予約困難店になる日も近そう : Matsumoto

最近の麻布十番の焼き鳥屋さんの予約の取れにくさは過熱傾向にある。
2〜3日前から探したのでは、行きたいお店にはたどり着けない。
中目黒に次ぐ、焼き鳥のメッカになりつつある麻布十番に、新店舗が出来ることを店前を通りかがって知った。
どうやら、焼鳥百名店をとった福岡の松元の暖簾分けのお店のようだ。
出来たばかりなら常連はいないのだから、今のうちにツバをつけておこう！ということで早速行ってきた。

内装
入り口から細い通路を奥に進むとカウンターが現れる。
金属的な背景に松の盆栽が鎮座し、焼き台がステージのように見える、内装の雰囲気はとてもスタイリッシュだ。
当初、照度が暗く感じたが、目が慣れてくるとちょうどよい。
トイレも隠し扉のようになっていて、手洗い台は見たことのない作りで凝っているのが分かる。


料理
とにかく味が良い。この一言に尽きる。
焼鳥店には1年間で約100店舗行くが、他店と比較して総じてレベルが高いと感じた。
聞けば、山形地鶏を一度も冷凍しない状態で提供しているという。
対馬地鶏・鹿野地鶏も使うという。
薩摩赤鶏とシークレットな地鶏提供の日もあるというから、さすが百名店を取るレベルの店は仕入れネットワークからレベル違いだ。

ドリンク
私はお酒は飲めない。
最近はお酒を飲まない客は入れない焼き鳥屋も出てきているし、ウーロン茶しかないようなお店にはがっかりさせられることが多い。
そのため、ソフトドリンクに力を入れているお店はとても嬉しくなる。
ここは特にお茶のラインナップがすごい。
中国茶が5種類もあり、スタッフからのお茶の説明も深く、そして美味しい、そして価格設定が異常に安い。
よくあるメーカーのペットボトルからグラスに注いだだけで600円取るお店がある中で、これは本当に驚いた。

総評
お茶を5種類制覇し、追加串3本頼んで税込15,000円を切った。
素材　調理　提供　接客　雰囲気全てがホンモノのレベル。
気付く人が増えて予約が取りにくくなるのは困るが、毎月枠を取って常連になりたい。
お店を出る時に手土産を手渡された。
このお店は間違いなく、すぐに予約困難店になってしまうであろう。


以下が提供されたもの
⚪︎は特に他店と比較して美味しいと感じるレベルのもの
◎は特に美味しいと感じたもの

黄金スープ
山形地鶏のたたき
かた　　◎
せせり　◎
はつもと　◎
白あわび茸　⚪︎
ささみ　海苔
レバー　⚪︎
だだちゃ豆
角煮
もも　⚪︎
まるはつ
ピーマン肉詰め　⚪︎
薬研軟骨
ぼんじり
はらみ　⚪︎

追加串3本
ちょうちん
ももとろ　⚪︎
ソリ　⚪︎

親子丼
プリン