都庁前：ワシントンH地下の喫茶でモーニング : Kafe Rafine

京王新線、都営大江戸線、都営新宿線の新宿駅は西新宿の南側ルミネの更に南の地下にある。
ここから都庁までワンデーストリートという地下道で徒歩10分ほどで結ばれている。最後のどんつきで右が都庁、左がワシントンホテル地下に直結。

ホテル敷地内に入ると右手に「ゆで太郎」がある。
左手にガラス張りの喫茶店があり、今日はここがモーニング場所。

モーニングセットは何種類かあるのだが、780円~と少しお高め。
たぶんこの値段設定には2つ理由があって、ひとつは家賃が高いこと、もうひとつはホテルの朝食は素で1,620円するので宿泊プランによっては高くつく。で、宿泊費を安くあげたい客の受け皿と考えると、周りに競合するカフェもないことから少し高めの値段設定でも客は入るだろうということ。

中に入ると、70年代流行ったイージーリスニングがかかっている。
お好きな席に、というので全体を見渡せる2人テーブル席に座り、モーニングトーストセット（780円）をホットコーヒーでお願いする。

70年代のイージーリスニングと云えば、カーメン・キャバレロ、リチャード・クレイダーマン、ヘンリー・マンシーニ、マントヴァーニ、ポール・モーリア、
ミシェル・ルグラン、レイモン・ルフェーブルなどの楽団が思いうかぶ。

家の応接間にあった大きなステレオに常備するレコードアルバムの定番であった。
いまだに流れているTOKYOFMのジェットストリームをつければ懐かしい曲が聴ける。

ホットコーヒーが届く。キーコーヒーのフレッシュがついている。
コーヒーは苦味の立つタイプ。

続いてトースト、ゆで卵が付いている。イチゴジャムと残念ながらマーガリンが添えられる。
イチゴジャムだけトーストに塗り、いただくとサクサクで中々美味しい。

ゆで卵は冷たく殻は剥きやすい。
茹で具合は黄身がのどに詰まる直前ギリギリセーフの出来。

置かれたコンパクトなステンレスの塩の瓶が重厚で塩の出方が少しずつ程よく出てくるのがなかなか気に入った。
やはり、宿泊客と思しきロシア系の夫婦が入ってきた。どうやら宿泊中はここで朝食を食べてるようで店と顔なじみ。

年配の一人女性客が次々と入って来てモーニングを頼む。ここは全面喫煙可なので誰かが火を点けるとしっかり流れてくる。
心地よく流れるイージーリスニング、よく知ってる曲なのだが題名が思い出せない(笑)

少し歯がゆい思いをしながら780円を払って店を出た。
ご馳走様。