점포명 |
Sandowicchi Para Matsumura
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장르 | 빵、샌드위치、카페 |
예약・문의하기 |
03-3666-3424 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
東京都中央区日本橋人形町1-14-4 |
교통수단 |
東京メトロ半蔵門線【水天宮前駅】徒歩1分(8番出口) 스이텐구마에 역에서 222 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
~¥999~¥999
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지불 방법 |
카드 불가 전자 화폐 가능 QR코드 결제 불가 |
좌석 수 |
30 Seats |
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개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 近隣にコインパーキングあり |
공간 및 설비 |
카운터석 있음,무료 Wi-Fi있음 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
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위치 |
독채 레스토랑 |
서비스 |
테이크아웃 가능 |
아이동반 |
어린이 가능 |
홈페이지 | |
비고 |
戦時中から運営されているパン屋 サンドイッチパーラーまつむらさんに初めて訪問。
「朝ごはんに面白いカフェはないか。」と思って人形町近辺を物色。
昔ながらのパン屋さんが運営しているカフェスペース。
久々に感動したのでその逸話を少し長い文章で書きますね。
入店して、さてどうしたものかと迷っていると…。
「食べていかれますか?」との声かけに
「アッ、ハイ。食べていきますー。」と返事。
小さなパン用のトレーに丁寧に紙を敷いてくれながら、
「お好きなのを選んで飲み物も店内にあるやつでもいいし、温かいのはこっちにあるし、
喫茶スペース用のを頼むのでもいいし…。」
「なるほど、なるほど…。パン屋に喫茶が併設しているんだ。」
店内、サンドイッチや菓子パンや、総菜パンが所狭しと並ぶ総菜パンの多いパン屋さん。
町に昔からある雰囲気。
たくさん商品があるので、決めあぐねて
「お勧めどれですか?」と聞く。
僕の声が聞き取れなかったためか
ご高齢のおじいちゃんや、おばあちゃんの店員さんが
「なんですか?」と聞こえづらそうにでもやさしく聞き返す。
あっ、もっとはっきり言わなきゃ。
「いや、あの、何がおいしいかって思って。」
後でわかるのだが、ご高齢のおじいちゃんお二人は双子。
あとその奥さまがお二人。
店員さんではなく松村さんご兄弟そのもの。オーナー兄弟のご夫妻。
お店の方みなさん、とっても親切に声をかけてくれる。
まずはそれだけでとっても優しい気分になれる。
「うちはクリームパンが有名なんです。」
「あと、サンドイッチね、調理パンもあるし。」
「これから、まだどんどん出来てきますしね。」
みんな一生懸命アドバイスしてくださる。
田舎に旅行に行ったときに、地域の人からやさしくしてもらった時のような感動が胸に湧きおこる。
ちょうど良い具合に古ぼけた店内の喫茶スペースは
なんだか懐かしい。ノスタルジックな感覚。
一緒に同席してくれた友人が、店内のラックから
「こんなんありましたー。」と
新聞記事スクラップがパウチされたものを持って来てくれた。
読売新聞コラム記事。
この店の事が書いてある。
双子のオーナーご夫妻4人が過ごしてきた時代が見えてくる。
お店は創業90年超え。
お二人は戦時中、砂糖が自由に手に入らなかった時期も経て
だから、今でも甘いパンがお好きなこと。
どこよりも先に店内にイートインスペースを設けたこと
時代の最先端だったので、当時は各所から視察に来ていたこと。
そのほか人形町の駅ができる前の工事のときの仮店舗移設の話
双子のご夫婦ならではの仲良しで乗り切ってきた時代。
不覚にも、悲しい話を書いているわけではないのに
なんでだか、読んできるだけで涙がぽろぽろでた。
記事にある登場人物が目の前にいて
彼らが今を懸命に生きていることにリアルに接している感動を覚えた。
読んでいるだけで感動した。
クリームパンは甘めでパン生地は照りを入れておらずコッペパンのような風合い。
先ほどの記事を読んでいると、砂糖不足の下りで
この名物、クリームパンの甘さのストーリーが分かる。
甘さがやさしさになって体にしみわたる感覚。
涙が出てきてしまうほどの感動の味。
意味を分かって食べてもらいたい逸品。
カレーパンはソースだけ目立つ店が多い中で、玉ねぎを中心に具材がシャキシャキと入っていて実に旨い。
サンドイッチ、チキンカツサンドなどすべて手作りで
皆さんでお作りになっているのかと思うと一つ一つが歴史と温かさを感じる。
コーンスープは冬のマストアイテム。
ミルクのさらっとした印象のコーンスープはくどくなく、
甘すぎず、濃すぎず、やさしい。
やさしさに包まれた素敵な時間を頂ける。
本当の意味で、みんなが集まる場所パーラー。
表舞台には躍り出てこないような人々の紡ぎだす「街にある物語。」
それぞれの時代で人はそれぞれ懸命に生きて
今日もそのつながりの人生を送り続けている。
丁寧に丁寧にそんなことを教えてくれる素敵な時間でした。
お出会いさせていただきありがとうございました。
ただ、ひたすらに感動してしまいました。
歴史は積まれる。積み重なる。
ただ、ひたすらに懸命に生きていった人たちの上にこそ
積まれていく歴史があるんだと実感。
僕も人知れずでいいから、日々を懸命に生きよう。
今この生きている瞬間を大事に生きていこう。