天ぷらだけじゃない、一捻りの日本料理
京都から嵐山に近づくと、桂川のほとりに建つこちら。
「天ぷらだけじゃない」と、タイトルに書きましたが、
天ぷらは、コースの最後に二皿だけで、
あとは、創意工夫のある日本料理です。
以前は、カウンター席でしたが、
今回あいにく2Fの個室へ。
カウンターのほうが、圧倒的に臨場感があっていいですが、
大将が2Fまで来て、いろいろ目の前で披露してくれました。
以前にも増して、さらに創意工夫に切れがでて、
よりおいしく、楽しくなっていました。
コースは、20000円。
それでは、内容です。
1、無花果とくみ上げ湯葉の白味噌ソース
2、キャビアのライス
ご飯にキャビアがちょこっと。
そこに、あとから、海老と昆布のソースを。
ソースが濃厚で美味。
3、甘鯛の鱗揚げ
まずは、紙の上に、たっぷりのトリュフ。
甘鯛の鱗揚げには、
米酢、卵黄、出汁のソースと、
椎茸、舞茸が添えられています。
そこに、トリュフをかけて完成。
4、お造り
3つの小皿に、3種類が。
・鮃
・烏賊
・秋刀魚
醤油、ポン酢、塩、生姜が用意され、
それぞれ合うものと。
5、生鯖
炭火が持ち込まれ、
大将が、鯖の皮目に炭の香りをつけます。
なんと、これを、トマトと昆布のソースで。
6、お椀
毛蟹真薯、松茸
7、二段蒸籠御飯
・九州のトロの漬け
胡麻だれと粒胡麻に山葵で
・鰻の二度焼
実は、このトロの巨大な塊を
予め、大将が持ってきて見せてくれました。
8、天ぷら
ここで初めて天ぷら登場です。
・海老
・銀杏
・鱚
・海老芋
・くもこ
9、自家製よもぎ蕎麦
春に摘んだよもぎをキープしておいて、
蕎麦に。
大きな四角の氷を器にして供されます。
10、デザート
3種類からのチョイス。
ほうじ茶アイス、あんみつ、かき氷
ほうじ茶アイスを。
お供は、日本酒。
新鮮な青青とした竹を酒器にして。
伏見 げっしょう 純米大吟醸
他店とは異なる、オリジナリティ豊かな料理の数々。
大将が日々研究していることが偲ばれます。
今回は、ソースに様々な工夫が見られ、
とても好ましかったです。
桂川の夕景を楽しみながら
3年ぶりの訪問です。
店名に天ぷらとつきますが、天ぷら以外も
多彩な日本料理を楽しめます。
居酒屋っぽいカジュアルな店内で、
カウンター席、半個室、そして、
2Fには座敷もあります。
地元の常連さんでにぎわう店内。
今回は、カウンター席一番奥で、窓越しに
桂川の夕景を眺めながらの食事となりました。
大将は、先代の息子さん。そのお母さまとお姉さまも
接客に当たっています。
今回は、そのご家族とお店のこともいろいろ
お話できて、実に楽しいひとときでした。
この日は、2万円のコースでお願いしました。
1、先付
・トマトに柚子の甘露煮
・鰻の2度焼
茗荷酢のジュレ
・茶碗蒸しに蟹
二葉葵の葉があしらわれているのも、
京都ならでは。
2、甘鯛の天ぷら
キャビア、蚕豆の天ぷら
黄身酢で。
甘鯛の鱗がサクサクで、
黄身酢も強烈に美味。
3、造り
河豚の白子
さより
かつお
4、のどぐろの炭火焼
酢橘で
皮目だけ炙り、中はレア
これも火入れが最高
5、椀
白味噌仕立てで、伊勢海老
初めに、生きている立派な伊勢海老を
見せてくれます。
6、蒸し御飯 2段重ね
目の前にトロの漬けが。
蒸籠に入った蒸し御飯の上に、
その漬けをのせ、ゴマダレを。
さらに、もうひとつの蒸籠には、
蟹御飯
プレゼンテーションもとても
楽しい。
7、フィレとイチボのすき焼き
まず、各部位を見せてくれます。
目の前で、すき焼きにし、
たっぷりの卵黄と雲丹のタレで。
8、トリュフ御飯
すき焼きの残ったタレに、
御飯を入れ、その上に、雲丹と
黒トリュフを。
9、天ぷら
ここでやっと天ぷらです。
・玉葱
・太刀魚
・車海老
・蕗の薹
10、自家製うどん
浅堀り筍をのせて
11、ほうじ茶アイス
お供は、日本酒
・伏見 玉乃光 純米大吟醸
・伏見 げっしょう 純米大吟醸
・山形 楯の川
いずれも、新鮮な竹の筒で登場。
目の前の窓の景色は、
夕景から徐々に暗くなり、
それとともに、店内も活気を帯びてきました。
家族を中心に、たくさんの従業員さんが
それぞれの担当をてきぱきこなし、
シズル感のある料理の数々。
春の京の宵、を感じた日でした。
天ぷらだけではない、趣向を凝らした日本料理
「天ぷら 松」という店名なので、天ぷら屋さんかと思いますが、
天ぷらを含めた日本料理を楽しめるお店です。
松尾にあり、桂川を見渡せるロケーション。
外観も内装も、居酒屋的ですが、料理は極めて本格的。
1Fはカウンター。 2Fにも座敷があるようです。
かなり地元の人々に愛されているらしいです。
昼は、10000円と15000円の2コース。
10000円のコースに。
まずは、ビールを。
1、コッペ蟹 セイコ蟹のことをこういうのだそうです。
松葉蟹の雌です。 ジュンサイと三杯酢でさっぱりと。
2、賀茂茄子で海老を挟んだ揚げ物 こまだれで。
なんとこれが、魯山人の皿で登場。
それだけ見ても、この店がフツーでないことがわかります。
3、土瓶蒸し 松茸と蛤
4、刺身 鯖、烏賊、ぐじ
醤油と海苔醤油で
5、ぐじのうろこ揚げ
