親方と女将さん。二人のレジェンド
お誘いいただいて「はしぐち」さん。
レビューはせずとも伺ってはおりましたが、本当に楽しかったこの日を思い出して、1年ぶりにレビューいたします。
さてさて、手元に1994年に出された「握りの神髄」という本が有って、
そこに取り上げられているのが、「すきやばし次郎」さん、「おけい寿司」さん、そして一番若手が「はしぐち」さん。
その頃からずっと、女将さんと二人三脚で、
休みは週に一日、それも「案外忙しいのよ、一週間の準備で潰れてしまって」と女将さんが笑っています。
ウィークデイの食事は、その頃から変わらず、ネタの余りを調理して二人で食べるとの事、
休日だけ女将さんがお肉料理を担当。
真面目な親方が、しっかりこちらの目を見て、真顔で教えて下さり、
続けて、「ただね、あれだけはダメ、ハンバーガーとか、嫌ですね。」と仰ると、
すかさず女将さんが「私は、ハンバーガーも、フライドチキンも、だ~いすき♡」
ユーモアのある会話の中からも、お二人で精進していらした道程が伺われて、
当たり前だけれども、尻尾を巻いて降参してしまう気分が、いつもの事です。
お二人と接しているだけで、本当に幸せな時間です。
お味を今更云々出来ませんが、
あの、ネタとシャリのハーモニーは、何と言おうと唯一無二。
特に、白身の昆布占めの美味しさは、今思い出しても、お腹がなりそうです。
その、昆布占めにしても、握りと摘みでは仕込み方を変えていて、
お刺身では、ツンとくる香り高い山葵で、握りでは少し丸みのある山葵で、ハーモ二ーを引きだしています。
橋口さんの素晴らしいところを語りだしたら、切りがないほどです。
本当にお写真をお見せできないのは、残念でなりません。
今回も「鮪の赤身と、茹で立て三つ葉の和え物」も橋口親方の美意識が爆発、
赤と緑が本当に美しかったです。
いつものように、最後に「カッパ巻き」を追加でお願いし、美味し~♡とニコニコしていると、
「最近はこの胡瓜もいいのが手に入らなくなりました」と親方。
実はワタクシ、この「カッパ巻き」が好き過ぎて、シェア農園を借りて、室胡瓜を栽培しようとしておりました(笑)
待ってました、とばかりに「私が露地物をお届けします!!!」と叫び、その時のお二人の優しい笑顔が、私の宝箱に入りました。
本当にまた、伺いたいです。
今回も、美味しく、幸せでした。
ごちそうさまでしたm(__)m
ラブレター
お鮨屋さんはもうほとんど決まったお店にしか伺わなくなりました。
(ある程度のお値段を越えると、どのお店も美味しいのは確実で、後は相性や細かい好み。私は殊更探す必要を感じなくなりました。)
伺うお店は毎回レビューをせずとも、レビューの回数が増えてきて、
特にお写真を撮れない「はしぐち」さんでは、全く変わり映えがせず(笑)、レビューはこれで最後にしようと思いたちました。
「はしぐち」さんはいつもながら特別な場所で、いただけると思うとドキドキして頬が赤らんでくる気がします。
「はい、おビールお待たせしました」という女将さんの声の調子。
最初にお刺身を置いてくださる「鮃、どうぞー」という親方の声のトーン。
少し甘みを感じる白酢のシャリは、ふんわりと空気を含み、
厳選されたタネはどれも独特の仕事が施してあって、全体に優しいお鮨です。
一転して、酢で〆た茹で烏賊などは、ツメの甘みに油断すると、珍しいほどツンとくる山葵にヤラレたり。
