ワインは素晴らしい　その感動を追求する　それにはテイスティング　繰り返す : WINE MARKET PARTY

ワインを学ぶ。最も重要なことの1つ。それはテイスティング。決して知識を増やすばかりではない。ワインは「味の記憶」。と言っても過言ではない誰かの説明を読むよりも。飲んで見て香りや味わいを感じる。その印象は記憶に残る。

超高級ワインをボトルで購入。かなり困難で限界も。従って日頃ワインショップなどで。テイスティングを重ねること。たとえ高めの値段でも。30mlと少量でも。とにかく飲んでみる。それで香りや味を覚える。その積み重ねが大切。

現在東京でテイスティングが可能。それはエノテカやこのパーティー。他にもあるがサーバーは。あまりオススメではない。要は銘醸ワインのテイスティング。スタッフとの会話も楽しい、サーバーで飲むなんて。味気ないし、後味も悪い。やはりパーティーは良い！

今回、目を引いたのは白と赤。白はカリフォルニアのレイミー。赤はスーパータスカンの代表。Tua Rita、またそのGiusto de Notri　2020。こんな機会は滅多にない。2つ合計で2000円台。しかもつまみは店内購入で。持込可能（100円）。

グラスワイン
○Ramey Chardonnay Hyde Vineyard 2016 980
カルフォルニア・シャルドネ随一の生産者。米誌ワインスペクテイター誌では白ワイン部門ナンバーワンの評価。

○Tua Rita Giusto de Notri　2020　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1400
イタリア・トスカーナ州スヴェレートにあるワイナリー。オーク樽熟成
プルーンや桑の実など数え切れない果実味


●のぼりべつ酪農館ピエールカレ　　　　　　　　　　　　　1000
ウォッシュタイプのチーズ
ウォッシュの王様、赤ワインとの相性抜群
熟成するほどにマニアックな香りを醸し出す
HPより
酵母で発酵させる珍しいチーズで、塩分を吹き付けながら熟成させます。味噌、醤油、酒、漬物など、日本の食文化に欠かせない酵母で試作をしたところ、登別・室蘭の気質に似た頑固な印象のチーズになったので、このように命名しました。

低温殺菌牛乳で作られるイタリアのタレッジオや、フランスのヴァシュランの製法を参考にしました。熟成が進むととろとろになり、一層マニア好みになります。ウォッシュチーズが好きな方へぜひお薦めしたいチーズです。

外国のワインで日本人にちなむ。そういうワインがなぜか。ひんぱんに紹介される。ただ、それが上質かどうか。それでも日本語が通じるから。日本人への応援なのか。最近ではブルゴーニュで活躍。その仲田氏のワインが目に付く。しかし彼はネゴシアン。

自分の畑でブドウを栽培しない。ブルゴーニュの畑は急騰。欧米の大金持ちが所有。その中でブドウを目利きし。類いまれな醸造技術。天下のブルゴーニュの強豪。それらを相手に奮闘する。ただコレクターとしては。まだその対象ではない。

他方、X JapanのYoshiki。ロバート。モンダヴィとのコラボ。これもコレクターズアイテムではない。しかしなぜかブームになりつつ。とにかく話のタネに。いやとにかく理解するために。飲んでみないといけない。先入観は禁物。

恵比寿の当店。改装も終わり。テイスティングカウンター。偶然、双方を飲めることで。
結果としてYoshikiは香りが秀逸。熟成には向いてないが。悪くない。仲田氏のシャルドネ。赤を飲まないと。なんとも言えない。白はとくに感心しない。騒ぎすぎ。

○YOSHIKI　ワイ「・バイ・ヨシキ　カベルネ・ソーヴィニョン　アンコール　
　　カリフォルニア　2019
X JapanのYoshikiとカリフォルニアワインの父と称された故ロバート・モンダヴィ
　　の孫ロブ・モンダヴィのコラボワイン　濃厚で力強いカベルネ・ソーヴィニョン
○ルーデュモン　ブルゴーニュブラン　シャルドネ
　　日本人醸造家　仲田晃司氏のワイナリー、ブドウはヌルソー20％、HCニュイ
　　30％、HCボーヌ30％使用。新樽30％、18ヶ月間樽熟成ACブルゴーニュとは
　　思えない
　　円熟のこもった1本
●カチ割りパルミジャーノ
●サリソルナッツ

恵比寿ガーデンのパーティー。実に楽しい店だ。まずはワインショップのラック。カジュアルワインの種類が豊富。そして奥のセラーには。フランス、イタリア、アメリカと。世界の銘醸ワインが並ぶ。どれも魅力的で悩むくらい。とにかく世界のワインがたくさん。