6、鰆の炙り 醤油をゼリー状にしたタレで
7、トロの飯蒸し 大きなトロの塊を見せてくれて、「これからこれを調理します」と。
8、蛸の柔らか煮
9、牛蒡と鱧のすき焼き
10、天ぷら 玉ねぎ、キス、かぼちゃ、牡蠣
11、うどん これには、驚きました。 大きな真四角の氷の上部が半球状にくりぬかれ、
そこにうどんが入っています。
サプライズです。
12、ほうじ茶アイス
お酒は、「げっしょう」を。 伏見の純米大吟醸で限定酒です。
なかなか工夫を凝らした緩急自在な料理で楽しめました。
ものすごく大きなからすみが調理されているのを見て、追加でお願いしましたが、
この日は満席で、調理人の人たちがかなり忙しく、時間切れとなってしまいました。
こちらの立派なからすみはぜひ次回いただいてみたいものです。
점포명 |
Matsu(Matsu)
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장르 | 덴푸라、일본 요리 |
예약・문의하기 |
075-881-9190 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
京都府京都市右京区梅津大縄場町21-26 |
교통수단 |
한큐 아라시야마선 ‘마쓰오타이샤역’ 7분 시조가와라마치에서 마쓰오 방면 버스로 20분, 마츠오바시 앞에서 아라시야마로 5분. 가쓰라가와를 따라. 먀쓰오타이샤 역에서 443 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥30,000~¥39,999¥20,000~¥29,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
30 Seats ( 카운터 9석, 테이블 4탁, 개인실 3실) |
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개별룸 |
가능 8인 가능 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
흡연/금연석 분리 개인실만 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
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요리 |
채소 요리를 고집함,생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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홈페이지 |
京都では気に行っているお店のひとつですが、
年々予約が取りにくくなっています。
嵐山に沈む夕日を眺めながら、食事をいただける
絶好のロケーション。
家族経営で、皆、とても気さくです。
「天ぷら 松」という店名ですが、
天ぷらが主体ではなく、
一捻りした日本料理が楽しめます。
この日は、2階の個室に。
まさに、夕日が沈むところで、
ノスタルジックな気分が盛り上がります。
では、この日のコース 28000円です。
1,生の蛍烏賊
まな板に載せた生の蛍烏賊が
運ばれてきます。
今の時期だけ、とのこと。
それを、熱した石の器にいれ、
焼き、味噌が出るとともに、
香りがご飯に映るという仕掛け。
お粥状にしていただきました。
スタートからして、他ではお目にかか
れない独創性。
2,ぐじの鱗焼き
卵黄と米酢のソースで、
柴漬けを散らして。
別皿に、海老芋の天ぷらが
用意され、ソースをつけて。
卵黄の黄色と、柴漬けの赤が
なんとも美しい。
お皿は、6代目清水六兵衛作。
3,紋甲イカと河豚のお造り
紋甲イカは3日熟成。
4,大トロの寿司
5,筍の炭火焼
表面を真っ黒に焦がした
浅堀り筍がまるごと登場。
長岡京産です。
中からは、柔らかく仕上がった筍が。
蕗の薹味噌で。
6,松葉蟹
今年最後の松葉蟹を、
七輪で焼いて。
揚げ蟹饅頭の上にのせて、
お椀を。
赤漆のお椀は、幕末のもので、
花筏に桜の蒔絵。
7,雲丹ご飯
土鍋で炊き上げたご飯に、
目の前で、雲丹をのせ、
ご飯と雲丹を混ぜて雲丹ご飯に。
雲丹は、北海道のバフンと
青森の紫。
バフンの甘さと、とろける紫の
饗宴です。
さらに、目の前で石焼した
車海老をのせて。
8,鰻
山葵で。
9,天ぷら
・帆立
・蕗の薹
・さつま芋
・海老
10、麺
2種類からの選択でした。
・梅を練りこんだ冷うどん
・河豚の鍋焼きうどん
梅を選択。
氷の容器で登場。
とろろとともに、さっぱりと。
11、ほうじ茶アイス
ここも、数種類の選択でした。
写真撮り忘れ。
お供は、
伏見 玉乃光 純米大吟醸
プロフィギュアスケーターの浅田真央さんが、
幼少期から通っている、という番組を
拝見したので、女将に聞いてみると、
とても仲よくしている、とのこと。
女将のフレンドリーさの賜物かも
しれません。
とっぷりと暮れた桂川から吹く
春風を感じながら、
ほろ酔いで、帰途につきました。