♪行こう行こう、焼肉へ。ふ肉り、ふ肉ら～　火をつけろ!! : Kayanoie

先週木曜日くらいからずっと焼き肉が食べたいなと思っていたんです。
歳とともに回数こそ減ってきましたが、肉欲はまだまだ衰えていないということですね。
金曜の帰り道などはまじに御徒町の一人焼肉の店に行こうかと考えたくらい。
でも、あまりにも侘びしい気がして思いとどまったのですが、
肉欲はさらに増大するエントロピーの法則。(なんのこっちゃ)

たまりかねて土曜日の夜、焼肉を食べに行ってまいりました。
有名人やサッカー関係者もよく出入りする浦和でも有名な焼肉屋さんです。
元日本代表監督の岡田さんや作詞家の康珍化さんなどの色紙も
入口のところに貼ってありました。

さすが有名店、座敷もテーブルもほぼ満席でしたが、
カウンターが一つだけ、オモニが仕事中で使っていた席を空けていただきました。

実を言うとちょっとだけ臨時収入があったので、
思い切って上カルビと生上ハラミをお願いしちゃいました。
もちろん生ビールもつけてもらって、一人で乾杯です。
オーキッドの花が添えられた焼肉なんて何年ぶりでしょうか。

♪ふ肉り、ふ肉ら～　火をつけろ!!　

適当な替え歌まで飛び出す始末。テンション上がってます。

まずはカルビから。ほんの少し炙るだけ。
油が甘ーーーい。旨みが凄ーーーい。

次に生ハラミ。こんなに刺しが入っていて、きれいな色のハラミは初めて。
ハラミなのにジューシー。柔らかーーーい。ナンジャこれ。

いやー、久しぶりの焼肉、美味しいですね。

ビールは一杯だけにして、珍しくウーロン杯をいただきました。
焼肉には淡白な酒が合いますからね。

カルビとハラミを平らげて、今度はホルモンの盛り合わせもいただきました。
シマチョウ、ミノ、レバー、センマイが美味しそうなたれに絡まって混然一体となっています。

なんでこんなに美味しいのでしょうね。

唸りつつ、今度は黒ウーロン杯をお願いします。

ホルモンの合間につつく白菜キムチ、ビバ!! コーリアン。
よくぞこんなにうまい漬物を発明してくれたものです。

遠藤周作の短編小説に、朝鮮出兵に参加したとある武士が、現地でキムチにはまってしまい、
帰国してもその美味しさと栄養価の高さに着目して、
キムチの研究と普及に孤軍奮闘する様を描いたものがあります。

ある時は臭いと女房に逃げられ、殿様に献上して逆鱗に触れたりと、
パイオニアの道は険しいわけですが、我々は旨い旨いと言っていればいいので暢気なものです。

美味しい焼き肉譚。これでおしまい。ご馳走様でした。