現在進化系 : Narutake

約半年ぶりに、ようやく日本酒の女王をお連れして、目白の冥利なるたけへ。生憎岡部シェフは、不在でしたが、野口さんが料理を担当。２階では、越川さんが迎えてくました。こちらは、居酒屋というイメージよりは、新ジャンルのお店。店内の照明だけでなく、とにかく全体が明るく、昔風にいえば、白を基調とした、お洒落なカフェバーの風情。それに合わせて、女性のお客さんの割合がとても高いです。この夜も、２Ｆの隠れ家的ロフトスペースは私以外皆・・・。まずは、喉の渇きを鎮めるための生ビールで、銘柄はサントリーのプレミアムモルツ、５００円。丁寧に注がれていて美味、お代わりしてしまいました。キリンのクラシックラガービールの大瓶片手に、親父が飲むというシチュエーションとは真逆の、お上品な目白の方々にマッチした空間なのです。さてお料理、ポテトサラダ　５００円はベタではなく、カレー風味とシードルヴィネガーで味付けした独特の味。甘味が違う淡路産玉ネギのステーキ　５００円も、きちんと仕事がしてあって、特製ソースがかけられています。さて、そろそろ日本酒ということで、日高見　純米　８００円、上喜元　純米吟醸　９００円と、香りを楽しむ系を飲み進めました。欲を言えば夏場は、吟醸系の方が軽く、飲みやすいかと・・・。さらに、お料理との相性を考えれば、食中酒的銘柄がベスト。オーダーした淡路産　真鯛のお刺身　１０００円や、みょうがと貝ひも生姜醤油和え　５００円といった、素材勝負の、純和風メニューにも合う事でしょう。それから、越川さんチョイスの南アフリカ産白ワイン２種類に移り、朝採れ高原レタスの空芯菜のシーザーサラダ　６００円を摘みました。こちらの野菜類、群馬からの直送という事で、その他のメニューも、さりげないながら、拘りを感じます。時代に合わせた、全席完全禁煙も、嫌煙派の私としては、有り難い限り。サーヴに関しては、フレンチ等を経験した、若きサーヴィスマンチームが担当していますから、そこらのチェーン店のアルバイト軍団のそれとは、比較にならない居心地の良さを体感できます。お店自体に勢いがあり、これからも、さらに良い方向へと進化していく予感。要望を伝えれば、きっと耳を傾けてくれる事でしょう。使い方としては、初めてのデートや女子飲み、仕事帰りのお疲れさん一人飲み等、今までなかったニーズに応えてくれる、頼もしいお店。