飯田駅前の人情味あふれる一杯飲み屋は別名「三角屋」
久しぶりに飯田を訪れました。それに夕方です。
DARAでワインとワインに合うお料理をいただこうと向かったのですが、
あいにく10日ほど連続でお休みのようです。
きっと、マスターがリオハあたりに行っているのでしょう。
以前にもこんなことがありましたね。
となれば、次は駅前の三角屋・〆清です。
戸を開けて中に入るとお客様は4人。
カウンターに適当な場所を作って座り、その向こうを見てびっくり!
あの柔和な大将ではなく、息子さんらしき方に代替わりしていらっしゃいました。
ビールと長芋の千切りを注文しながらお聞きすると、少し前に大将は引退されたそうです。
眼の前にいる新大将も、なかなか穏やかな雰囲気で、このお店の雰囲気を作っています。
ビールを半分ほど飲み、長芋を食べ終え、
いよいよこのお店の逸品、おたぐりを半サイズでお願いしました。
カウンターの奥の部屋には、以前のように女将さんがいらっしゃるのでしょう。
おたぐりもさっと出してくださいます。
これ!これですよ!馬の腸のおたぐり。
ビールを飲み干し、ぬる燗をお願いし、おたぐりと一緒にいただきます。
これが格別ですね!
見た目と少々のくせがあるので、誰でもというわけにはいかないようですが、
私には、くれがあるからこそ、ぬる燗とおたぐりの組み合わせが、最高ですね。
常連さんは、おたぐりを楊枝で刺して口に運びながら、お酒を召し上がっています。
お酒とおたぐりがなくなりましたので、じゃことぬる燗のお代りをお願いしました。
お酒をいただきながら大将に、4年ぶりであることや、
以前食べたおでん、やまごぼうなどがおいしくて、今日はないのが残念と話したら、
このお店は一年中おでんがあるとおっしゃり、私の眼に入らないだけでおいしそうなおでんがあるのです。
この暑い時期にはおでんはないだろうという私の思い込みでした。
豆腐などをお願いし、飯田のおでんの極め付き、ネギダレをしっかりかけてくださいました。
これらの料理をいただきながら、お酒を繰り返しいただいていたら、少々飲み過ぎました。
お勘定をしてると、その金額が耳に入ったのでしょう、周りから「兄さん、よく飲んだねぇ!」と声がかかりました。
確かによく飲みましたが、大将やお客様と話で盛り上がれるなど、一人で訪れても居心地がいいことがあるからですね。
人情味あるふれるお店は、代が変わっても引き継がれています。
Mar 2011 ----------------------------------------------------------------------------
先日初めて訪れて、良さを感じた三角屋・〆清。
今日も電車の時間まで30分ほどあったので、立ち寄ってしまいました。
飲み物は、ぬる燗。
そして肴は前回おいしかったヤマゴボウと、
とてもおいしそうに見えたネギダレたっぷりのおでんの豆腐。
愛嬌ある大将からこのお店の歴史をお聞きしながら、ゆっくりと日本酒を飲みます。
自然の味を感じさせるヤマゴボウは、日本酒の肴に持ってこい。
豆腐の方も、豆腐の味がしっかりしていて、飯田特有のネギダレの少々の塩味と合って
これも日本酒によく合います。
わずかな時間でしたが1,000円と少しお支払いして、お店を後にしました。
Feb 2011 -------------------------------------------------------------------------------
1時間に1本の飯田線の電車に50分ほど時間がありましたので、
前から気になっていました飯田駅前の〆清を訪ねました。
このお店は、入口が2カ所あります。
引き戸を開けて中に入るとコの字型のカウンターがあるだけ。
席数は13席と小さなお店です。
そのカウンターの中に、笑顔がとてもよくて、優しい語り口の大将がいらっしゃいます。
メニューリストらしきものはなく、壁に
馬刺し840円
おでん
おたぐり640円
ビール小500円
ビール大700円
焼酎400円
お酒600円
と掲げられているだけです。
このお店は、店の外に掲げられているとおり、おでんとおたぐりの店。
どうしたものかと悩んでいると大将が、
「おでん、何にしましょう?」と声をかけてくださいます。
カウンターの向こう側にあるおでんの鍋を眺めると、
大将が、「これは○○、これは○○」とネタを教えてくれます。
その中から、おいしそうに見えるじゃこ天とさつまあげとがんもをいただくことにしました。
飯田地方のおでんと言えば「ネギダレ」。
がんもの上に、しっかりとネギダレをのせてくださいました。
このネギダレ、醤油と刻んだネギのみの組み合わせのような感じですが、
なかなか冬のおでんに合うのです。
からしで食べるよりも具材にコクがのっておいしくなります。
飲み物は、冬のこの時期ですから、日本酒をぬる燗でお願いしました。
すると、カウンターにコップを置いてくださり、
その後暖めた地元の日本酒を並々注いでくださいます。
コップを持てば、間違いなくこぼします。
ですから、コップへ口を持って行って、少し飲みます。
コップ1杯の日本酒とおでんを飲み、食べ終え、次はおたぐりに挑戦です。
この「おたぐり」は、馬の腸です。
