さいたま新都心西口の中国料理 良い店です
かつて、与野第一ホテルに「玄貴楼」という中国料理店があった。
決して高級というほどではないが、基本に忠実でさりげなく本格的な料理を出していた。
例えば「芋の飴焚き」。
今では高級店でもあまり見かけないメニューで、有ったとしても水飴などを使って手間を省くことが多いこの料理を、ここの料理人は砂糖から手間と時間をかけて蜜を作って出していた。
ところが、オーナーとのちょっとした行き違いでこの料理人が辞めてから程なくして店は無くなってしまった。
それ以来、私にとってさいたまエリアは「本格的中国料理店不毛の地」と化した。
それが、あの日以来久しぶりにひと筋の光明が見えてきた。
ある日、この店の近くにある妻の実家からここ「成蹊」に招かれ食事をすることになった。
「成蹊」に関しては、ランチが旨いという評判は聞いていたが訪れるのは初めてだ。
料理の印象は、まず香りが良い事。これは油が良く香辛料が効いていることの証。
そして見た目が美しい。
煮込み料理なども柔らかく且つメリハリのある味だった。
ただ問題は、味が私の好みに合わないという事。
例えば「麻婆豆腐」。
山椒の「麻」、香辛料の「辣」がしっかり効いていて香りも抜群。
一時期仕事でよく行った中国四川省の成都で食べたものに極めて近く、本格的な味だという事は間違いないのだが、「四川飯店」系の店に慣らされてしまった私の舌には発酵調味料による旨味(化学調味料ではない)が不足しているように感じられる。
そう、本当にちょっとした好みの問題なのだ。
でもこれは後日ランチで再訪したが変わるものではなかった。
ただ、この店はサービスレベルも酒の品揃えも含めて、安心して人に勧められるレベルであり、逆にこの価格でここまで本格的な料理を味わえることはとても素晴らしいことだと思う。
점포명 |
Chuugokuryouri Seikei(Chuugokuryouri Seikei)
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장르 | 중화 요리、탄탄면 |
예약・문의하기 |
048-601-2345 |
예약 가능 여부 |
예약 가능
平日ランチコースの場合は3500円のみご予約がとれます。(当日10:30まで) |
주소 |
埼玉県さいたま市中央区新都心5-2 ポルト小池ビル1階 |
교통수단 |
JR京浜東北線 さいたま新都心駅から、徒歩5分 기타요노 역에서 253 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥5,000~¥5,999 ¥1,000~¥1,999 |
예산(리뷰 집계) |
¥6,000~¥7,999¥1,000~¥1,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 가능 QR코드 결제 가능 (PayPay、d바라이、라쿠텐 페이、au PAY) |
좌석 수 |
40 Seats ( カウンター席、テーブル席) |
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개별룸 |
불가 半個室 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 20인~50인 가능 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 近隣に有料Pあり |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음,칵테일 있음 |
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이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
2시간 반 이상의 연회 가능,축하・서프라이즈 가능 |
홈페이지 |
4月の中旬。
3月下旬の「まん防」の解除を受け、この頃、夜の会食のお誘いがスゴかった。
相変わらず二次会はお断りしているので、体力的にはキツイわけではないが、
最近はとにかく和食系(寿司を含む)が圧倒的で、
この前日までで平日は7日続けて寿司・日本料理のお店ばかり。
そんな時、ひときわ食べ物にうるさい札幌の協力会社の社長が上京してきた。
ただしこの人物は、私の学生時代からの友人でもあり,
この日の夕食は私に決定権があったので久々に都内で「ホテル中華」を予定していた。
でも、こういう時に限って,
「都内の仕事が早く終わりそうだからさいたまに行くよ」と言ってきた。
彼は、さいたまに来ると「私の自宅に泊めろ」と言い出すことがあるので、
「来なくて良いよ」と言うもののそんな事を聞く奴ではない。
結局、彼はさいたまにやって来て、
事務所で他のスタッフとも駄弁ってから、私の妻も呼び出して夕食に行くことになった。
ちなみに妻を呼んだという事は完全に我が家に泊まる気満々ということだ(汗)
さて夕食をどこにするか・・・???
実は彼は私が最近札幌に行くと「外す」事が多く、
前回も、今札幌で最も予約が取りにくいという、
中島公園近くにある難しい読み方のフレンチシェフの店に彼の知人の紹介で訪れたのだが、
味が大したことなかったうえに、サービス(と言うか店の姿勢)が酷かったので、
ふたり合意の上で代金を叩きつけて???途中で退出するという、
なかなか無いほどの「見事な外し方」をしたばかりだった。
まあ、幸いさいたまには良くも悪くもそんなレベルの店はないので、
確実に満足させるなら、『シルクロード・ムラト』か、
アイスランド産仔羊を出す北浦和の『十勝平野』という北海道にも負けない「羊」コンビで十分イケる。
だが、この日は元々「中華」だったこともあり、会社にも近いこの店にすることにした。
但し、ここは前回のログでも書いた通り、
間違いないレベル(正統派なら埼玉でもトップクラス)の料理を出すものの、
私の味の好みとは違うので一抹の不安がないわけではなかった。
妻も合流して店に入ると店は8割ほどの入り。
メニューを眺めると、一品料理はさほど多くない。
コース料理は事前にオーダー(信長???)しなければならないらしいのだが、
その中で「プリフィックスコース」という料理の選択可能なコース料理が、
当日オーダー(信長???・・・しつこい)可能(姉妹????)との事だったので、
そのリーズナブルな料金(1人4,000円)もあって、妻の「これにしましょう」のひと言で決定。
どの料理にするか???・・・選択希望料理のドラフト会議が始まった。
1人ひとつの「前菜盛り合せ」(写真参照)の後、
4つ選べるという料理の中から、我々はスープや点心には目もくれず、
四川料理の定番ながら前回ランチでは好みではなかった「麻婆豆腐」のリベンジと、
同じく定番の「エビチリ」「海老のあっさり塩炒め」「牛肉の黒胡椒炒め」をオーダー(信長???・・・だっから、しつこいっつうの)。
ビールと紹興酒でこれを迎え撃った。
「麻婆豆腐」は以前と同じ感想で、
やはり四川飯店系の味にならされた私にはやはり旨味が足りないような気がした。
「エビチリ」も含めた他の料理は、仕込みや基礎が出来ているためかとても美味しい。
まず「海老」は火通しが素晴らしい。
多少柔らかめでも誤魔化せる「エビチリ」も、
逆にすぐ硬くなってしまう「塩炒め」もどちらもとても美味しくいただけた。
また「牛肉の黒胡椒炒め」は牛肉の下味やコーティングがバッチリ。
辛すぎずかといってボヤっとしていないなかなかのものだった。
そしてこの手の店ではあまり期待できない麺類も、
妻の「五目そば」はもとより、
「麻婆豆腐」と同じく前回はイマイチだと感じた我々の「担々麺」も抜群に美味しかった。
久々の訪問で、私の前回の懸念は全くの取り越し苦労だと知った。
札幌の彼も、「中華の美味しい店は札幌にも有るけど、この値段でこのレベルはなかなか無いかも・・・」とご満悦の様子だった。
次回の札幌出張が楽しみになった(笑)