生地が固めのかりっとまんじゅう : Kashiho Utsumi

会社の研修で陸前高田へ。その日はボランティア的な作業を予定しましたが悪天候で中止。急遽となり町の気仙沼のシャークミュージアムを見学することに。
見学を終えた自由時間に、建物の1階を歩いていると、「いらっしゃいませー！　カリッとまんじゅう美味しいですよー！」と元気のいいオバ…いや、お姉さんの呼び込みの声がありました。
カリッとまんじゅうという品名の響きも美味しそうだし、若干現地復興の意味合いも込めて買ってみようかと来店しました。

そのおまんじゅうはバラでは売っておらず、6個入りが最低の個数だそうです。正直1個だけでいいかな…なんて思っていたのですが、まあしょうがないかと6個入りを購入。正確な値段は失念してしまいましたが、税込で500円ちょっとだったと記憶しています。
店内にはこのおまんじゅうだけではなく、焼き菓子をメインとしてお菓子が並んでいました。

同じ階のベンチに腰掛けていただきます。
お惣菜が良く入れられるプラスチック製のパックを取ると、500円玉を二回り大きくさせたような大きさの茶色いおまんじゅうが6個入っていました。１つ１つビニールで包装されています。
その包装されたビニールを取って直接持つと、おまんじゅうにありがちな柔らかさは感じず、物体として安定した状態(?)が感じ取れました。

早速歯を当てると、ふわっともせず、かりっともせず、「ガリっと」したおまんじゅうらしからぬ食感が感じられます。
そして中身はこしあんですが、粉状のさらしあんに最低限の水を加えたようなかなり固めの舌触りです。だからといって味は濃いわけではなく、甘みも風味も薄めの印象でした。

大きさもそれほどではないので簡単に完食。しかしその後に生地の油っぽさが舌の上や胸のあたりにズンと重くのしかかりました。

1個食べただけで十分だったので、同じ研修に参加していた同期に配りましたが、「1個でいいや…」という感想が多めに返ってきました。

気仙沼で食べたカリッとまんじゅう。「1個でいいかな…」と思えるほど生地の固さや油っぽさを強く感じた一品でした。