점포명 |
Yatsugatake Kogen Lodge
|
---|---|
종류 | 양식, 빵, 오베르주 |
예약・문의하기 |
0267-98-2131 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
長野県南佐久郡南牧村海ノ口2244-1 |
영업시간 |
|
가격대(리뷰 집계) |
JPY 15,000~JPY 19,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (AMEX) 전자 화폐 가능 |
개별룸 |
가능 (있음) |
---|---|
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 (있음) |
금연・흡연 |
금연 |
주차장 |
가능 (있음) |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
홈페이지 |
11月中旬の山梨・北杜市への出張。
本来なら今回の出張は日帰りの予定だったのだが、
前週末に私のヨーロッパ出張後の隔離生活からの解放を義母や義妹家族が我が家にやってきて祝ってくれた時に、義妹の娘・姪っ子1号が私と同じ日に長野の松本にいるとの事で、翌日、私が詳しい八ヶ岳を案内してほしいという事になり、私はこの日この地に宿泊することになった。
ただ、彼女は私たち夫婦が夏の休暇で蓼科に行った時に、私たちの滞在していた知人の別荘に乱入して来た事を母親に話していなかったようで、後に親子でひと悶着あったらしいので、今回は皆の前で母親の許可を得て現地で落ち合うことになった。
姪っ子と会うのは翌日。
正直言ってこの日の宿泊はどこでもよかったのだが、どうせならと思い、かつて2度ほど妻と宿泊してとても気に入った部屋があるここ「八ヶ岳高原ロッジ」にした。
部屋は当時と同じ100㎡のスイートルーム。
以前の時はこのホテルの運営会社にいた先輩のおかげでとても安い金額でアップグレードしてもらったのだが、今回はシーズンオフとはいえ通常料金で宿泊してその価格には正直驚いた。
かつて別のログで「大批判」を展開した「Go to トラベル」様々だ(笑)
この部屋は客室スペースはさほど驚くほどではないのだが、角部屋のため、ベランダに出るとこの白樺林の中にいるような錯覚になり、またその景色をひとり占めできる。
さらに、特筆すべきは「バスルーム」。
通常の客室ひと部屋ぐらいの広さはゆうに有ろうかという広くゆったりしたスペースの上、庭側は全面ガラス張りで開放感が抜群。
庭に溶け込むような入浴が楽しめる。
私は夜と朝、2度の入浴を楽しんだ。
でも・・・やはり独りでこの部屋に泊まるのはとてももったいない。
それにホテル自体が少し色褪せたような気がしないでもなかった。
翌朝の朝食、以前に来た時はその内容と共に自家製のジャムが美味しかったのでとても楽しみにしていたのだが、この日のジャムは何だか既製品っぽく、メニューもシャビーになっていた気がした。
そしてわざわざここに宿泊した最大の理由・・・「八ヶ岳高原ヒュッテ」の存在。
ご存じの方も多いと思いますが、ここは二度にわたって放映された山田太一さん作の有名ドラマ「高原へいらっしゃい」の舞台になった建物。
私がはじめてこの地に訪れて以降何度も来ているのはこのドラマ(特に田宮二郎氏版)の影響が大きい。
かつて、短期間ながら宿泊できるホテルとして営業再開した時は妻と泊まりにも来た。
そう、私はその頃からミーハーなのだ(笑)
現在は宿泊やレストランなどのホテルとしての常時営業は行っておらず、最新情報では、大規模な館内改修が行われ、今年から博物館兼結婚式場として生まれ変わったと聞いていた。
私は朝の散歩を兼ねてこの「ヒュッテ」に行ってみた。
懐かしい扉を開けて中に入ると右側にはティーサロン(この時は営業はしていなかった)、左側には展示スペースが広がっていた。
私はそのスペースに入って懐かしい思い出に浸っていると、血相を変えた一人の黒服の従業員がやって来た。
「立ち入り禁止です」
「ええっ?見学できると聞いて来たのですが・・・」
「今日はこの後結婚式があるので貸し切りです」
彼はそういうと手で追い払うようなジェスチャーで私を外に出した。
ロッジに戻りロビーの責任者らしき人に訊いてみると、
このホテルは数年前に経営が変わったらしく、現在はホテル関係ではない会社が経営しているとの事。
確かにくだんの従業員の振る舞いは間違いなくホテルマンとは言えない態度と言動だった。
(一応後で謝りには来たのだが・・・)
朝食もそのせいだったのだろうか・・・???
以前はあの伝説のホテル「ホテル西洋銀座」を運営していた企業による一流のリゾートホテルだったのだが、今は何よりも収益優先の外資系ファンドに縛られたような単なるホテルもどきになったようだった。
でも、私は特にこのホテルの施設を利用したいわけではない。
「八ヶ岳高原ヒュッテ」のあの格調高い姿を近くで見ることがとても好きだ。
そして、ここに来る(帰る)道がとても好きなのだ。
これからも機会があればここに来る事はあるかもしれないが、きっとこの素敵な並木道を走り、格調高いヒュッテの雄姿に向かって「ハロー」とだけ言ってホテルの施設には立ち寄らずに帰ることになるだろう。
でもそれだけで十分だ。