점포명 |
Atsugiritojinai Katsudon Roku Katsu
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장르 | 가쓰동 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
神奈川県相模原市中央区相模原2-3-14 |
교통수단 |
相模原駅徒歩2分 사가미하라 역에서 176 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 가능 (PayPay) |
개별룸 |
불가 |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
이럴 때 추천 |
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오픈일 |
2023.4.15 |
かつ丼は、学生時代に雀荘での食事として定番中の定番でしたが、私のかつ丼との出会いの中で劇的だったのは、帯広勤務時代のことで、それは市内繁華街からちょっと外れたところで営業していた「鴨川」という豚丼の名店との出会いでした。
鴨川はあくまで豚丼屋さんで、味噌味豚丼という独自の境地も切り拓いたお店なのですが、そこの裏メニューにかつ丼があったんですね。
常連さんしか食べられないメニューだったのですが、いつしか常連になっていた私にも食べる機会があり、その美味さには、これまで食べてきたかつ丼が何だったんだろうか?という思いに駆られたものです。
帯広を去ってからも鴨川店主のNさんとは暫く親交が続いていましたが、数年前にそのNさんが他界されてからは、鴨川、そして鴨川のかつ丼は私の心の中にだけ残ることになりました。
もちろん、本業の豚丼の方でも名店でしたので、その鴨川のブランド力に群がる商魂たくましい人たちもおり、例えば、帯広のA社が市内のラーメン店などで「鴨川豚丼」を売り出したりという動きもありましたが、長続きしませんでした。
やはり鴨川はNさんあってこそだと改めて感じましたね。
鴨川のかつ丼は、玉子でとじた正統派のかつ丼だったのですが、かつ丼の中にはタレカツ丼やソースかつ丼といった卵でとじないかつ丼もあって、いくつかの地方のご当地グルメにもなっています。
私も何店か食べ歩いていますが、その中では、会津若松のソースかつ丼(@とん亭)が一番印象に残っています。
そんな中、水天宮前で、これも卵でとじないタイプのかつ丼を武器にこの業界に乗り出してきた人がいました。
肉の世界で色んな体験を繰り返してこられ、自らが「肉番長」と名乗るMさんが立ち上げた「#カツ丼は人を幸せにする」がそれです。
クラファンも活用して2022年2月1日にオープンしたのですが、クラファンによる資金集めが好調だったのか、一気に多店舗展開に乗り出しており、2号店である西麻布への出店(#カツ丼は人を幸せにする 西麻布店)は1号店から約半年後の2022年8月23日で、3号店である神田のお店(#カツ丼は人を幸せにする 神田店)の出店はその僅か9日後の2022年9月1日です。
Mさんによると、当店のウリである卵でとじないかつ丼を思いついたのは、渋谷のかつ丼の老舗「瑞兆」で食べたかつ丼がヒントになっているらしいですが、そこからいくつかのオリジナリティを編み出して、進化系かつ丼の一つの形を作り上げてクラファンでの資金集めに結び付けたのは立派なものだと思います。
ただ、これらのお店については、私のフォローレビュアーさんたちも数名レビューをアップしておられますが、その評価は必ずしも芳しいものではなく、私の神田店の評価もほぼ同様のものになりました。
それでも、前記の会津若松のとん亭の例もあるので、卵でとじないカツ丼が必ずしもミスメニューと断定することはせず、この日のチャレンジに繋がりました。
当店は、JR横浜線の相模原駅から徒歩5分くらいの場所で営業している間借り店になります。
間借り主は焼き鳥店の「六のすけ」というお店で、隣りではラーメンの「中華そば 麺や 六助」が営業しており、全てに「六」の字が使われていることからも、単純な間借りでは無く、関係する人による準姉妹店経営のような気もします。
調べてみたら、運営会社は、株式会社六角堂という法人名義になっています。
店名に「とじないカツ丼」を掲げていますので、コンセプトは分かりやすいですよね。
事前にメニューをチェックしたところ、本格的なカツ丼店としてはお値段も比較的リーズナブルに感じたのも訪問動機の一つになりました。
お店は相模原駅の南口側で、横浜線にほぼ並行して走る氷川通りという通りに面しています。
お隣りの「麺や 六助」は11時からの営業なのですが、当店は11時半からの営業となっています。
この日は11時40分頃の訪店になりましたが、先客は誰もおらず私が一番乗りだったようです。
お世辞にも流行っているとは言えないですね。
店内はカウンター席とテーブル席、小上がり席からなり、席数はカウンター2、テーブル16、小上がり1の計19席確認出来ますが、密防止のためか、座れる席にはあらかじめ紙のランチョンマットや箸が置かれており、その数を数えると11席です。
私はカウンター席に着席しました。
卓上にはメニューがあり、とじないカツ丼のメニューの他にかつカレーど丼やかつまぶし丼といったメニューもあります。
とじないカツ丼もオープン当初の半額セールでは行列が出来ていたようですが、その後あまりパッとしないので新規メニューを投入してテコ入れしているのではないかと思われます。
今回は、「#カツ丼は人を幸せにする 神田店」がイマイチだったことで、それが卵でとじないカツ丼の標準形ではないというところを見たかったので、厚切りとじないカツ丼(上)@1,900円を注文しました。
当店は7種類の漬物がセルフで取り放題となっているので、待ち時間に取りにいきます。
待つこと6分ほどで注文の品が出来上がってきました。
丼の蓋をワザと開けた状態で厚切りのとんかつが目立つように演出されており、見た目はきつね色に揚がったカツと、とじていない卵の黄色、ミツバの青のコントラストも良く食欲をそそるビジュアルです。
ただ、カツは確かに厚切りではありますが、赤身と脂身の部分が完全に分離しており、赤身の部分は柔らかいのですが、パサパサ感を感じます。
これは感心しませんね。
ただでさえ卵でとじないことでジューシーさが犠牲になっている面があるので、その分は肉でカバーして欲しいところで、それが感じられないのはとても残念です。
会津若松のとん亭のソースカツ丼はそれが出来ていたと思います。
やはり料理に合う素材をきちんと見極めて選定できるかどうかで流行るお店とそうでないお店に差が出るように思います。
300gの量はたっぷりですが、パサパサの量も多いので、やっと食べ切るみたいな感じになってしまいました。
卵は半熟で、ご飯の上にやや甘めに調味されて乗っています。
つゆだくまではいきませんが、やや甘めのタレもほどほどにかかっており、その味は悪くないです。
ただ、一にも二にも豚肉の肉質の問題は何とかして欲しいところです。
この点、こちらの料理の場合、とんかつ業界では今をときめく林SPFのロース肉ならそんな課題を解決してくれそうな気がしました。
添えられているお吸い物はまさにインスタントという一品。これなら無くてもいいかくらいの品です。
新規メニューの投入で起死回生を図りたいところかもしれませんが、肝心の厚切りとじないカツ丼がこのクオリティだとなかなか先行きは厳しいと思います。
どういう味わいにしたいのか、提供するとじないカツ丼のコンセプトをしっかり定め、それに基づいてそれに適合する素材(豚肉)を選定するなど、味自体を根本から見直してみる必要があるのではないでしょうか。