秋はそばが食いたい季節 : Soba Akitsu

「天せいろ」を頂きました。

朝、涼しかったので
「今日はかけそばでも・・・」と思っていた。
その思いのまま昼にそば屋へ。
「阿き津」は、前々から来てみたいそば屋でした。
近いからいつでも来れるのですが、結局今日が初来店。

昼に成ると、今日は暑かった。
急きょ予定変更。
「盛りそばが食いたい！」
この店は「もり」や「ざる」ではなく「せいろ」だった。
実際にせいろ蒸しのそばなのだろうか。
天ぷらも食べたかったので「天せいろ」を注文しました。


お茶は、そば茶とのこと。
うまいです。初めて飲みました。そば茶。
蕎麦の実を蒸したり焙煎したりするのだろうか。

そば！
腰のあるそば。
のど越しの良いそば。
良い弾力と切れ。
うまいです。
香は少ない。

つゆもいい塩梅で、甘さ控えめ。
美味いのに、それでいて主張が少ない。
そばが主役と言った感じのつゆ。

つゆは少なめでした。
「つゆが少ない」ということは、つまり
「つゆの味が濃い目」という場合が多い。
つゆが濃い場合「江戸っ子の様にそばを食べる」と良い。
そばを少なめに取り、
つゆに２／３くらい着けて、そこから一気にすする。
その例が、この店にも当てはまるかもしれない。

天ぷらサクサク。
こういう揚げる技術を俺も身に付けたい。
とくにエビ天の揚げ具合はほれぼれした。
私は天ぷらは、おろしとつゆで食べるのが好きなのですが、ここでは塩しか来ませんでした。
塩で天ぷらを食べるのは、天ぷらの旨さの判断には良いけど、あまり好きな食べ方じゃない。
油と塩に癖がある気がした。あとカボチャとシシトウの何かに疑問を感じた。油の味なのか実の味なのか。


そば湯も楽しみました。
蕎麦のゆで汁ではなく、そば湯専用に作ってる感じ。
残り少なくなったつゆに、そば湯をいっぱいに注いで、ゆっくりと楽しむ。
良いですね。

良い天気、良い蕎麦、良い時間でした。


板の間の床に座る店です。
これは残念に感じた。
小さな座椅子の様なところに座すのだけど、
床に座るなら、畳敷きが良い。