「はしぐち」さんのお鮨の流行りにとらわれない流儀は、今では珍しく、派手さも無ければ、
カウンターの一体感など全くなく、
ただ「はしぐち」さんのお鮨と寛ぎが好きな方々が集います。
今年、食べログのブロンズからシルバーに返り咲いたのは私にはちょっと意外で、
あの味わいと雰囲気に惚れている方々が、たくさんいらっしゃるのだなと嬉しい出来事でした。
さて、この日は最後に「かっぱ巻き」を追加する気満々で訪れて、お願いしたのですが、
ご一緒様で分けたので私には巻物1個・・・・
少ししょげていると、無口な親方がそっと「もう半分巻きましょうか?」と声をかけて下さって、
そんな優しさが、キラキラと嬉しくて仕方ありません。ゴロニャン♪
(どれだけ優しさに飢えているんだかwww)
ご夫婦お二人で紡ぎ出す空気感は私にとって唯一無二です。
大好きです。
どうぞずっとお元気で。
この日頂いたのはお刺身から
◇ 鮃
◇ 中トロ
◇ あおやぎ
◇ 帆立
◇ 細魚の細切りを紫蘇で和えて
◇ 帆立の磯辺焼き
◇ 車海老
◇ 始末巻き
握り
◇ 鮃の昆布締め
◇ 鮪漬け
◇ 墨烏賊
◇ コハダ
◇ 赤貝
◇ 中トロ
◇ 大トロ
◇ 〆鯖
◇ 小柱
◇ 蛤
◇ 雲丹
◇ 酢〆のイカ ツメで
◇ 穴子
◇ かっぱ巻き・干瓢巻き
ごちそう様でした。
他と比較はできません・・・特別大切なお店です。
OMG!な、予約の行き違いがあって、久しぶりになってしまった「はしぐち」さん。
何回伺っても、カウンターに向かう廊下での、胸の高鳴りは特別です。
こんな気持ちになる場所は他にありません。
春以来、お客さんの数をセーブしているご様子で、今回も時間差の6人だけだったのではないでしょうか・・・
最後までゆっくりと、甘えさせていただきました。
この日も「お刺身」から。
親方は「つまみ」とは仰らず、必ず「お刺身」と仰います。
休日は、仕込み以外はお出かけにならず、家では「お刺身」を自分が切り、女将さんが「お肉」を焼いて楽しむ、なんて、この日はお話しくださいました。
頂いたのは、「お刺身」で
平目
中トロ
鯵 薬味和え
イクラ
かわはぎ肝和え
車海老
帆立 磯辺焼き
煮烏賊
始末巻き
「握り」
平目
ずけ
中トロ
ジャバラ
酢烏賊
しめ鯵
イクラ
しめ鰯
穴子
たまごとおぼろの握り
カッパ巻き
初めて勧めていただいた、かっぱ巻きが、好みすぎて驚きました。
香り高い海苔に、モロキュウ、ツンとくる擦り立て山葵、甘めの白酢シャリのハーモニーがひゃ~美味しい。
次からは必ずお願いしよう♡
所作も、盛り付けも、香りも、
白酢飯も、タネの大きさも、そのバランスも、全てが橋口親方の、唯一無二。。。
万人がお好きになるお鮨では無いと思うので、お友達をお誘いするのも悩んでしまいます。
お値段もお値段ですし、実際お誘いしてお互いに残念な思いをしたことがあります。
一人で伺えないのが難点・・・・
一人でで伺えたら、もっと通い詰めてしまいそうですが(笑)
次は、もう年明けになりそうです。
来年もどうぞお元気で、末永く、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
橋口親方の美学
自粛明け、初の「はしぐち」さん。
伺う前から、親方と女将さんに甘える気満々です( *´艸`)
お店に入る際・・・・あれ? 自動ドアじゃなかったかしら???
