名物‼︎ イカのワタ焼きは必食 : Ebisu Rakkyo

桜の咲き始め、まだ肌寒い春の夜に、猫沢ケナミと二人で来ました。ちょっと何か食べたいけれど、お茶の気分でなく… そうだ、ぴったりなお店が。

恵比寿で、2軒目に迷ったらここ。
趣味のよい、小うるさい女友達を黙らせるのも、ここ。初めてきてから14-5年くらい⁇ いつ来てもぶれないサービスと、それからイカのワタ焼き。

男性とは、ほとんど来たことがないお店。女子2-3人で、大人っぽく盛り上がれる小さなかわいいお店。2軒目でちょうどよい量。繊細な味つけ。男の人には向かないかな〜と思いきや、男性のお客様は実は多い。

表題のイカのワタ焼き、お料理好きな方は、自宅でチャチャッと作れてしまうだろうけど…。
プロってすごいなあと思うのが、この逸品。イカなんて、どこにでもある身近な食材だけれど、いつもいつも、同じ味、同じ柔らかさ、同じ香りで出てくるんだよね。おうちでも、たまに作るけれど、同じに作るってできない。

イカのワタ焼きには、レモン、オリーブオイル、醤油がついてきます。そのままでもおいしいけれど… 調味料ってすごいよね。ほんの少し垂らすだけで、魔法のように味に変化が…
「お醤油垂らすと…」「オリーブオイルとお醤油を両方にしてみて‼︎」「レモン効果‼︎ 塩レモンとかより、単純なレモン汁の方が力がある‼︎」
なんて、このように、女子がきゃっきゃしながら盛り上がるお料理。

更にお楽しみ‼︎ 食べ終わると、残ったワタにご飯を少し加えてくれて、イカワタご飯‼︎
イカのワタ焼きを頼む人は、このイカワタご飯を目当てに来ているのだろう… だって、みんな最後のご飯を頼んでいるもん。

おっさんが、同じ会社の女の子を2人ばかり連れて来ていて… 自慢気に
「この最後のイカワタご飯がおいしいんだよ」「きゃー」
「うわ、おいしい〜」
微笑ましい。おっさん、喜んでもらえてよかったね。イカワタなんて気持ち悪い、とか言いそうな女子はもちろん連れて来ないよね。

このイカのワタ焼きだけでも、語り尽くせない。修行を重ねてきたプロの職人というより、食材の組み合わせとか、食材への感覚とか、センスで勝負しているお店。真似出来そうで真似できない、でもお料理のヒントをもらえそうなこの距離感がよい。

小さなお店で、ママさんが一人で切り盛りしているので、お料理はゆっくり出てきます。2軒目にぴったり。超腹ペコで行くと、タイミングやお財布がツライことになるので注意。

今回のヒット‼︎
桜のサングリア。見た目にも美しく、最後に残った桜花とフルーツはスプーンですくっていただきます。猫沢も、見てにゃーん♡飲んでもにゃーん♡OLスプーン持ちで最期までグラス掘っていた…

こういうメニューがあるから、女友達を連れて来てしまう。藤猫も一番最初は、仕事の先輩姉さんに連れて来てもらったんだったわ〜。

ずっと変わらない同じ味と、季節毎にその時しか味わえないもの…

猫沢ケナミと、ホロ酔い気分でまた来よう〜