공식 정보
이 음식점은 Tabelog의 점포 회원용 서비스에 등록되어 있습니다. 음식점의 영업 정보는 점포 관계자에 의해 공개되어 있습니다.
점포명 |
Michino ru tourubiyon
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장르 | 프렌치 |
예약・문의하기 |
050-5596-6389 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
大阪府大阪市福島区福島6-9-11 神林堂ビル 1F |
교통수단 |
JR 환상선 후쿠시마역 도보 5분 후쿠시마 역에서 316 미터 |
영업시간 |
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예산 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥20,000~¥29,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 전자 화폐 가능 (교통계 전자 화폐 (Suica 등)、라쿠텐Edy、nanaco、WAON、iD、QUICPay) QR코드 결제 가능 (라쿠텐 페이、au PAY) |
영수증 |
적격 청구서(인보이스) 대응 영수증 발행이 가능합니다. 등록번호T7120901029177 *최신 등록 현황은 국세청 인보이스 제도 적격 청구서 발행 사업자 공시 사이트를 확인하거나 음식점에 문의해 주시기 바랍니다. |
서비스료 / 차치 |
2023년 6월 1일부터 서비스료를 철폐합니다. |
좌석 수 |
20 Seats |
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개별룸 |
불가 반개인실(최대 6명) |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인 이하 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 근처에 동전 주차가 많이 있습니다. |
공간 및 설비 |
차분한 공간 |
음료 |
외인이 있음,엄선된 와인 |
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요리 |
채소 요리를 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
숨겨진 레스토랑 |
서비스 |
축하・서프라이즈 가능 |
아이동반 |
어린이는 중학생 이상으로 부탁드립니다. ※전세시는 어린이 가능 |
홈페이지 | |
전화번호 |
06-6451-6566 |
木枯らしの吹く道を私たちは梅田から福島に向かっていました。ミチノ・ル・トゥールビヨンというフレンチレストランに向かうためです。
「料理人という生き方」という本をアマゾンで購入した私はどうしてもこの店に行ってみたかったのです。
シェフの道野正氏。66歳。同志社大学神学部卒業。哲学書をよく読む青年が選んだ進路はなぜかフレンチのシェフでした。神学と同じ雰囲気の難解さがあったからでしょうか?
京都のフランス料理店で修業のあと、渡仏。帰国後「シェ・ワダ」に勤務。
1990年大阪府豊中市にミチノ・ル・トゥールビヨンを開店、独立します。
ほどなく大人気店となります。「アヴァンギャルド」「奇才」「フランス料理界の異端児」・・・時代の寵児としてもてはやされ、ミシュラン2つ星の栄誉も得るようになります。
しかし栄光は長くつづきませんでした。やがて大きな挫折を経験し、長い長い苦境の生活が続きます。
それが、なんと2020年の現在、「ゴ・エ・ミヨ」で15点の店に復活を果たしていたのです。
福島にあるお店は20席ほどのこじんまりしたお店でした。
シェフと、奥さんであるマダムと、もう1人のスタッフで切り盛りされていました。ランチは5000円のコース1本です。スープ、前菜、本日の魚料理、肉料理、デザートの5品のおまかせです。
ミルクのカプチーノを乗せたカボチャのポタージュは優しさに包まれるような幸せな気分になるスープ。寒い道を歩いてきた人にはぴったりの品です。
前菜はスモークサーモンのキッシュです。シャキシャキ爽やかな野菜のサラダには蕪のピクルスも入っていて、甘くておいしい。本日の魚料理はマナガツオとカボチャのリゾットです。フレッシュなブロッコリーがいい取り合わせです。
ここでの料理はかつては前衛的と言われた面影は
ありません。でも理屈なく美味しく食べられます。
「料理人という生き方」は変わった本でした。そもそも表紙が金髪の道野氏のアップの写真。中身は20年間のブログと料理のレシピが。
「己の人生がぎっしり詰め込まれている、そんな料理を食べてみませんか?」そんなキャッチフレーズでこの店に来たいと思いました。コロナ禍で疲れている自分に元気をもらおうと感じたのかもしれません。
帰り際に本を差し出してサインを求めたところ、シェフはこんな風に書いてくれました。
「明日、世界が滅ぶとしても、今日、私はリンゴの樹を植える マルティン・ルター 2020年11月28日道野正」
人生が凝縮されたレストランで食事をし、元気をもらい、また日常に戻る・・・そんなレストランがこの店なのかもしれません。
そしてシェフは「頑張りや」のひと言で私たちを見送ってくれました。