鳥栖の隠れた名店 : Soumi Sousai Enya

鳥栖市の県道17号線、ローソンのある信号を少し入った場所にあります。（その昔、田舎風大盛りカレーのあった交差点です。）
鳥栖駅からはやや遠いのですが、お店の隣や前に駐車スペースはたくさんありますので、車で向かうお客さんが多いかなという場所です。

お店に入ると右手に客席が広がり、正面に厨房があります。1階は、6人がけのテーブル席2つ、2人がけのテーブル席1つ、5人ほど座れそうなカウンターがあります。
2階があったので、個室などの広い座席はそちらにあるのかなと思います。

地元のサッカーチームのサガン鳥栖の選手のサイン入りユニフォームが飾ってあり、もしかしたら選手も訪れているお店なのかもしれません。

木の作りのテーブルと椅子、そして暖色系の照明が、温かみを増してくれる安らげる雰囲気のお店です。

メニューは、常設メニューと日替わり（と思われる）メニューがおいてありました。
お肉、お魚、お野菜、種類も豊富で和洋折衷、さまざまな料理を楽しむ事が出来ます。
車で来るお客さんが多いのか、ノンアルコールカクテルもメニューに準備してありました。

料理が提供されたときに、何よりも目についたのがお皿。料理にあった様々な色、形で提供され、舌だけでなく目でも楽しませてくれます。

いくつか料理のご紹介。

ハラミステーキは、お肉そのものの味もさることながら、ジャポネソースがさっぱりと、でもしっかりとお肉を引き立て、双方が高めあっている素晴らしい一品でした。付け合せに乗ってたサラダも、不思議な風味のドレッシングが細切りの野菜にうまく絡み、野菜を生かして味わい深くて美味しかったです。

アボカドは、硬かったり柔らかかったり、家庭で使うと、食べるタイミングが難しいですよね。緑色も鮮やかで食べやすい状態でのサービスで、わさび醤油も美味しく、よいツマミになりました。

ごまさばはホント新鮮で、醤油とごまペーストが程よい量で魚とうまく絡みます。時折、辛すぎるお店があるのですが、ここのごまさばは、魚のうま味を殺さない、絶妙な塩梅でした。ねぎとのりも風味を引き立てます。

唐揚げは、下味がちょっと足りないかな。お店の料理全般的に味付けが上品で、その上品さが唐揚げに対しては物足りなさを産んでしまった感がありました。
揚げも少し時間が足りなかったのか、油の温度が低かったのか、衣のサクサク感がもう少しほしかったところ。

写真が取れなかったのですが、豚肉と空芯菜炒めは、大ぶりに切られた空芯菜と豚肉が豪快に盛り付けられてあり、でも決して食べにくいことはなく、バランスがすごく良いです。
野菜のシャキシャキ感を残しつつ、肉にはしっかりと火が通って香ばしく、にんにくの風味も食欲を増してくれるし、まさに炒めものの醍醐味を味わえました。

良い噂は聞いていて、行きたかったお店であり、でも、なかなか行く機会がなかったのですが、今回はすごく満足の行く料理でした。
ぜひ、また行きたいと思います。