점포명 |
Sakanadokoro Sankichi
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장르 | 이자카야、해물 |
예약・문의하기 |
0225-94-0373 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
宮城県石巻市千石町1-3 |
교통수단 |
石巻駅 徒歩5分 이시노마키 역에서 355 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥3,000~¥3,999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 |
개별룸 |
불가 |
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금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음 |
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요리 |
생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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「被災地にとにかく行ってみることです」
その一言が耳について離れなかった。震災から1年。被災地に関する情報は、関西ではニュースバリューがなくなったかのように一気に取り扱われなくなった。その人は会社の有志で被災地に慰問に行かれたのだが、「行くだけでいいんです」という言葉に「それならば」という思いを持ったまま日が経っていった。
ボランティアをしようという志はなく、一方、東北に行く用はないではない。大学時代に自転車で日本縦断して、社会人になってから残り半周をつなげて日本一周にしようと目標は定めたが、あれこれにかまけているうちにプロジェクトはなかなか進捗せず、特に大阪から離れた宮城県気仙沼市鹿折唐桑駅~神奈川県鎌倉市鶴岡八幡宮間はいまだ走破できていない。当初の計画では太平洋沿いにつなぐ予定だったが、常磐路を通れる日はいつになるかわからない。
今、行ってみよう
そう思い立って、空路仙台空港に飛び、さらに気仙沼駅まで4時間近くかけて在来線で移動。20年近く前、鹿折唐桑駅で自転車を降りたときには、ふたたび鹿折唐桑駅に列車で降り立つつもりであったが、震災で鉄道はひとつ手前の気仙沼駅までしか通じていない。
これから400kmを目標に身を委ねるので念入りに愛車を調整した上で、津波の傷跡残る気仙沼市街をそろそろと走り始める。スタート地点となる鹿折唐桑駅までは2kmほどのはず・・・・が、味わいのあった駅舎は土台だけを残して跡形もなくなっており、代わりに船が駅前広場に打ち上げられている。まさかこんなことになっているとは夢にも思わなかった。ホームには何事もなかったかのように桜が咲いている。最初から刺激が強すぎる。しかし、感傷に浸っている暇はない。今日中に80km以上先の石巻までいく計画なのである。
石巻までの道は思った以上にアップダウンがあり、交通量も多く、なかなか距離が稼げない。途中、南三陸町志津川を通ったが、焼け野原のような光景には言葉を失うしかなかった。津波に洗われた街特有のにおいは、間違いなく来なければ体感できないものだと思う。
石巻にはよれよれになりながらなんとか到達。無論日没には間に合わず、こんな調子で明日から大丈夫かなと不安になる。投宿したFUTABA INNは快適そうで、「この辺りは津波の被害はなかったのですか」と軽々しく口にしたところ、
「この辺は全部飲み込まれて、しばらく再開できなかったんですよ」
と聞くことになる。そんなことにも気がまわらない自分が情けなく、こうなればあとは少しでも経済活動に加わるしかない。「どちらか食事のできるところはありませんか」と尋ねると、
「今日は日曜日ですからね。日曜日まで営業する元気がないんですよ・・・」
と一言。地元の店は軒並み休みらしいが、行ってみればなにかあるかもと気を取り直してでかけてみる。と、「三吉」なる店がずいぶんにぎやかに営業中。うむ、ここしかあるまいと暖簾をくぐる。
まぐろ、かんぱち、かながしら、ほっき貝の盛り合わせがなんと525円。から揚げは420円、うに丼は630円とびっくり価格の連続。これははやるわけだ。石巻の女は525円也。トータル2888円でご馳走様。
翌朝。おいしい朝ごはんでエネルギーをチャージ。1日も早く街が元気を取り戻せるように-と念じながら石巻を後にした。(2012.4.29-30)
居酒屋さかな処三吉
986-0827 宮城県石巻市千石町1-3 0225-94-0373