なるほど、入り口が網戸に変わっておりました。
換気を考え、入り口を単に開け放つのではなく、
抗菌を考えて「銅の網戸」を、それも京都の職人さんに依頼されたとの事。
「1か月もかかったのよ」と笑顔の女将さん、静かに微笑む親方。
「はしぐち」さんの世界観を崩さない、妥協のない美学に改めて感服いたしました。
「前回伺ったときは、丁度騒動の始まりでしたね・・・かっこいい親方のお顔がマスクで見えなくて残念」と、
笑い合えて良かったです。
さて、この日もお刺身からのお任せでお願いいたしました。
初めてお誘いしたご一緒様が、お鮨のバランスの良さに驚かれ、喜んで下さって、本当に良かったです。
私の一番好きな、パーフェクトバランスですv(・∀・*)
頂いたのは、たしか・・・
◇ 真子鰈昆布〆、エンガワ
◇ ミル、青柳
◇ 鮪
◇ 蒸し鮑
◇ 鯵 薬味和え
◇ 車海老
◇ 真子鰈昆布〆
◇ シマアジ
◇ 白烏賊
◇ 鮪 漬け
◇ 鮪 ハラカミ
◇ 鯵 酢〆
◇ 小柱
◇ こはだ
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉子握り
ご一緒様に、素敵なお花をプレゼントしていただいたこの日。
お料理のお味に加わる、空気感で終始ニコニコ、幸せに満たされました。
親方、女将さん、今日もありがとうございました。
ごちそうさまでしたm(__)m
桜と雪の日の、大切な場所 。
東京に桜の開花宣言のあった日、雪が降りました。
札幌から食べ友様がいらして、
「東京の方が寒い。油断した」と仰って、寒そうなご様子に申し訳ないやら・・・
いつものように、笑顔の女将さんが小走りに出ていらして、その笑顔にホッと致しました。
元々、カウンターを満席にすること無く、時差で応対してくださるお店ですが、
この日は諸々あって、カウンターに4人のみの時間が長く、
いつもより饒舌な橋口親方が、仕入れや、包丁の入れ方や、仲買さんとの関係や、色々お話しくださって、
ことのほか、ゆったりの時間を過ごせました(#^.^#)
この時期の食材は、1年で一番好きなのですが、青柳や、ミルが素晴らしく、
特に、「良いものを30個選んでも、開けてみれば10個しか使えない」と仰った、「閖上の赤貝」は、
薫りも味の濃さも、私の赤貝史上トップだったような気がします。
鮪のトロの甘みが強く驚いていると、
その秘密をお話しくださったり、
どこのお鮨より好きな、こちらの小柱を
「今年最後の最高の小柱ですよ」と自慢げに出して下さったり、
ご一緒様のお蔭様もあって、本当に本当に幸せなひと時でした。
その場で次回の予約をお願いすると、
「その頃は、また魚も、だいぶ変わってますよ(^^)」と素敵な笑顔を見せてくださり、
その笑顔の余韻を胸に、寒い街を温かく帰宅いたしました
(///∇///)♪
頂いたのは、
お刺身から
◇ 鮃昆布〆、縁側
◇ 青柳
◇ ミル
◇ 車海老
◇ 細魚 大葉和え
◇ 帆立 磯辺焼き
◇ ゲソの雲丹和え 残りの雲丹に酢飯をポン。
◇ 始末巻き
握り
◇ 鮃昆布〆 最初のお刺身より強くしめてあります
◇ 墨烏賊
◇ 鮪 赤身漬け
◇ コハダ
◇ 中トロ
◇ 赤貝
◇ 赤貝の紐
◇ 春日子
◇ 鰯の酢〆
◇ 大トロ
◇ 小柱軍艦
◇ しめ鯖
◇ 雲丹軍艦
◇ 煮烏賊
◇ 穴子 ツメ
◇ 玉子 握り
札幌からのご一緒様が、江戸前の握りをどう思うか気になっておりましたが、
特に酢締めの仕事をしたタネを喜んで下さり、本当に嬉しかったです。
