공식 정보
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점포명 |
Moulus a la Meule(Moulus a la Meule)
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장르 | 빵 |
예약・문의하기 |
0463-57-3085 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
お店に予約の際にパンの名前を確認できるリストがあります。 |
주소 |
神奈川県伊勢原市板戸645-5 |
교통수단 |
<徒歩> 이세하라 역에서 1,336 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
~¥999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 가능 (PayPay、라쿠텐 페이、au PAY) |
영수증 |
적격 청구서(인보이스) 대응 영수증 발행이 가능합니다. 등록번호T1810234772049 *최신 등록 현황은 국세청 인보이스 제도 적격 청구서 발행 사업자 공시 사이트를 확인하거나 음식점에 문의해 주시기 바랍니다. |
좌석 수 |
( 椅子無し。テイクアウト専門。) |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 5台ほどあります。お店の駐車場以外の場所にはとめないでください。 |
공간 및 설비 |
차분한 공간 |
이럴 때 추천 |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
테이크아웃 가능 |
홈페이지 | |
오픈일 |
2010.4.17 |
비고 |
店名のMoulusは「挽く」Meuleは「石臼」を意味します |
天候不順に伴う不作にウクライナ情勢も加わって、国際的な小麦の相場が高騰しています。
日本がウクライナから小麦を輸入しているわけではありませんが、流通量が減れば相場が上がるのは自明の理で、それにより輸入小麦を原料として使用している国内メーカーは値上げに踏み切らざるを得なくなったわけです。
そんな背景もあって、国産小麦の見直しの動きが最近とみに盛んになってきていますが、国産小麦に情熱を傾けていた人は古くからいらっしゃいました。
そのおひとりが、伊勢原の名ベーカリー「ブノワトン」のオーナーシェフであった故・高橋幸夫氏で、伝説のパン職人としても名高い高橋氏は、2007年(2019年)7月に伊勢原市に「ミルパワージャパン」という石臼製粉プラントを建設したことでも知られています。
その高橋氏亡きあと、髙橋氏の遺志を受け継いだ本杉正和氏がブノワトンの跡地に出店したのが当店ということになります。
本杉氏は、"創麦師"という呼び名でもお馴染みのパン職人さんで、ミルパワージャパンで製粉した湘南小麦などを主要原料として利用しており、この点においては、高橋氏の残した業績をベースにさらに発展させた方と言えるのかもしれません。
まだそう言うのには早いかもしれませんが、後年、湘南小麦発展における"中興の祖"とでも称される日が来るかもしれませんね。
いずれにせよ、小麦主産地で品質的な裏付けのある北海道で国産小麦振興の運動が起こるのは分かりますが、小麦の品質の面では北海道と比べると大きく劣るとされてきた本州等でこういう方々がいらっしゃるというのはとても心強く思います。
そんなことで、当店については、パンEAST百名店ということもあってかなり早い段階からBMしていたのですが、何分伊勢原というのは今の住まいからのアクセスはとてもハードルが高いのでこの日まで訪問のチャンスが訪れませんでした。
そんな中、別途進めていた神奈川県のエリアマスターに向けたチャレンジがいよいよ大詰めを迎えたこともあり、当店のレビューでエリアマスター達成ということに繋げたいと暫く前から画策して、この日ようやくそれが実現することになりました。
ただ、その計画をするに当たっては1点懸念がありました。
それは当店の営業時間です。
当店、ベーカリーにしては珍しく、公表されている営業時間は12:00~17:00と開店時刻がかなり遅めです。
加えて火曜日は営業時間が13:00~16:00と短縮営業となっているなど、営業時間に制約があるので、こういうタイプのお店は臨時で休業したり営業時間を短縮したりというリスクが高いんですよね。
それでも最近はInstagramで月間営業情報が公開されるようになったので、今回はそれを確認しての訪問となり、その点で懸念は払拭されました。
当店の場所は、伊勢原駅の西方を走る神奈川県道63号線相模原大磯線沿いになります。
伊勢原駅からだと徒歩20分程度はかかる場所なので、やはり車でアプローチする人が多いみたいで、店頭には駐車する車の整理を行う交通整理の方がいます。
この日はランチ(@手打そば 越峠)とランチ後のコーヒータイム(@Cafe 茶珈)を終えた12時20分過ぎの訪店になりました。
営業時間の急な繰り下げなどがあったら嫌だなと思いながら訪れたのですが、それは無く無事営業していました。
店内には先客2名がいますが、2名とも何かを待っているようで、ただ店内にぼーっと佇んでいます。
後で分かったのですが、パンの焼き上がりを待っている方々でした。
店内は、入って左手側の棚、レジ横の平台にパンが置かれています。
パンの種類は40種類内外と思われますが、湘南小麦を多用しているということだけではなく、全体に素材にこだわりのある個性ある品揃えでそそられるパンが多いです。
お値段は決して安くはありませんが、こだわり素材を考えるとまずまず納得感のある価格設定だと思います。
せっかく狙いを定めてここまで来たのですから、やはり3点は買いたくなり、以下を購入しました。
・オリジナルソーセージのフォカッチャ@300円
・石臼プチパン@150円
・ブリオッシュのクリームパン@250円
合計700円
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
オリジナルソーセージのフォカッチャは、レンジで20秒チンした後、600Wのオーブンで4分間加熱していただきました。
オリジナルソーセージは見た目は良くないですが、これは無添加ゆえだと思われます。
シャキッとした切れ味の良いソーセージで、素朴なポークの旨味がたっぷり味わえます。
フォカッチャもモチモチ感と表面のカリッと感のバランスが良くとても美味しかったです。
石臼プチパンは、レンジで15秒チンした後、600Wのオーブンで3分間加熱し、マーガリンをつけていただきました。
石臼挽き全粒粉を40%配合しているパンですので、小麦の香り、ほのかな甘みが口の中に広がります。
これぞ求めていた味という感じで、湘南小麦の美味しさが満喫できる逸品と言っていいと思います。
ブリオッシュのクリームパンは、表面に穴が開いていてクリームがのぞけるちょっと珍しいタイプのクリームパンですが、自家製のまろやかな味わいのカスタードクリームがブリオッシュ生地のパンに包まれています。
ブリオッシュも一般のブリオッシュと比べるとやや泥臭い味わいですが、そこが手作り感の漂うクリームととても相性が良いですね。
クリームは甘さはかなり抑えめなので、ブリオッシュのほのかな甘みが引き出されており、とても上質なパンに仕上がっています。
当店、やはり素晴らしいベーカリーです。
巷には謳い文句だけ立派で実態が伴っていないベーカリーも数多見かけますが、当店からは湘南小麦に対する愛着がヒシヒシと感じられますね。
こういう形だけでないベーカリーの認知度が高まっていけば、国産小麦にとっても大いなる追い風になると思います。
是非ともこれからも湘南小麦を中心に国産小麦の良さをどんどん発信していってもらいたいですね。