気持ちが丸くなる宿 : Miwa Yugawara

窓の外には、昨晩とは全く違った表情の空と山々。
朝の清々しさを実感。

三輪の朝食は必要十分のボリューム。
食べ過ぎなくていい。
海苔や納豆、干物などがあったら間違いなく食べ過ぎる。
それらがなくても、十分満足の品々。

野菜まんじゅう。
中にはオクラがぎっしり。
オリーブオイルで。

ハーブサラダ 紫たまねぎドレッシング。

出汁巻き玉子。
切り干し大根。
地元湯河原の人気豆腐店「十二庵」のがんも。

赤こんにゃく。
アスパラロール巻き。
ちりめんじゃこ。
長芋西京漬。
帆立南蛮。
汲み湯葉。

焼き魚は鮭の西京焼き。
自家製ハム。

白米は魚沼産コシヒカリ。
味噌汁。
香の物。

甘酒ヨーグルトムーズ。
蜂蜜がナイス。

全てが美味しく、スタッフの方々のサービスも申し分なく、大満足。

朝食後にもう一度お風呂に入ってのんびり。

こんなに静かで上質な宿、なかなかない。
三輪湯河原、緊張をすーっと手放しして、気持ちが丸くなる。

モダンな現代建築を「ホテル」と呼ぶなら、ここは和の心を残す「温泉旅館」。
美味しい食事と心地よい部屋、極上の風呂が、日々の疲れを癒してくれる。

ディナーは、和食にイタリアンのエッセンスを織り交ぜた創作コース。
和食がベースなので、気兼ねなく箸でいただくことができる。

Appetizer
太刀魚のカルパッチョ。
ガラスの器を開けると、スモークの煙が食欲を刺激。

加賀野菜のカッペリーニ。
式部草を使った紫のソース、長芋とキャビアが絶妙にカッペリーニと絡む。

Soup
鰹風味のガスパチョ。
甘唐辛子、細かく刻まれた玉ねぎときゅうり、ミニトマトとモッツァレッラ。
和と洋の爽やかな風が口の中を駆け抜ける。

Assorted seasonal sashimi
旬の魚3種。
鱧、メジマグロ、石垣貝。
自家製醤油が優しい。

Seafood dish
穴子と花ズッキーニのフリット。
レモンソースがフリットを軽く爽やかにしてくれる。

Granite
沖縄パイン。
100%パインの氷菓子。
お口直しにはもってこい。

Meat dish
和牛フィレ。
たまり醤油と卵の黄身、大根おろしのソースが素晴らしい。
これに柔らかなフィレをくぐらせて…昇天。
加茂茄子、冬瓜、オクラ、ドライトマト達も名脇役。

Teosame
坊ちゃんムース。
坊ちゃんかぼちゃの、粉質でホクホクとした食感を残し、ムースに。
仄かな甘味もあり絶品。

Signature dish
トリュフご飯。
料理長自ら席でスライス。
ご飯は薬膳出汁で炊かれ、さらに粉チーズ、トリュフ塩、トリュフオイル。
これに贅沢にトリュフをオン。
おこげの香ばしさも相まって、至福の逸品。

Dessert
コーンのプリン。
バニラアイス みたらし風味。

ステキな食事の相棒は、
食前のスパークリング
Cremant de Bourgogne Brut Virtuose

白ワイン
Alzipratu Cuvee Fiumeseccu AOC Corse Calvi Blanc

赤ワイン
Alzipratu Cuvee Fiumeseccu AOC Corse Calvi Blanc

流れ着く河原石の如く、角はとれて柔らかな丸へ。