ラーメンは1,000円時代へ突入
2022年5月
「ネギラーメン(こってり) 980円」
豚骨醤油白湯系の王道ラーメンを食べたくなった。となれば、吉相ですねー。もちろん、アッサリよりコッテリですねー。でも罪悪感だけ消したいので、これはもうネギラーメンですね。店へ向かいながら、すでにメニューを決定。
到着し、コップにお冷やをついで案内を待つ。一台に乗り合わせで来ている昼休憩の職場チームが結構多い。おそろいのユニフォーム。順次案内され、一人客はカウンター席へ。「こってりネギ」とオーダーしつつ、一応メニューに目を走らせてギョッとする。980円!小麦粉値上げの影響が直撃してるじゃん。まあ食べたかったんだから今更オーダーを変えたりしないけどさ。それにしても牛丼、カツ丼、回転寿司なんかに比べると、もうラーメンはお安いメニューとは言えないな。
着丼したら、ネギをしんなりさせるようにまず天地返し。しかるのち、スープを確かめ、麺に取り掛かる。20番中細麺。ネギがくどさを和らげてくれ、どつさり背脂何するものぞ。スープの乳化は軽めで、半白湯といったところ。
と、見るともなく見ていたランチメニューの価値に気付く。あ、ノーマルラーメンと小丼セットで950円か。小丼にねぎ玉丼があるじゃないか。このネギをラーメンにトッピングしてライスをあとでスープに投入すれば、ネギラーメンにライスつけたようなものじゃないか。そっかー、と軽く後悔しながら他席の動向を観察すると、皆さんしっかりランチのセットをオーダーしてらっしゃる。こってり+ねぎ玉丼の人が四人いたなあ。やっぱそっちか。え?こってりラーメン+チャーシュー丼?ただのくいしん坊かよ。
それにしても、少しのことにも先達はあらまほしきことなり。兼好法師に笑われる。
安定盤石のレシピ
2020年7月
「ラーメン あっさり」税込720円
「だるまやグループ」の人気店。新潟市内に三店、長岡に一店を展開し、根強いファンを持つ。今日は「あっさり」をオーダー。
魚介風味ブームなんぞどこ吹く風、豚骨100%で炊きだしたスープ。軽く乳化させたスープで醤油ダレを割った力強い一杯。全国的に存在する「豚骨醤油ラーメン」の味。トロトロのバラ肉チャーシューは、薄切りながら二枚。板のり、メンマという何の疑問も抱かせないトッピング。ちらちらと万能青ネギが散る。これといった特徴の無さで全国どこにあってもおかしくない60%の人が満足する万人受けする標準語のようなラーメン。NHKアナウンサーは、吉相のラーメンを食べて発声練習をするという(真っ赤なウソです)。
麺は20番細麺。レーメンのような食感の白っぽいストレート麺。このメニューは3年ぶりに食べたが、全くブレを感じなかった。
期間限定で流行要素を導入
2018年10月
シビカラ味噌ラーメン 税込 850円
メニュー表にない期間限定麺「シビカラ味噌ラーメン」をオーダー。店内の張り紙だけなので、よく見てオーダーしないとね。
麺は18番中麺。推定加水率35%。スープが、名前通りしびれて辛い。「175°deno担々麺」や、そのリスペクトを出す新潟市「風天」などと同じ、山椒と唐辛子のダブルパンチの辛さで攻めてくる。我々一般人からすると大辛の部類。
スープのベースは味噌味。背油を振ってないのでたぶんレギュラーメニューの「あっさり」と同じスープだろう。だが、大辛なので、辛味に負けて旨みを薄く感じてしまう。これは人間の脳の作用で、バランスを崩すほど突出した味の特徴があると、他の塩味や甘味や旨みをぐっと控えめに感じてしまうのだ。
シビカラは現在のラーメン界のトレンドの一つなので面白いが、このメニューは一度食べたらもういいや。
この店の辛い味噌ラーメンを経験して、「じゃああんなに辛いのにそれでも旨く感じる龍馬軒や175°deno担々麺なんか、どれくらいの濃厚さなのだろう」と思い至り、旨い担々麺の恐るべきハイカロリーを推定し、めまいがした。ヤバイヤバイ、担々麺は月一以上食べちゃダメだな。
スーパーナチュラル
2017年5月 こってり醤油ラーメン 税込690円
昼食タイムをはずしそうなくらい遅くなり、どこいこうか?ということになったが、たいして考えなくふらりとこちらへ。で、たいして考えることもなく「こってり1つ」とオーダー。土曜なので、2時なのに待ち無し満席状態。さすがです。
