賑わうコリドール街を眼下に、今宵はしっとりとカウンターでマティーニでもいかが？ : BAR NOTE

～　Pray　for JAPAN　～ 頑張れ、ニッポン！

知人・友人のお店から微力なりとも「活性化に一石を投じようキャンペーン」、

前回に引き続き第六弾目も、～元気になろう！TOKIOの夜の街～シリーズ。

しかも、

なぜかこのお店、こちら「食べログ」でず～～っと掲載保留中ing。(><)　

どぉしてぇ？？　

すでにオープンから六ヶ月以上も経っているというのになぁ。　ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ・・・

（↑　注・やっと、８ヶ月後の年末に保留解除されました～～！！　2011/12/20記）

よって、～食べログ内・迷える小羊店救済～も兼ね、再度レビューを！！

だ・か・ら、別段～大酒呑みの梯子シリーズ～ではありませんので・・・。（苦笑）

・・・

「一番くらってるのは銀座よ」

「７時以降になると、あの並木通りでさえ人っ子一人いなかったぜ」

「夜の店が８００店閉店しちゃうらしい・・」　なぞなぞ

私の元に届くのは、華の街・銀座の悲しいくらいの落ち込みようばかり。

懇意のあのお店は？　

彼女のところは？

そうだ、○○郎は大丈夫かしら・・・　

いや、さすがにあそこは乗り切れるでしょう・・・なぞなぞ

もれ聞こえる多聞ばかりに思いを巡らす数週間。

そこへダメ押しは、

並木通りの馴染みのポーターさんから貰った電話での一言、

「いや～、ほんと、大変ですよ・・」。

その渦中に身を置く彼の短い言葉は、なによりも重い。


有閑マダムごっご（？）のゴージャス・ランチを悪友と延々楽しんだこの日、

ほろ酔い気分で表に出れば、外はすっかり夕暮れ時。

久々に銀座をそぞろ歩くと、ちょっと意外。

なんとも今日は、元気なのです、この街がっ！！

コリドール街のあの寿司屋にも長蛇の列が戻り、

オープンテラスのバーでは、グラス片手の若人達が大はしゃぎ。

どうやら遅い新入生歓迎コンパのご様子。

なんだか、あの日より前にワープしてしまった感さえ。

すれ違い様、耳にした会話も、

「急に、銀座も活気付いたね～」と。

うんうん、確かに、確かに、驚くほどの賑わいぶりにびっくり。v(^^)v

こうなったら私たちだって、と、

道草話が延々長くなりましたが、久々に「Bar NOTE」へ。


７丁目、雑居ビルのラビリンスは、

六ヶ月前と何も変わらぬ、穏やかなオーラで今宵も私たちを迎え入れてくれました。

「実はわたし、３月１１日が誕生日なんですが、今年は絶対に忘れられない・・・」

という元僚友のオーナーN氏曰く、

かの当日、お店に来てみると・・・

ボトルというボトル全てが割れ、

カウンター内は、そのおびただしい破片で足の踏み場もなく。

そして床はお酒の海だったそう・・・。

そっかぁ、ここは８階だものね。。。

先日の１階にドンと鎮座ましますねもとは、わけが違う。

きっと、この界隈にニョキニョキ林立するビル内 ひしめきあう数多のお店も、然りだったのだろうなぁ。


この種のバーでは定番の一杯をもつ私も、

この夜は、なぜかオーナーのお任せに委ねてみたく、軽やかなカクテルに唇を濡らす。

立地的に、殆ど一見さんは来ないというけれど、

フラリ 女性一人、 一杯まどろむにもちょうどいい空間。

私のMr.友人なぞは、あまりに居心地よく、結局始発まで居座ってしまったそう。

そして、当夜もすっかり気を良くした我がMs.友は、お代わりをオーナーにせがんでいたっけな。（笑）


銀座・雑居ビルのラビリンス、

どうぞ、あなたの引き出しのとっておきの場所に大切に・・・。


・・・・・・・・・・

2010.10 初レビュー


古来より

「三人寄れば文殊の知恵」

「一人の好士より三人の愚者」

どうやら、凡人だろうが愚者であろうが、3人集まれば何とかなるよう。

とならば、

次世代を担う、有望なMｒ. バーテンダーが3名集結し、バーを開かば、

それはそれは、

「虎に翼」

はたまた

「鬼に金棒」

３乗のトリプルパワーの前に、銀座の夜もひざまずく？

まぁ、そこまでいくと少々比喩の信憑性に無理があるかもしれませんが、（笑）

そこはオープンのはなむけの言葉として、願いも込め。

でも、１０月の２５日にオープンしたばかりのこちらは、そんなバーなのです。


表通りには斬新なビルが続々お目見えする中、

こちらは、

コリドール街と花椿通りとが交叉する角地（美登利すしの斜め前）の古めかしいビル８階の、

しかも、エレベーター降りてから、少々迷う迷路のどんずまり。

（なんでも S４６年築だから、おおよそ４０年の筋金年季入りで、構造も複雑？）


ここかしらん？とドアを押し開け・・・・

「非常口かと思ったけどここでいいのよね？」

「あぁ～、お久しぶりです～。　

そうなんですよ、皆様迷われるようで、ちょっと解りやすくしないといけないですよね」

久方ぶりの再会、開口一番の会話にしては色気ない。（笑）

でも、すでにオープンから１ヵ月半以上、

きっと今はすんなり辿り着けるようになっていることと。v(^^)v


一時期タッグを組んでいた頃から、

「いつかはここ銀座で、小さくても自分のお店を持ちたい」と話していたスミノフ出身のN氏。

カウンター１０席ほどと、ソファーのこじんまりとした個室で構成された店内は、

意外や意外、このビルの構造上から密室かと思いきや、

壁面は、一面ガラス張り。

ほぉ～、視界は限られているものの、

この角度の銀座を眺める機会はなかったやも。

そして、店内に目を移せば、

木の温もりと間接照明の静の灯かりだけの空間が、やけに落ち着く。

カウンター越しには珍酒を含め、ずらりと琥珀のボトルが並び、

お一人様でも気後れせずに、じっくりとお酒を楽しみたい方にこそ、教えてあげたく。


シルクハットに蝶ネクタイの粋なロゴはコースターにも。

そして、淑女に差し出されるコースターには、真珠のネックレスのロゴが。

まぁ、なんて粋なんでしょ。

お化粧室も、まるでパウダールームのように、レディーの身だしなみアイテムが細部にわたりズラリ。

なかなか憎いではないですか、N氏。


そう、この店名～Note～ にも。

以前から、香りにとても気遣いあったN氏、

様々な解釈の中にはきっと、

香りの揮発速度（Top Note, Middle Note, Base Note）を、

この空間を流れる時空と、そこで味わう美酒のアロマになぞらえておられるのだろうなと。


いよいよ銀座も華やかな候、

３次会にでもフラリと、とっておきマティーニはいかが？


元戦友の夢がつまった小さなお城でのひとときは、自分のことのように感慨深かったのでした・・・。


ところで最後に蛇足ですが、

先の「一緒にタッグ」というても、

夜の銀座は銀座でも・・・、私はネオンの花々を飛びまわる綺麗なチョウチョさんではなかったので、

ゆめゆめ　艶やかなる妄想はなさりませぬよう。　（笑）

え？　本内容よりも、そちらが気になっていたと？？　ふふふ　　残念でした。