思い出の中華楼 : Chiyuukarou Yamashitaten

2024/01初訪問

元旦から被災されました能登半島の方々、少しでも早い復興を心から願っております。

仕事で石巻市に行く時にこちらを思い出しました。東日本大震災による津波被害で、大好きだった本店が無くなってから、いつかこちらに伺いたいと思っておりました。

場所は初めて通る道。住宅街の中にあり、店の裏手に駐車場も完備され４台くらいは駐車可能です。

年季の入った店舗で趣きがあります。店内はカウンター満席。地元の方々で埋まっており、やはり知る人ぞ知るの中華屋さん。本店は翡翠麺という、やや緑っぽい麺が特徴で、優しい魚介系スープの中華そば。あの頃はよく半チャーハンセット食べた記憶。ほんと美味しくて、石巻市に行く時は必ず食べてましたね。さてこちらはどうでしょうか？

チャーシューメン　1000円

高っ

こんなにするの？

待つこと10分で着麺。この時に気が付く。ラーメン＋半チャーハン1000円あるじゃん。カウンター側のメニュー表にだけ記載されてました(T_T)

ビジュアルが凄い！
インパクトのある黒縁チャーシューが４枚、海苔、メンマ、ネギ。これは美味そう！
先ずは麺をリフト。出ました、ちりちり麺！
クニュクニュとした食感が気持ち良くて、大すきな麺の一つです。因みに石巻市ではメジャーな麺で、「善谷」さん「樺太屋」さんもこれです。

美味い！

合わせるスープはあっさり煮干と鶏ガラでしょうか？
魚介の旨味はそれ程でもなく、じんわり系のスープで古き良き中華そば。当然ながら本店とは違いましたね。でもいいんです。

インパクトのあったチャーシューは、燻製した手の込んだ一品。縁が黒いのは時間をかけたためか、外がカリっと香ばしく中はしっとりジューシー。厚みのあるチャーシューは、低温調理されているので柔らかく、スープに浸しながらいただく。

美味いね。麺量もあるし意外にお腹いっぱいになりました。

思い出の「中華楼」の分店に来れて感謝。
本店のそれとは別でしたが、美味しかったあの中華そばを思い出せました。失った悲しみは消えませんが、美味しかった記憶は一生残ります。

おこがましいですが、東日本大震災の経験者として言えるのは、能登の方々も何れ平穏な日が来ます。元には戻りませんが、変わりに新しいものが生まれます。早く笑顔になれる日が来ることを心から願っております。

ご馳走様でした。