점포명 |
Uoseirou
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장르 | 향토 요리、일본 요리、오베르주 |
예약・문의하기 |
077-572-0009 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
滋賀県大津市本堅田1-17-3 |
교통수단 |
京都市内からだと湖西線、堅田駅からタクシーで2km。 가타타 역에서 1,334 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥10,000~¥14,999
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지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 불가 |
개별룸 |
가능 2인 가능、4인 가능、6인 가능、8인 가능、10~20인 가능、20~30인 가능 |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 |
공간 및 설비 |
차분한 공간,자리가 넓은,좌식 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음,소주 있음,외인이 있음 |
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이럴 때 추천 |
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위치 |
경치가 아름답다,바다가 보인다,숨겨진 레스토랑,독채 레스토랑 |
서비스 |
2시간 반 이상의 연회 가능,음료 지참 가능 |
本諸子と鴨鍋を戴きに足を運びました。実は、界隈にもう一軒候補があり、直前まで迷ったのですが、
某先輩レビューアの方から、もう一軒はパッとしなかったとの情報を戴き、こちらに決めた次第です。
結果的には、これが大正解!
本諸子は丸々と太った、これまで見たことがない程立派なもので、女将自ら七輪で焼き上げてくれます。
私が感心したのは、まずこの女将の焼きの技術。
というのは、魚は火入れによって一旦水分を飛ばし、次に身から出る脂を利用して焼き上げるのですが、
例えば、炉端焼きの店のように、頭を下にしたまま一定時間火入れを行ってしまうと、
水分だけでなく、身の脂(旨味)まで必要以上に削ぎ落としてしまうのです。
私が思うに、大概の店で、これをやらかしており、特に川や湖の魚は身の脂自体が少ない為、
折角、良い素材を仕入れても、火入れで台無し(身をパサパサ)にしてしまっているケースが散見されます。
ところが、こちらの女将は一旦、頭を下にして水分を抜き、脂が滲み出て来ると、
それを身に擦り付ける様に角度を変えながら器用に焼き上げているのです。
湖魚では公魚も美味ですが、本諸子は、その比ではない旨さ。
少ない経験ながらも、私がこれまでの本諸子料理の中では、こちらのがベストかもしれません。
閑話休題、御存じの通り、魚介類に関しては三つの旬があると言われています。
一つ目は卵を抱えた時。これは卵と身の旨さを両方味わうことが出来るという理由。
二つ目は卵を抱えないギリギリの時。これは卵を抱えると、卵に栄養が取られ、身自体の旨味が薄くなるので、純粋に身自体を味わうのであればその直前が良いという理由です。
三つ目は流通量が多い時。これは漁獲量が増えると良いものの絶対数が増える訳ですから、
その中で選別された最上のものは当然美味いという理由です。
また、成長して12~13cmくらいの魚は、程々のサイズであれば若い香りと骨まで丸ごと戴くことが出来る。また、より大きくなれば、脂や旨味がしっかり載って来るが骨は硬くなる。
味質は、そういった要因も影響する為、諸子のベストな時期は、店主によって見解が分かれるのは面白い所です。
話を戻すと、続いて別注の鮒鮓の登場です。
すぐさま口にしてみると、旨味よりも乳酸発酵による強い香りと酸味が立っており、飯(いい)の形状からも、
まだ熟成期間が浅いものであることがわかりました。
非常に立派な鮒鮓ではありましたが、残念なことに、旨味を補う為か、お皿全体にMSGがかけられていたのです。
鮒鮓は1~2年もすれば酸が穏やかになり、旨味の輪郭がはっきりしてくるのですが、
まだ、漬け込みが浅いものであったのかもしれません。
鮒鮓自体は滋賀でもトップクラスの味わいなので、こちらで鮒鮓を注文する際には、
MSGをかけないようにお願いした方がよろしいと思われます。
この際ついでに話しておきますが、近年、醗酵・熟成ブームですが、個人的に首を傾げてしまう事例が幾つかあります。
例えば、鮨屋に行くと、どのくらい発酵・熟成させたか、(客が驚く表情を見たいのかパフォーマンスなのかわかりませんが)その熟成期間を競う風潮が一部ではあります。
確かに、醗酵・熟成させると旨味は増長しますが、魚種に関係なく、香りや食感が無個性化し、
味が均一化する(遊離アミノ酸型の旨味へとに向かう)危険を孕んでいることを忘れてはなりません。
また、近年流行の発酵中華に関しても、醗酵、熟成させた食材に、醗酵、熟成させた調味料を用いる、
要は旨味を重ね過ぎる例が散見されます。
そのような料理をコースで続けて出されると、私は、どうも舌が疲れてしまうのです。
昨今、ジャンルを問わず、強い旨味同士を重ねる料理が持て囃されていますが、
鮮度の良い上質な食材まで何でもかんでも醗酵、熟成をかけるのは個人的には反対です。
そもそも、発酵や熟成の概念は、どのような背景から生まれたのか考える必要がありますし、
食材の個性たるもの、食感や香り、苦味、酸味にこそあり、それを我々日本人は古来より大切にしてきたはずですが。。。
話を戻すと、鴨鍋は出汁の甘味も左程立っておらず、フツーに美味しく戴けました。
ただし、鍋が若干チープな印象があるので、店の格や雰囲気を考えると中川兄弟や土楽等、
もう少し趣のある鍋で出された方がよろしい気も致します。
色々指摘はしましたが、女将の人柄とトーク、素晴らしいロケーション、そして超絶の本諸子、
これらを味わえたという点で本当に来てよかったと思いました。
料理の評価としては本諸子4.5、鮒鮓:MSGがなければ4.0、鴨鍋は3.5といった印象で、まとめて上記の評価と致しました。