馬の肉や内臓は、熊本県や長野県など、限られた地域で食べられているめずらしい料理です。
馬の腸をこのお店の場合は、煮込んで味噌を中心に味付けしてあります。
強いわけではありませんが、特有の臭いがしますから、万人向けではありません。
おたぐりをお願いすると、大将が食べた経験を訪ねるものですから、
「初めてです」と答えましたら、「では半おたぐりにしておきましょう」と
気を使ってくださいます。
おたぐりを肴にして飲む日本酒のおかわりは、これがなんともおいしいのです。
もつ煮のような味わいで日本酒とよく合います。
くせがあるかと思いましたが、気にするほどではありません。
初めての店、初めての料理に気をとられていましたが、
ようやく店の雰囲気に慣れてきて店内の様子をうかがうと、
どうやら一人でいらしている方がほとんどのようです。
そして、その個々の方々が、お酒を飲みながら、お互いに会話を楽しみ、代金を支払って席を立っていかれます。
どうやらここは、居酒屋であると同時に、コミュニケーションの場でもあるようです。
おたぐりを食べ終え、日本酒も飲み終えどうしたものかと思っていましたら、
お客様の一人が、「かぶ菜」を勧めてくださいます。
また、別の方が「ヤマゴボウ」を勧めてくださいます。
どちらも掲げられているメニューにはありません。
では両方をいただきましょう。
かぶ菜は野沢菜のような感じで、地元のお客様は、こう違うのだと説明をしてくださいますが、
僕にはわかりません。
ただ、野沢菜に比べて、あっさりとした野菜を感じる味わいです。
特筆は、ヤマゴボウ。
漬物のヤマゴボウだと思っていましたら、生のヤマゴボウに味噌で味付けしてある一品です。
ですからゴボウの色は白ですし、食べてみると根菜の味がしっかりします。
これがまたお酒によく合うのです。
結局こうして、日本酒を2杯と焼酎を1杯いただい2,750円。
メニューに載ってないものがいろいろあるようで、また訪れてみたくなります。
ところで、このお店、別名「三角屋」というようです。
かつて、飯田駅前は5つの道路の交差点になっていて、
このお店は道路に挟まれた三角形の土地の上にあって、建物も三角形をしていたようです。
だから、「三角屋」。
以前は飯田駅の目の前にあったようですが、十数年前、飯田駅前の区画整理に合わせ、
30メートルほど移転し、今は“三角屋”ではありません。
しかし、以前も今も飯田駅前の一杯飲み屋としての存在感を思う存分発揮しているこのお店は、
飯田を代表するお店の一店であることは間違いありません。
점포명 |
Shimekiyo
|
---|---|
장르 | 이자카야、향토 요리、오뎅 |
예약・문의하기 |
0265-22-2276 |
예약 가능 여부 | |
주소 |
長野県飯田市元町5424-18 |
교통수단 |
JR飯田線飯田駅徒歩1分 이이다 역에서 109 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥3,000~¥3,999
|
지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 불가 |
좌석 수 |
13 Seats ( カウンターのみ) |
---|---|
개별룸 |
불가 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
공간 및 설비 |
카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음 |
---|
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|
飯田駅前にあるこのお店に3年ぶりに訪れました。
今までのように電車に乗るための時間調整、今回は終電に乗るための時間の調整に立ち寄りました。
お店に向かってみると、ちょうど2人がお店から出てきたところで席は大丈夫そうでしたから、中に入るとその席のみが空席でしたのでラッキーでした。
日本酒をぬる燗でお願いし、眼の前にあるおでんの中から大根と豆腐、それにおたぐりをハーフサイズでお願いしました。
まずは、日本酒、地元の喜久水をコップに注いで出してくださいます。
次に大根と豆腐をお皿に盛り、その上に飯田のおでんの特徴、ネギがたっぷり入った醤油ダレ・ネギダレがかけられました。
それから次の「おたぐり」は馬の腸でモツのような感じ。
これを飯田の方は楊枝で刺して召し上がります。
まず、おでんの大根。
丁寧に面取りがされていて美しい姿です。
さっと箸が通る柔らかさになり、つゆの味が染み込んでいて、ネギダレの風味とだしの味がよく効いていて、日本酒によく合います。
豆腐は、弾力があって食べ応えもあります。
このお店の特長のおたぐりです。
柔らかく煮込まれていて、味噌の味付け。
弾力のある噛み応えと味噌の塩と甘さが効いた味わいで、匂いに少しの癖があるものの、日本酒のアテによく合っています。
今まで訪れた時のお客様は人生経験豊富な方々がほとんどでしたが、今回、夜遅い時刻のお店の中にいらっしゃる方々は、店主が代替わりしたように客層も代替わりしたような感じです。
以前と違った活気もあって、これからどう変わっていくのか楽しみのあるお店です。