私があまりに幸せそうにしていたのか、ローランド風に、
「お鮨は、ここか、ここ以外か、なんだね」と仰り、けだし名言!と思った事でした(*^^)v
また次回が待ち遠しいです。
ごちそうさまでした。
帰り道、あぁ美味しかったなぁと微笑む。
大切なはしぐちさんに定期訪問です(#^.^#)
何回伺っても、
カウンターへの引戸が開き、親方のお顔が見えた瞬間のトキメキは特別です。
いつもの様に、摘まみからお任せで。
「平目です。どうぞ」と、大きな手でお皿に載せられ、
ツンときつめの山葵で頂く瞬間、幸せが溢れます。
帰り道、美味しかったなぁ……と一人反芻。
何と言っても好きなのは握り。
今時流行りの種の派手さとは程遠く、とてもシンプルです。
白酢のシャリとのバランスに溜め息がでます。
煮烏賊や、〆鯖、おぼろを噛ませた玉子の握り、大好きです。
ちょっと時代遅れかもしれませんが(スミマセン)
私も時代遅れなのでちょうど良いのでしょうね(笑)
頂いたのは、摘まみから
◇ 平目 と 縁側
◇ 青柳
◇ ミル
◇ 鯵の薬味あえ
◇ 帆立の磯辺焼き
◇ 車海老
◇ ツマの始末巻き
◇ 平目昆布〆
◇ こはだ
◇ 烏賊
◇ 鮪漬け
◇ 鮪中トロ
◇ 小柱
◇ 煮烏賊
◇ 〆鯖
◇ 雲丹
◇ 穴子
◇ 玉子 握りで
今回は4人と人数多めで、つい楽しさから話が盛り上がりがちで、
こちらの凛とした雰囲気を壊してしまったかと、少しヒヤヒヤ。
帰りぎわの、女将さんの笑顔に救われました(^_^;)
また、来月、
次回はおとなしく致しますm(_ _)m
ごちそうさまでした。
大切な場所
夏の海外脱出のせいで、かれこれ5ヶ月ぶりのご無沙汰です。
お店に入ると小走りに女将さんがいらっしゃっり、
「まあ、おひさしぶり」と笑顔を見せてくださいます。
台風被害を優しく気遣ってくださったり、
あぁ、嬉しい……
私にとって、殿堂入りの、大切な場所です。
さてこの日も平目からスタート。
香り高い山葵でいただけば、「ああ、はしぐちさんだな~」とホニャホニャになってしまいます。
晩秋を迎え、グルメな皆様は、脂の乗った食材の季節を喜ばれますが、
オババはといえば、お鮨ですら、しんどくなってくるありさまで、
そんな時、はしぐちさんの、江戸前のお仕事がしみじみと美味しく、ありがたいのです。
少し甘みのある米酢のシャリがほどけていくのも、
昆布締めや、酢で締めた烏賊、ピンクのおぼろをかました玉子や、
時代にそぐわないのかも知れませんが、心底染みていく美味しさです。
いただいた記憶をたどって。この日も大好きだらけのつまみでした♡
◇ 平目、えんがわ
◇ 青柳 ・ みる貝
◇ 車海老 大きいものを3つに切って
◇ さより薬味あえ
◇ 帆立磯部焼き
◇ カワハギの肝あえ
◇ 炙った下足の雲丹あえ・後から酢飯をポンッ
◇ 始末巻き
握りにに入って
◇ 平目昆布締め
◇ みる
◇ 鮪漬け
◇ 中トロ
◇ 赤貝
◇ 酢烏賊
◇ 雲丹
◇ 玉子おぼろをかませた握り
◇ 干瓢巻
この日は親方も素敵で、
海外からの女性が、胃の調子が悪いのを気遣って、スープを用意されたり、胃薬を渡されたり。
飾らない自然体なおもてなしは、初めての方には「とっつきづらい」のかもしれませんが、
筋の通った、頑固親方と女将さんの魅力でもあるのです。
大好きです。
どうぞいつまでもお元気で。
ごちそうさまでした。
すべてに満足、すべて好き
ありがたいことに定期訪問の「はしぐち」さん。
夏の間、旅で伺えないので、忘れないで・・とご挨拶も兼ねて。
