점포명 |
Shoujin Ryouri Ajiro(Shoujin Ryouri Ajiro)
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장르 | 일본 요리 |
예약・문의하기 |
075-463-0221 |
예약 가능 여부 |
완전 예약제 |
주소 |
京都府京都市右京区花園寺ノ前町28-3 |
교통수단 |
JR嵯峨野線「花園駅」から徒歩約7~8分 하나조노 역에서 378 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥3,000~¥3,999
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지불 방법 |
카드 가능 (JCB、AMEX) |
좌석 수 |
30 Seats |
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개별룸 |
가능 2인 가능、4인 가능、6인 가능、8인 가능、30인 이상 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 |
공간 및 설비 |
차분한 공간 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음 |
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요리 |
채소 요리를 고집함,채식주의자 메뉴 있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
테이크아웃 가능 |
홈페이지 |
【一年の計は元旦にあり…】と云うことで本年も初詣は祇園の八坂さんに参拝した。
無病息災と食べ歩きでの新たなる佳店との出逢いを願掛けしたのは云うまでもない…。
京都在住の友人のひとりは月一回の頻度で當店の精進料理を味わっている…
と云う話を前々から伺っており當店の精進料理にも多少の興味を懐いていた。
考えてみると本格的な精進料理と云うものを近年、味わったと云う記憶はない…。
法要の席などでも精進とは云いながらも俗に云う半精進の料理がほとんどであり
機会をみて本格的な精進料理を味わってみたいとひそかに思っていたのだが、願いは
年明け早々に叶い、 2009年の食べ歩きは、妙心寺御用達の料理方を務めるられている
と云う店主が創られる精進料理を御節代わりに元旦から戴きに 阿じろ本店に伺った。
これも何かの御縁かと思われるのだが元旦からの営業は本年がはじめて試みだとか…。
予約時間に店に伺うと一階にある畳敷きの和室に通された。
先ずは、【梅湯】が供され間もなくして料理が順に供された。
【木皿】、木耳、長芋、油麩、菜の花の湯葉巻が【千鳥酢】で有名な村山造酢の【都すみそ】
風の限りなくマヨネーズに近い風味の調味料と共に供された。
【平】、京都の正月のお雑煮風に、白味噌仕立の椀もの…。
椀種は粟麩と百合根、銀杏、木耳などが使われていた。
【練り物】、ピスタチオ豆腐。
この豆腐の濃厚な美味しさには思わず呻った…胡麻豆腐や落花生豆腐よりはるかに
濃密な味で言葉では上手く云い表すことができぬ程に美味しいものだった。
【八寸】、千枚漬の寿司、黒豆、辛子蓮根、花麩、独活、人参 等々と穂先筍の梅肉掛け。
【蒸し物】は、筍と若布を香り高き海苔で包んだ【海苔蒸し】。
【焼物】は、蕪の田楽。に銀杏で彩を添えて…。
【揚物】は、蕗の薹、慈姑、蓮根、牛蒡、昆布の乾き揚げ。
【御飯】は、【香の物】と【うずみ豆腐】が使われた、出汁茶漬。
【水菓子】の苺、夏蜜柑、ピンクグレープフルーツ。
出汁は昆布や椎茸を用い、食材には肉や魚貝類を一切使わずに野菜、豆類、穀類だけで
これだけの深い味わいの料理が創り出される卓越した技に正直云って驚かされてしまった。
料理はどれも美味しく戴いたが、特に【ピスタチオ豆腐】と【海苔蒸し】の旨さには思わず
仰け反ってしまった。
精進料理の基本は、甘、塩、酸、苦、旨みの【五味】と焼、煮、蒸、揚、生の調理【五法】、
赤、黄、白、黒、緑の【五色】の食材を組み合わせ味覚と視覚を刺激して美味しい演出を
することと云われるが、 阿じろの料理はまさにそのものでした。
京都で精進料理店と云えば、大徳寺一久 の精進料理があまりにも有名ですが、當店の
精進料理も勝るとも劣らない素晴らしいものだと思います。
精進料理と云う言葉だけで敬遠される方も居られると思いますが【百聞は一見に如かず】。
日本伝統の和製ベジタリアン料理はお試し戴く価値ありです。
勘定を済ませた後に店主より新年の御年賀代りにと、【古節の志ぐれ煮】を御土産に
戴いたのだが、この歳になると、お年玉を戴くこともなく何となく嬉しい気持ちで店を後にした。
今回、戴いた料理は、五千二百五十円のコース料理の内容である。