それに負けずに。ワインに関わるグッズが。所狭しに並び壮観。もちろんチーズやつまみ類も。およそワインに関わる店として。ほぼ理想的な内容。さらにはスタンディングの。テイスティング・カウンターも。つまみは店内で購入して。

この日は魅力的な赤ワイン。ナパを代表するカベルネの造り手。シュローダーセラーズの逸品。ナパ最高のカベルネを生み出す。オークヴィルの葡萄で。シュレーダーが表現する至高のワイン。

持ち帰りでワインのつまみを3種。

○Double Diamond 　Schrader Cellers ナパ　カベルネ・ソーヴィニョン　1600円
以下はお店の説明
【トカロン果実使用】凝縮したダークフルールにナツメグ、スペアミント、カカオの魅力的なアロマが力強く立ち上がります。滑らかな口当たりでタンニンまでも絹のようです。豊かでコクのある味わいは、香りと同じダークフルーツにレザー、砕かれた岩、葉巻などが複雑に絡み合います。杯を何杯も重ねたくなる飲み安さと果実の濃厚さを持ち合わせます

●待望のマカデミアナッツだけのトリュフナッツ　　　　800円
香り高い白トリュフとゲラントの塩と。高品質のオリーブオイルを使用。マカデミアナッツにトリュフの香りを付けた。それでも美味しいが。そこにマカデミアナッツの甘みと香ばしさをプラス。ワインはもちろんカフェラテとも相性抜群。

●ピスタチオの薫製　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　620円
何十年もウイスキー樽として活躍したホワイトオーク樽のみ使用して薫製。いぶし銀漂う薫製ナッツ。製造者はテンプラリーニョのワインが一番良いと言う。またカフェラテとも。

●アンチョビ入りオリーブ　　　　　　　　　　　　　　　　　　300円
お酒が進むオリーブ。白ワインにぴったり。厳選したスペイン産マンザニロオリーブの種を抜き。アンチョビペーストを詰めた。オリーブとアンチョビ２つの美味しさが口いっぱいに広がる。楊枝に刺せば簡単にはピンチョスを。

恵比寿のガーデンプレイスには。興味深いワインショップが2店。1つは超高級ワインを扱う。フランスワイン専門店のラ・ヴィネ。経験豊富なソムリエがおり。最高水準のセラーと。常時1000本以上のワインが揃う。スタッフの丁寧な応接が素晴らしい。

もう1店がワインマーケット・パーティー。こちらはカジュアル版だが。しかし高級ワインからお手頃まで。また豊富なワイングッズや。ワインに合う食料品など。実に楽しくなるワイン世界を創る店。私など１度店に入ると。なかなか外に出られない。

実はこれら2店はサッポロビール系の。恵比寿ワインマートという会社の経営。こんな一等地に店舗を構えるのは。さすが大家の余裕。もう10年以上通っているが。とにかく熱心なスタイルで。スタッフの皆さんは。本当にワインが好きなのだろう。

ワインの品揃えもバラエティに富み。高級志向からパーティー用にと。客の需要・用途を満たしてくれる。またセラーからワインオープナーまで。いや他の小物も加え。ここに来れば何でも満たしてくれる。実に便利で楽しい店だ。

そしてワインのテイスティングも。この日はフレデリッゥ・マニヤンのピノ。さらに来店、試飲会開催のモンダビファミリーのシャルドネを。毎日の試飲もドメーヌ・ﾙﾌﾚｰﾌﾞの白ワインなど。比較的お手頃な価格なので助かる。

○フレデリックマニヤン　　　800円
コートドニュイヴィラージュ　クロワヴィオレット
モレ・サン・ドニを拠点に。エレガントでフィネスのある長命なワインを生み出す。偉大なミシェル・マニャン。息子のフレデリックが立ち上げた蔵元。ジュウ゛レ・シャンベルタンの。北部のブドウを使った。ベリー系の果実味に程よい酸を感じる。

○モンダヴィ　シャルドネ エンブレム 600円
息子のマイケルによるシャルドネ。畑はカーネロスの複数の上質な畑のブドウを使用。冷涼な土地は素直な酸味が心地よい印象を与える。リッチで洗練された。ミネラルに飛んだシャルドネ。

●ドライデーツ　デーツクラウン　　540円
実は店内でテイスティングをしていた。ワインのつまみがナツメヤシ。ドライデーツの中にチーズを挟んでいるが。これが実に渋く美味。まるで黒糖・干し柿のような。天然の甘味と綺麗なブラックの色が特徴。すぐに1袋購入して今後のワイン会に備えた。