そば定食@1,400円 : Ueno Yabu Kaneko

さいたま市内で気に入っている手打蕎麦屋のうちの一つです。
コスパの良い平日ランチの"そば定食"をいただきました。

上野藪の分家をうたうだけあって、蕎麦は秀逸。
繊細にふっくらと打たれた二八です。
蕎麦汁の鰹の香が強めで、これも好み。

あと、ご飯、有機野菜のサラダ、お新香も美味い。
アイスまでついてきます（笑）。

「分上野藪 かねこ」と書いて、「わけうえのやぶ かねこ」と読みます。
屋号の通り、上野藪から暖簾分けした、藪系。

浦和駅西口からパインズホテルを目指して歩き、仲町の交差点を渡った先の住宅街の中にあります。目立たない店なので、初めての方はしっかり場所を確認してから行くと良いでしょう。

隠れ家的な素敵なお店です。2人掛けが2卓、4人掛けが1卓、右手奥にカウンター席が4席。ひとりで入りますとカウンターに通されますが、4席と言ってもブラインドごしに外が見え、意外に落ち着きます。

■ランチ
平日のお昼はリーズナブルなランチを提供していています。せいろうと天丼とのセットをいただいたことがあります。天ぷら、白飯、汁、ともに、文句無しでした。サラダ、小皿、お漬物、お味噌汁付きで、食後にはデザートにアイスも！

■せいろう
細めで繊細、かみごたえ柔らかく、上品な蕎麦です。藪系は、すぐさま手繰るべし、と言うのを実感した一枚。感涙。うーむ、生きててよかった。

■おろしせいろう
大根だけではなく、カイワレ、削り節、海苔、海老、サヤエンドウが盛られ、豪華です。大根は、摩り下ろしだけでは無く、刻みも入っていて、食感・味わいが独特なものに仕上げられています。

※せいろうを食べ終わる頃、程よいタイミングで、蕎麦湯が鉄瓶で供されます。濃い目で、たっぷり。蕎麦つゆが少ないので、蕎麦をいただく際に、注意深く少し残しておくと良いでしょう。

■卵とじそば
ビジュアルは、ふんわりと漂う卵が美しく、食欲をとてもそそります。種物ですが、蕎麦は上品な細切りで風味を強く感じます。汁も大変おいしく、飲み干すほどでした。途中、カウンターの黒七味を入れると、山椒の香りが強く、これまた嬉しい逸品に。

■蕎麦焼酎
何と言いますか、良いです。添えられる"蕎麦味噌"を肴に、ゆるりとした時間を愉しめます。

平日はリーズナブルなランチ・メニューがあるので、混むのは当然です。お昼の回転は早いようですが、少し時間を外して、ゆっくりと蕎麦を楽しむほうが良いのではないでしょうか。

オリジナリティーがあり、メニュー毎に、新鮮な驚きに出会うことができますよ。