待ち合いからカウンターに向かって進めば、いつもの大将の大きな笑顔。
女将さんに冷酒をお願いし、
あとはもう、揺りかごに居るような心地よさに包まれます。
今日のスタートは、真子鰈から、ミル。
その季節ごとの江戸前の仕事で、派手な所作も口上もなく、
ですが、必ず、今一番美味しいものをお出しくださるという、信頼感がそこにあります。
さて、今回、この時期の握りは、酢で〆たものが多く橋口さんの真骨頂を感じました。
軽く〆て、おぼろをかませた春日子は芸術!と思ったし、
鯵は、摘まみで頂いた薬味和えの新鮮な味わいと、酢じめの濃厚な味わいと、両方をたのしませていただきました。
酢じめの鰯も良かったなあ……(* ´ ▽ ` *)
最後の玉子は、つまみか握りか選ぶのですが、この日は握りと決めていました。
勿論、双方の焼き方は違います。
握り用の、ふんわり黄色いスポンジのような薄切りの、真ん中の十文字から薄ピンクのおぼろがチラ見えして、優しい甘味が広がる。
あのお鮨を最後に頂いて、あぁ、大満足です(o^-^o)
この日は、はしぐちさんお初のグルメ美女もご一緒。
一口ごとに、美味しい!と喜んで下さるその姿も嬉しくて、お食事の好みが一緒な方と過ごす時間の楽しさも、噛み締めました。
あぁ、楽しかった。
次はもう秋になりますが、また参ります。
ごちそうさまでしたm(_ _)m
すべてに満足、すべて好き
「はしぐち」さんファンの皆様と定期訪問です。
明るい女将さんに導かれ、笑顔を湛える大将にむかってご挨拶。いつもの場所にしっくりおさまりました。
この日は、つまみを楽しむ気満々に、最初からお酒を頂きます。
一品めは、「赤身の三葉和え」。
小鉢にたっぷり盛り付けられたそれは、明るい赤に緑がはえて美しく、粋な一品。
春鮪の素晴らしい酸と、旨味が存分に味わえて、何て美味しいのでしょう……
(お写真でお見せできなくて残念。ハッとする美しさでした)
続いて、はしぐちさんのシグニチャーとも言える 真子鰈、そのエンガワ、青柳、本ミルと続き、
ゆっくり食べたくても箸が止まりません。
「シャコを、詰め山葵であえて。」グッとくる一品です。
しみじみ、はしぐちさん、本当に好きです。
「ホタテの磯辺焼き」
「鯵の薬味和え」を頂き、いつもの「始末巻き」でお鮨へ。
真子鰈 はお刺身と〆具合を変えて
赤身
閖上の赤貝
白烏賊
コハダ
悶絶の春日子。オボロをかませて
中とろ
大とろ
車海老
干瓢巻き
赤貝のヒモ巻き
玉
閖上の赤貝の香りがあまりに素晴らしく、
お隣様が追加して下さった「紐の海苔巻き」を素早く盗み、ああ幸せ♡
ご一緒様とのお話も弾みましたが、黙って味わうタイミングも一緒、お陰様で本当に気持ちよく過ごすことができました。
女将さんの体調も気になり、どうかどうか、お願いですからお元気で末永く・・・
次に伺う日が本当に楽しみです。
ごちそうさまでしたm(__)m
特別な場所
秋のはしぐちさん。
少し早く着きそうだったので、前回と同じように豊川稲荷にふらりとたちより、ことさらに季節の変化を感じました。
お陰さまで定期的に通わせて頂いて、ちょうどその時期が近づくと、
大将が目の前で擦る、あの山葵の薫りや、
最初に頂く平目や鰈の舌に感じるあの旨み
白酢の薫りや、
始末巻きの海苔の薫りでさえも、たまらなく懐かしくなります。
今回も本当に美味しかった……
伺う度に、美味しく感じる度合いが増す気さえします。
何が特に美味しかっただろう、と考えてみたら、
昆布〆の旨みは、日本人で本当に良かったと思えるな、とか、
