小さくて目立たない店だけれど、なかなかのランチです : Neparu Tsuro

大久保駅南口を出てすぐのところにあるネパール料理のお店です。
前はタイ料理屋だったようですが、最近このお店にかわりました。

お店自体は駅のすぐ近くなんですが、入り口がちょっと路地に入るせいか店内の様子がわかりづらく、初めてだとちょっと入りづらいかもしれません。とはいえ、そもそも大久保駅南口は小さくてちょっと入りづらそうな、いわゆる通好みのお店が多いので、この界隈をよく通る人ならそれほど抵抗はないでしょうね。かくいう私も周辺のネパール料理屋に入るようになってから、こういうお店に入ることにすっかり慣れました＾＾）

さて、そんな小さくて目立たないツロさんですが、店内は新店ということもあってか、テーブルなどが新しくて比較的きれいな感じです。ただしスペースは狭いです。テーブルも２人掛けの小さいものが多く、大人数で来るのには向きません。逆にいえば１人、２人で訪問してネパールの雰囲気を味わいたいという人にはちょうどいいでしょう。

先客はネパール人らしき男性が１人のみ。
店員さんはいずれもネパール人のようで、接客担当の女性と調理担当の男性、各１名。接客は丁寧でにこやかに対応してくれるので、私のような日本人がふらっと入ってもアウェー感はないと思います。というか、この辺のネパール人のみなさんは往々にして、日本人客への対応にはなれていますね＾＾）

ランチメニューは、ネパール料理屋らしくネパールセット、いわゆダルバートらしきものも1050円から提供しています。サグ、アチャール、ダルカレーとライスとついてこの値段なら、まあお手頃だと思います。
そんなダルバートも気になったのですが、金欠の私は一番安いAセットにすることに。ダルバートに関しては私なんぞより他に名レビュアーがいらっしゃいますから、解説はそちらにお任せすることにしましょう＾＿＾）

Aセットはチキンスープカレーとナンorライス、ドリンク、サラダがついて600円です。カレーは辛口にしてもらいました。ドリンクはラッシー、ウーロン茶、コーヒー、チャイなんかがあったと記憶していますが、特にドリンクの種類はきかれないままラッシーが提供されました。

ラッシーとサラダはごく普通なかんじ。サラダのドレッシングは白いイタリアンドレッシングです。
600円のランチセットの付け合わせとしては十分でしょう。

その後ナンとカレーが提供されました。注文から10分弱でしょうか。

カレーは、スープカレーという割にはクリームが使われていて、通常のネパールカレーよりとろりと粘度があります。いわゆる普通の(北の）インドカレーにだいぶ寄せていますね。ダルバートとして食べるカレーには合いませんが、ナンと食べるカレーならこれでいいと思います。おそらくナンが好きな日本人客に合わせたものと思われます。
インドカレーに寄せているとはいっても、スパイスには香草が少し使われていて塩気がやや強い点に、ネパールっぽさが少し垣間見えます。最低限度のスパイス感もありますので、平均的な美味しさは十分にあるカレーでした。これが600円で食べられるのは安いと思いますよ。このくらいのカレーで800～900円くらいとっているお店は珍しくないので。

安い値段でインドカレーを食べたいときには、訪れて損はないお店だと思いますよ。
ご馳走様でした。