食べることも農業体験の1つなのだと思わせるレストランです : Minoru Dainingu

岡山への出張から帰る前の夕食に部下と訪店しました。

「みのるダイニング」というお店は知らなかったのですが、入店したら「JA全農」が経営するお店とわかりました。JA全農では「地産地消」が主なコンセプトである「みのりみのるプロジェクト」の取り組みの1つとして全国に飲食店を出店しており、カフェやレストランや焼肉店を経営しているようです。

まずはお疲れ様の乾杯に、地ビールの「独歩」（税込968円）を注文しました。「独歩」は地元の宮下酒造が醸し、1995年に中国地方初の地ビールとして売り出されたのだそうです。ホップの香りが立っている美味しいビールです。

食事には「選べるごちそう定食」（同2,079円）を注文しました。これはハンバーグ定食に、8種類の単品料理から1つを選んで加えることができるメニューです。ハンバーグ定食は、岡山県産の牛肉と豚肉の合挽ハンバーグ、野菜スープ、野菜サラダ、「きぬむすめ」のご飯のセットです。私はこれに「岡山県産黒鯛と季節野菜のアヒージョ」を加えました。
選べる単品料理は他に7種類ありますが、うち2種類の牛肉料理には追加料金がかかります。牛肉も岡山県産なので高価なのですね。

料理は野菜たっぷりで、ハンバーグ、黒鯛、ご飯と、どれも美味しくて満足いくものでした。どの料理も、食材をアピールするためか味付けを濃くし過ぎないように配慮しており、さらに満足度アップでした。
ファミレスでハンバーグ定食を食べれば1,500円くらいでしょうけど、この店の定食には、プラス500円をはるかに越えるクオリティが備わっていると思いました。むしろ2,079円はお得といってもよいくらいです。

この店で食事をすれば、思わず「日本の農業を守れ」（畜産業や水産業も）と言いたくなります（笑）。消費者として国産食材を食べることも農業体験の1つなのですね。「JA全農さん侮り難し」と感心させられた晩ご飯でした。