小柱のサクサクさは、どこにもない奇跡、とか、
漬けとシャリのバランスは息をのむ、とか
酢烏賊も、鰯も、いくらも・・・・
まだまだたくさん過ぎて語りきれません。
頂いたものは、つまみから
平目
平目えんがわ
みる貝
車海老
新いくら
鯵香味あえ
かわはぎ肝あえ
つまの始末巻き
握りです。
平目昆布〆
烏賊
鮪漬け
トロ
小柱
コハダ
煮蛤
鰯
酢烏賊
雲丹
玉子握りで
干瓢巻き
今回は穏やかなお鮨フリークの皆様と4人の会。
望んだ通りの楽しい時間でした。
幸せです。
次はもう冬。楽しみに参ります。
ごちそうさまでした。
特別な場所
大切なお鮨屋さん。2月に一度ペースてお邪魔しています。
背筋が伸びて、大将に全てお任せして寛いで、
私にとっては自分自身の定点観測もできるような場所かもしれません。
この日は大好きなお鮨屋さんの大将と、富山からいらしたグルマン様とご一緒いただきました。
女将さんに案内いただき、カウンター正面で大きな大将にご挨拶。
今日こそ大人らしく、お酒スタートにしようと決めてきたのに、口からでた言葉は「ビールお願いします……」
何故なのかしら?( ̄▽ ̄;)
この日も、私たち3人の馬鹿話を穏やかに微笑みながら聞いて下さいます。
大将と女将が作り出す雰囲気は、どこのお店とも違います。
大きな手から繰り出される、
素晴らしく調和のある、完成されたお鮨を頂きながら、
極上の時間を過ごします。
この日頂いたものです。
☆つまみから
◇真子鰈 肝ポン酢
◇鰈 エンガワ
◇みる貝
◇たいら貝
◇車海老
◇蒸し鮑
◇鰺 薬味和え
◇始末巻き
☆握り
◇鰈
◇鳥貝
◇鮪 漬け
◇こはだ
◇鮪 中とろ
◇こばしら軍艦
◇煮烏賊
◇玉子 握りで
◇干瓢巻き
真子鰈の素晴らしさは、もうスペシャリテ。
車海老も3つに切る大きさでした。甘い~!
この時期の貝類も素晴らしく、
特に鳥貝はご一緒のお鮨屋さんの大将も目を輝かせて「凄い!」と仰っていました。
笑顔の大将と女将さんに見送られ、
素敵なご一緒様と、心地よい一時、幸せです。
今日も、ごちそう様でした(o^-^o)
特別な場所
私の中で「Theすし」と言えばこちらの事。
磨き抜かれた白木のカウンター、美しい道具たち。
背筋が延びるような、空気感。
人の心を見透かすような、大きな大将の眼差しと、軽妙な女将、お二人の阿吽の呼吸。
こちらのカウンターに身を置くときだけは、歳を重ねて良かったと思えます(笑)
さて、今日も大将の穏やかな声「今日はどういたしましょうか?」でスタートです。お任せでお願いいたします。
摘まみ
◇平目昆布〆
◇サヨリ 紫蘇和え
◇車海老
◇〆鯖 ガリ和え
◇ホタテ 磯部焼き
◇墨烏賊 雲丹和え
◇ワカメ ツマの残りを海苔に巻いて
握り
◇鰈
◇鮪 漬け
◇赤貝
◇こはだ
◇青柳
◇中トロ
◇小柱
◇〆鯖
◇酢烏賊(後から追加でもう1カン)
◇玉子 握りで
◇かんぴょう巻き
一つ一つの素材を、厳選なさっているのが伝わって来ます。
何を頂いても「今この時だからコレです」と。
本当に美味しい。
全てが遺漏なく素晴らしかったけれど、今回印象深かったのが海苔の薫り。不作だと伺うけれど、どうしたらこんなに薫り高く、歯応え良く準備できるのでしょう。
大きな小柱を3つきちんと並べた軍艦は、その濃厚な甘味とサクサクの歯応えに相まって、海苔の美味しさを強烈に味わえました。
大好きな酢烏賊は、ご一緒いただいた方がお代わりなさったのに便乗し、私もお代わり。
私の中では、はしぐちさん一番のスペシャリテ!
