり立派な本まぐろで、上にのせられたわさびもちょっといいものなようです。
■ノルウェー産生サーモン(189円)
いいものが出てきますが、サーモンは安定供給できるものなのであまりお得感がありません。脂ののりや色つやはいいので値段相応かそれ以上なのですが、他のメニューや他チェーン店と比べると当たり前な印象です。
■赤えび(105円)
アルゼンチン赤エビと思われる大きなエビです。開いてあって見た目もなかなか立派です。
魚べいでは赤えびを1皿2貫178円で出していましたが、魚べいのほうがちょっと小ぶりだったので互角でしょうか?
■サーモンバジル(105円)
サーモンチーズに更にバジルベースのペーストを加えたものです。スシローの得意な分野は、やはり炙り系だと思います。チーズを加えて炙ることにより、濃厚な味になり子どもにうける要因になっているかと思います。他チェーンも真似て作っていますが、スシローが一番ですね。
■サーモンマーラー風味(105円)
サーモンに揚げた長ねぎをのせて辛みのあるタレをかけたものです。炙り同様に創作寿司が得意なスシローらしいものです。「マーラー風味」は、最近できたもので、炙りほどの完成度は無いですが、今後もバリエーションを増やして展開していくかもしれません。
接客は、いつも混雑しているのであわただしくせわしない感じです。原則はタッチパネルで操作するので問題はありません。
正統派の寿司というより、創作寿司が主力の回転寿司といった印象です。大人よりも子どもにうけるメニューでファミリー層を狙ったメニュー構成はなかなか優れていると思います。189円皿は、1皿1貫であるならば、もはや職人が握る普通の寿司店に行けばいいわけで、1皿2貫でクォリティをどこまで高められるかが、今後の課題でしょう。
毎回書きますが、回転寿司と職人の握る寿司は別の料理です。そして、このスシローは回転寿司の中では、優れているお店かと思います。
점포명 |
Sushiro
|
---|---|
장르 | 회전스시 |
예약・문의하기 |
044-210-1270 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
神奈川県川崎市川崎区堀之内町10-14 |
교통수단 |
第一京浜沿いなので、主に車利用か? 게이큐 가와사키 역에서 473 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥2,000~¥2,999¥2,000~¥2,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB) 전자 화폐 가능 |
좌석 수 |
196 Seats |
---|---|
개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 無料、立体駐車場有 |
공간 및 설비 |
카운터석 있음,소파자리 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음 |
---|
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
서비스 |
테이크아웃 가능 |
아이동반 |
어린이 가능 |
홈페이지 |
国道15号線沿いにあるスシローです。
川崎市内において、昔からあるスシローです。
駅周辺にスシローが増えたので、こちらのお店は住宅街のロードサイド店舗という位置付けになり、少し、混雑が緩和された印象です。
スシローも時代の変遷とともにすっかり様変わりしていますね。
スマホで予約しチェックイン、会計も自動で、レジまわりには店員さんがほとんどいません。
レーンには寿司は流れておらず、広告や調味料のみが流れています。
タッチパネルで、注文すると、特急レーンに届く仕組みです。
いただいたのは、
■活〆ブリヒラ(190円)
ブリの旨みとヒラマサの食感の両方を併せ持ったブリヒラです。
その名前に間違いは無く、ヒラマサのいい食感がありますが、味わいはまさにブリでとても美味しかったです。
■大つぶ貝(190円)
定番メニューですが、クオリティが高いですね。
厚みがあってコリっとした食感と旨みが感じられます。
■きすの天ぷらにぎり(190円)
輸入ものと推察しますが、サイズはなかなかで、立派なキス天ですね。
円安でも頑張って仕入れていますね。
塩で食べると美味しいです。
■国産真あじ(130円)
円安だからか、国産の大衆魚が存在感を示すようになりましたね。
スッキリした味わいの青魚は、大衆魚なれど美味しいです。
相対的に安いですし、積極的に食べたいですね。
■こはだ(130円)
地味なメニューですが、定番メニューではありません。
酢の加減はマイルドなのですが、逆にそのほうが大量生産するには難しいはずなので、頑張って作っている印象です。
■まぐろ(130円)
レーンに寿司が流れていない弊害ですね。流れていれば、スジの少ないところ、脂の多い少ないなどを見極めて寿司が取れます。
特に大型魚は個体差が大きいので、目利きによって味わいが異なります。
タッチパネルで注文すると、ちょっとスジがはっきりしたものが届きました。
■駿河湾盛り(130円)
限定メニューです。
生しらす軍艦と生桜えび軍艦の2種盛りです。
どちらも臭みが無く、安い割に美味しいと思います。
■本日の海鮮漬け(130円)
寿司種を仕込んだときの端切れで作った軍艦です。
ボリュームがあるので、割安感がありますね。
■はまぐりの味噌汁(210円)
小さめのはまぐりのお味噌汁です。
いつの間にか、あさりでなく、はまぐりになっていました。
■フィッシュ&チップス(270円)
美味しく、お得感があった副菜がこれです。
白身魚フライが4切れとフライドポテトの盛り合わせになります。
このボリュームで、この価格なのですからお得感がありますね。
フライ自体は、この価格なら十分に満足できるクオリティがあります。
モルトビネガーは無いものの、ケチャップあるので、和食っぽさからは脱却していますね。
寿司酢でもあれば最高だと思います。
フライドポテトのクオリティもいいですね。
■和歌山ラーメン(450円)
普通に美味しい豚骨ラーメンです。醤油が独特なのか、家系ラーメンとは異なる味わぃにな
っていて、和歌山ラーメンらしさが出ていると思います。
●生貯蔵酒(490円)
ビールは高いですし、お寿司にはやっぱり日本酒です。
円安と物価高に対抗すべく、スシローも頑張っていますね。
国産のアジを130円の価格帯で提供したり、駿河湾盛りのように国産の安い素材だけど鮮度維持が難しいものを提供するなど、企業努力で物足りなさが無いように頑張っていると思います。