雰囲気はガンナガそのものだが : Hakata ganso nagahamaramen seino

東梅田に2019年にオープンした「元祖長浜ラーメン　清乃」さんへ。
和歌山の人気店「和dining 清乃」と「元祖長浜屋」がコラボした注目のお店です。

暖簾が「元祖長浜ラーメン」ではなく「焼肉ホルモン」と掲げられています。現在はコロナ禍の影響か、焼肉とラーメンがここで食べられます。隣には「釜山」と言う焼肉店が出来ていますが、現在営業しておらず、情報もなく、状況が落ち着いたら隣同士の2店舗経営となるのかもしれません。

入店すると、まるでまだ準備中かと思うくらい段ボールなどが乱雑に置かれていました。
準備中なのかな？と思い店員さんに聞いてみると営業中とのこと。
案内されたテーブルにも何やら荷物が置かれていましたが着席するためにどけてくれました。

「ラーメンですか？焼肉ですか？」と聞かれ
「ラーメンにします」と答え
「博多ラーメンと長浜ラーメンがありますが」
「長浜ラーメン、ベタカタでおねがいします」
と言うやりとりがありました。

長浜ラーメン600円
玉子100円
辛子高菜100円

ほどなくラーメン登場
見た目はまんま「元祖長浜屋」ですね！


【スープ】
見た目こそ「元祖長浜屋」にそっくりですが、まずあの獣臭が全くしません。
一口すすってみると…
かなりあっさりライトな豚骨ですが、やはり豚骨臭は全くなく、物足りない感じがしました。
うーん、これはちょっと期待と違いました。
「元祖長浜屋」もけっして美味しいって程でも無いんですが、あの豚骨臭漂うシャバシャバスープが謎の魅力なのでそこを改変してしまうとただのあんまり取り柄のない味になってしまうんじゃないかなあ、、、。

【麺】
これは長浜ラーメンらしい極細で、カタメで頼んでみましたがそれほどゴリゴリではなく美味しかったです。

【具】
チャーシューはホロホロの柔らかさの形を留めていないクズ肉の様な感じでかなり「元祖長浜屋」の雰囲気に近かったです。味付けはしょっぱ目。やや臭みあり。

ネギは新鮮でシャキシャキ

追加トッピングの味付け玉子。若干の味付けがされていますがほぼゆでたまご状態。これはこれでちょうど良いです。でもこのラーメンには別に追加しなくてもよかったかもです。

追加トッピングの辛子高菜。別皿での提供。
やや酸味あり。後半スープに投入すると美味しかったです。

【総評】
お店の雰囲気やラーメンの見た目はまさに「元祖長浜屋」そのものですが、ちょっと求めてたアレとは違いました。
どうやら無化調らしいですが、長浜屋をイメージするならあんまりそこは重要視しないお客さんの方が多いんじゃないだろうか、、、。
このラーメンから本家のあのジャンクなスナック感を取ってしまうとただの味気ないラーメンになっちゃってる気がしました。

でもクセのないあっさり豚骨は飲んだ後などそれなりに楽しめる物だと思います。

焼肉も気になったので、この状況下、一人焼肉もオツなものかもしれませんね。

ご馳走様でした。