점포명 |
Orudo Shanhai Kafe(Orudo Shanhai Kafe)
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장르 | 카페 |
예약・문의하기 |
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예약 가능 여부 | |
주소 |
静岡県静岡市葵区七間町10-8 松風ビル 201 |
교통수단 |
静岡鉄道 静岡清水線 新静岡駅 신시즈오카 역에서 673 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥1,000~¥1,999
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개별룸 |
불가 |
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카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
가능 |
금연・흡연 |
− |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,소파자리 있음 |
이럴 때 추천 |
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위치 |
숨겨진 레스토랑 |
비고 |
20世紀初頭 “東洋の巴里(パリ)”“魔都”と謳われた上海をイメージした店内は |
連休中日、天城を超えた。
俄かな渋滞で遅れたことを詫びつつ、三島駅で待ち合わせた人をピックアップ・・・駿府へ、向かう。
ランチはここにしようと永らくBMしていたカフェへ。
「ここ、どんなお店?」
「あのね、えっとね、るーろーはんが美味しいんだって。」
「・・・上海なのに?」
「・・・(´・ω・`)・・・う、うん。(小声)」
気を取り直して、行きましょうと灼熱の「おまち」に到着。
七間町界隈に着くも入り口がわからない!!
「どこどこ?!」
お腹もすいたし焦りもあってなかなか入り口が探し・・・出せない!!
と、ほどなく一緒の人が見つけてくれた入り口・・・ああ、よかった、もう少しで暑さで溶けそうだった。
狭くて小さな階段を上り、入店したのは午後1時近く。
ランチメニューがルーローハンしかないと言われたが
「だいじょぶでっす!!」と告げ、窓際の席へ。
窓の向こう、日除けの向こう側に・・・私が大学入試センター試験を受験した折、同じ高校の皆と一緒に泊まった宿舎が見えた・・・センター試験2回生、伊豆の南端から受験をするということはそれほどに大変だった時代のことだ。
そしてこの店の佇まいは更に時代を遡る。
昭和初期の魔都、上海。
日本人も志那人もロシア人も・・・ごたごた、ごった返しては独自の文化を生んだ、そんな都であったという上辺の知識しか私にはないが、
色白美人の仁丹のポスターやビクターの犬を伴わない実物の蓄音機等の雰囲気に、呑まれた。
俄かに複雑な薬味の香りが漂い始める。
ルーパオという、東洋のブーケガルニだと一緒の人が教えてくれた。
やがて目の前に、ルーローハン。
ごろっと大ぶりの角煮は脂身が程よく残っており、とろとろ。
小さな豚肉がたくさんまぶしてあり、ご飯がどんどん進む。
アクセントに、青梗菜、沢庵漬け。
「これ好き。美味しい、好き。」
「じゃあ、台湾は大丈夫だね。」
そう、もともとこの料理は台湾のものだ。
憧れの国台湾、行きたくてもなかなか行けない、夢の国。
お匙でばくばく頬張って、
デザートは柚子ジュレと温かな鉄観音茶。
やっと固まるゆるゆるのジュレも甘さ控えめでいい。
ガラスにあしらわれたステンドグラスがお茶のカップに映り込む、この一瞬が美しかった。
静岡おまちに出現した魔都、上海。
過去と未来と国籍と時代が縦横無尽に交錯する、そんな面白い店。
連休中日、天城を超えてここまで来た。
海の日を海辺で過ごさない背徳感よりも、
喉から手が出るほどに私は自由が欲しかった。