愛でるとは : Ogawa Saku Goyamura

本日は宮崎県の西部、熊本県との県境にあります西米良村に来ました。
こちらは正しく山奥にあります。
交通アクセスもまだ離合が出来ない道路の拡幅工事中の部分もありまして、
決して気楽にいける（例えばですが高千穂の様な観光地と比べ）とは言えません。
今日も2、3箇所小さな落石の後がありましたので行かれる際には十分気をつけなければなりません。
ですが、それらを差し引いても「おがわ作小屋村」には行く価値があります。
私は西米良の知人宅を訪れるために年に2回は必ず訪問致しております。
それはやまびこ花火大会を観る為と、こちらにて一緒に食事をする為です。
おがわ作小屋村には趣のある藁葺き屋根の作小屋（休息所として利用出来ます）や食事処があります。
作小屋や食事処の周りの敷地内はアスファルトなどで舗装していません。
観光地にありがちな、BGMも流れていません。
聞こえるのは川のせせらぎと猛禽類の鳴き声のみです。
それがいいのです。
雨が降れば土の敷地はぐしゃぐしゃです。その泥臭さがいいのです。
働いている方も地元の素朴な方達です。
そんな食事処のお勧めは
＜＜おがわ四季御膳＞＞
になります。
膳の中には整然と並べられた小皿が４×４の16皿、そしてご飯と味噌汁が付きます。
季節毎に中身は変わりますが、5月膳は
＜筍と椎茸の煮しめ＞
＜椎茸南蛮＞
＜らっきょの天ぷら＞
＜煮しめ3種＞
＜筍と蓬のかき揚げ＞
＜シソ寒天＞
＜フキの煮付け＞
＜おからサラダ＞
＜サドガラの油炒め＞
＜おから天＞
＜小川豆腐＞
＜わらびの胡麻和え＞
＜漬け物＞
＜あくまき＞
＜ウドの酢味噌かけ＞
＜柚味噌＞
以上16種類になります。
正しく目で愛でるとはこの事でしょうか。
蓋をとった時は一瞬ままごとの様な感覚になります。
どれも素材の素朴さを生かしつつも、地元のお母さんたちの西米良伝統の料理は一口サイズながらもその一つ一つの味が
はっきりとしています。
そして目で楽しみながら食事が出来ます。
座敷から見える外の風景は季節も良い事もあり、緑のコントラストが眩しいです。
食事が終われば、お土産コーナー（レジの横）にあります、桜アイス（季節に応じて種類もいくつかあります）を購入して、食事処の縁側にて戴きました。
桜の花がアクセントでとても美味しいです。
今日も気持ちがほっこり出来ました。
次はやまびこ花火大会（8月）にて再訪予定です。
それでは本日も美味しく戴きました。
ご馳走様でした。