점포명 |
Ten fuji
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장르 | 덴푸라 |
예약・문의하기 |
0545-53-5058 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
静岡県富士市日乃出町119 |
교통수단 |
다테보리 역에서 1,981 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산 |
¥2,000~¥2,999 ~¥999 |
예산(리뷰 집계) |
~¥999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 가능 |
좌석 수 |
25 Seats ( カウンター×5、6名デーブル×1、4名座敷×2 、6×1) |
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개별룸 |
가능 6인 가능 |
금연・흡연 |
전면 흡연 가능 2020년 4월 1일부터 간접흡연 대책에 관한 법률(개정 건강증진법)이 시행되고 있으며, 최신 정보와 다를 수 있으므로 방문 전에 음식점에 확인하시기 바랍니다. |
주차장 |
가능 店前4台あります。 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
홈페이지 |
釣り用具を購入したら、今夜は『中華料理屋』へ行く予定だったのだが…。
いつも通り慣れた道なのに…何故か気付かずにいたお店の灯りが目に留まった。
薄暗くなりかけた景色の中、二人同時に『てんぷら』の文字が白い暖簾に浮き上がって見えた。
「こんな所に、天婦羅屋あったかな~?」
釣具購入後、気になってもう一回お店の前まで行って見る。
大きな海老のオブジェの看板…そういえば、この看板は以前から見ていたような気もするのだが、昼間は何故かお店の存在を気に留めもしなかった…。
「天婦羅専門店って行った事が無かったから、今日は天婦羅にしてみようか…」
かくして私達は、夏の虫が灯りに惹きつけられるかのごとく、その店の暖簾を潜る事となる…覇気の無い『天ぷら』の文字が少し気掛りだったが。
お店自体は年数が経っている様で、設え的には古いが小奇麗にはされている。
中央に古木の一枚板で天板を作られた、立派なテーブル。
小上がりのテーブルも立派だ。
カウンター席もある…が、店側のおじいさん(?)がカウンターで腰を降ろしていた。
給仕は女性。調理場の方には板さんもいるようで、総勢3名の店員さん。
閉店時間間際という事もあったのか、お客は誰も居なかった。
雰囲気は悪くは無いが…この節電の夏に、(凍死するんじゃなかろうか?)と本気で思う位冷房がガンガン掛かっていたのには閉口した。
メニューを拝見すると、どうやら天婦羅は『江戸前天婦羅』らしい。
江戸前天婦羅とは…
元々江戸近海で採れた小魚などに衣を付け、ごま油で揚げた天婦羅で然るに衣が茶色味を帯びている。
魚などの生臭さを消す為で、ごま油の芳醇な香りが特徴…。
そんな中、夫は『富士山天丼』なるものにオーダーを決めたらしい。
私は江戸前天婦羅御膳にしてみたかったが…万が一『富士山天丼』に夫の嫌いな『海老』やら『イカ』やらが入っていると、私の所に必然的に相当量の天婦羅が集まってくる事になるので…季節限定だという『鯵づくし』(正確な名前失念)をお願いした。
オーダーして暫くすると、調理場の方から『トン、トン』と何かを刻む音が結構長い時間聴こえてくるのが不思議だった…。
その音を訊きながらメニューを見返してみると、此方には定食や『トンカツ』『うな重』等…天婦羅専門店ではない様な片鱗が伺える。
うな重は2000円と今時破格値だが…『トンカツ』は更に興味深い。
余り聞いた事のない『梅山豚(メイシャントン)』という種類の豚を使っているらしい
何でもカの『西遊記』猪八戒のモデルでもあるというその豚は、脂身が多いらしいが…その脂身がメチャクチャ旨いらしい。
猪八戒がドウダと言われても別に食べたいとは思わないが…そんなに珍しい『トンカツ』ならば、いずれは食べてみたいが…。
しかしそれは、『今』では無い。
天婦羅屋さんに来たからには、今日はあくまで天婦羅なのだ。
…結構な時間が経ったような気がする。
テーブルに、味噌汁・ご飯・箸休めのキャベツのお浸し・お櫃に入ったお替り様の『白飯』と…天婦羅用の『カレー塩』?
(なんで、ごま油で揚げた鯵の天婦羅にカレー味の塩が出てくるんだ…?)
コレを機に、今まで燻ぶっていたズレの歯車が一気に動いたのが自分で判った。
鯵の御膳は、鯵の天婦羅が2枚、変り天婦羅という事で紫蘇の葉を鯵で巻いた(←普通は反対の様な気が…)丸まった天婦羅が一つ。
天婦羅用の籠の中に、大雑把に…盛られている。
胡瓜と鯵の酢の物は、少々酢が濃すぎ…嫌いな方はむせ返ってしまいそうな酢の加減。
そんな中、『鯵のたたき(角切り?)』は旨かった。
小骨の処理もちゃんとしてあり、魚自体も新鮮だった。
…天婦羅屋に来て、『鯵のたたきが一番旨かった』というのもどうかと思うのだが、仕方が無い。
「ブルーベリーのゼリーです」と頂いたゼリーは…出されなくても良かった様な。
夫がオーダーした『富士山天丼』。
チャレンジャーである夫が、恐らくインパクトがあるからオーダーしたのだと思うが…レビューに困る『商品』だった事この上無い。
まず…色味が綺麗でない。
ごま油だから、多少は茶色味がかっているのは承知だが…違う気がする。
もしかしたら、メニュー構成からしてもここは『天婦羅専門店』では無いのかも知れない。
どうも具合が悪い…。
真ん中の山は…釜揚げシラスを頭に載せた…青い飯の富士山!
(※女将さんが言うに、野菜の色素なんだと…)
しかも、ご飯(白飯)はそれ以外は殆ど無いに等しい…。
タレも甘味や旨味を感じない…醤油風味(?)の薄いタレ。
天婦羅の具材は『静岡』を意識したと思われる、『桜海老』『黒はんぺん』…
『鮭』『鯵』『しそ』『サツマ芋』『かぼちゃ』『たけのこ』…
『マッシュルーム?』『ウインナー!?』。
一体どうしてしまったのか…??
江戸は、遙か彼方へ…。
これは『真夏の夜の夢』なのか…。
選んではいけないモノを選んでしまった只の選択ミスなのか…。
何かがズレている…今ひとつ…理解に苦しむ。
唯一確実な事があるのだとしたら『次に来る事があったらトンカツを食べてみよう!』という事のような気がする。
ヾ(=゚・゚=)ノニャン?