で、1年ぶり以上に「こってり」を一口。うひゃっ、旨すぎる。麺は18番中麺。「あっさり」より加水率の高い麺。スープは、ミドルな豚骨醤油スープに背油どっさり。自然界の旨さの限界をズゴーンと突破した旨すぎるスープ。スーパーナチュラルな旨さのジャンク・フードだ。もやしが味を和らげてくれないと、飽きてしまうレベル。
一杯で120%満足した。子供から老人まで、味がよくわかる人もわからない人も、すべての人の旨み測定器の針を振り切らせてしまうラーメンだ。
ラーメンのホットスポット
2017年3月 「吉相・長岡七日町店」あっさりラーメン税込 690円
新潟県内雑誌のラーメン特集では必ず上位にランクインする新潟市の有名店。新潟市外へ出店するのは今回が初めて。醤油だれをミドルな豚骨スープで割り、そのままで「あっさり」、背油を振ると「こってり」という二本柱が主力メニュー。長岡店には味噌味もある。ローカル色はほとんどなく、現代の最もポピュラーな味のラーメンだといえよう。新潟市の『万人家』『だるまや』等と同系列で、新潟県内のラーメン好きは「Dグループ」と呼称することもある。
さて、事前知識はこれくらいにしておいて、実食、実食。平日の夜8時なのに、なんと席待ち2分。すごい繁盛ぶりだな。券売機はなく、口頭で「あっさり」をオーダー。おしぼりと水はセルフサービス。こってりメニューが良く出ている。
しばらくして着丼。ははは、これをあっさりと呼ぶなんて、全国コッテリ審議会の皆さんがひっくり返りますがな。濃度ミドルタイプの豚骨スープ。青ネギにメンマに海苔と、定番のトッピング。2枚の薄切りチャーシューは熱でトロトロ。麺は20番細麺、低加水タイプ。旨いねえ。繁盛するわけだ。ご当地感の無さから、ラーメン評論家からは全く無視されている店だが、新潟県民だってご当地ラーメン以外のものも食べたいのだよ。
帰り際のお会計が入口と逆のカウンター横にあるのは、設計上いただけないなあ。ま、そのうち券売機を導入するのかもね。
向かいに『しゃがら』があり、ライバル関係の緊張感がビシビシ感じられる。でも、似たような2軒があることで、逆に相乗効果でにぎわうこともある。『喰拳』と『KAZU』なんかがいい例だ。
熱いラーメン屋ホットスポットが、また一つ出来たぜ!
점포명 |
Ramen Tei Kissou(Ramen Tei Kissou)
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장르 | 라멘 |
0258-89-7782 |
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예약 가능 여부 |
예약 불가 |
주소 |
新潟県長岡市七日町字川原374 アクロスプラザ長岡七日町店 1F |
교통수단 |
미야우치 역에서 3,868 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
~¥999~¥999
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지불 방법 |
전자 화폐 가능 |
개별룸 |
불가 |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
가능 310台(アクロスプラザショッピングセンターと共有) |
이럴 때 추천 |
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오픈일 |
2017.3.1 |
2023年10月
「らーめん あっさり」850円
吉相とは、めでたい気分の良い表情・顔という意味である。ここのラーメンを食べたら吉相になるよ、ということである。いい店名だねえ。
あっさりスープのラーメンをオーダー。麺は20番中細麺。スープは、軽く乳化したライトな豚骨タイプ。醤油ダレは色薄め。日本中のどこにでもありそうな味だが、いろいろ記憶を探ってみる。確か、和歌山県新宮市で食べたラーメンに一番似てるかな。あとは、寿がきやのラーメンに意外と似てるよな、と思う。東海地方によくある感じのスープなのかもしれない。
本日も、ごちそうさまでした。