この日は愛知の博識クールなレビュアー様と、全国を駆け巡る強力姉妹様(お姉様)とご一緒頂きました。
お陰様で本当に楽しかった(o^-^o)。楽しさの余り酔ってしまってごめんなさい。(普段はもっとおとなしいです……)
今年一年を思い起こすとしたら、その象徴としてこちらがあるような気がします。
憧れのこちらに初めて伺ったのが今年の始め。以来定期的に伺うご縁を頂く事が出来ました。
大将、女将さん、ごちそうさまでした。
(回数が多くなったのでレビューは控えると思いますが)また来年も宜しくお願いいたします。
점포명 |
Hashi Guchi
|
---|---|
장르 | 스시(초밥) |
예약・문의하기 |
03-3478-3588 |
예약 가능 여부 |
예약 가능 |
주소 |
東京都港区元赤坂1-5-20 ロイヤル赤坂サルーン1F |
교통수단 |
아카사카 미츠케역(B출구)에서 도보 7분 정도. 아카사카미쓰케 역에서 456 미터 |
영업시간 |
영업시간과 휴무일은 변경될 수 있으니, 방문하기 전에 식당에 확인하시기 바랍니다. |
예산(리뷰 집계) |
¥40,000~¥49,999
|
지불 방법 |
카드 가능 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 전자 화폐 불가 |
좌석 수 |
8 Seats |
---|---|
개별룸 |
불가 |
카시키리(기간을 정하여 빌려줌) |
불가 |
금연・흡연 |
완전 금연 |
주차장 |
불가 |
공간 및 설비 |
세련된 공간,차분한 공간,카운터석 있음 |
음료 |
일본 청주(사케) 있음 |
---|---|
요리 |
생선 음식을 고집함 |
이럴 때 추천 |
많은 분이 추천하는 용도입니다. |
---|---|
위치 |
숨겨진 레스토랑 |
오픈일 |
2011.11.3 |
비고 |
카운터에서는 휴대폰 사용은 금지됩니다. 스트리트 뷰 http://hokkaido-sv.com/shop/sushi_hashiguchi |
私的な事ですが、来月、住まいの本拠地を移す事が決まり、
今月は、仲良くして下さった方々やお店へのお礼参り気分です・・・チョクチョクモドリマスガ・・・
先ず思い浮かぶのが「はしぐち」さん。
ドキドキと女将さんにご挨拶すると、あの張りの有る高音ボイスで
「まぁまぁ♪お元気ぃ?心配したのよぉ♪」と、既に、嬉しくて泣きそうなワタクシ です。
廊下を歩き、引き戸の向こうには、カウンターの中央に大きな橋口親方の立ち姿。
絵になります。
「あぁ○○さん、お元気になられて」とマスクの下の笑顔が、もう、超、超、超素敵 ♡
いつもの、「お召し上がりは、お刺身からでいいですか?」からの、「平目どおぞぉ~」
大きな手から、付け皿へ、
扇型にピタッと開く、鼈甲がかった平目の薄造りも芸術的です。
からくれない色の鮪の、美しく揃った切り口を眺めては溜め息・・・極められた技の凄みに圧倒されてばかりでした。
握りに入っても、その圧倒は続き、思わず目を閉じて味わいたくなります。
圧巻は「閖上の赤貝」
表現なんて出来ませんが、人生一番の美味しさを頂きました m(_ _)m
今回は、こちらがお初のお友達もご一緒頂きましたが、感動を共有して下さって本当に良かったです。
派手なお鮨は何一つ無い、極められた江戸前の芸術を好きになって頂けて、その方が益々好きになりました(笑)
これでもう最後かしらと思って伺いましたが、気付けば次回の予約をwww
次は初夏に、南の島から戻ってまいります。
ごちそうさまでした m(_ _)m
※ ※ ※
<つまみ>
◇ 平目・縁側
◇ 細魚の大葉和え
◇ みる貝
◇ トロ
◇ 酢〆イワシの生姜胡麻和え
◇ 車海老
◇ 始末巻き
<にぎり>
◇ 平目昆布締め
◇ 墨烏賊
◇ 鮪赤身漬け
◇ 小肌
◇ 中トロ
◇ 小柱軍艦
◇ 赤貝
◇ 煮蛤
◇ 煮烏賊
◇ 穴子
◇ 玉おぼろ握り
◇ 干瓢巻き